CASE - 事例紹介
オウンドメディアのSNS活用事例(Twitter編)
2017.07.21
戦略をもってオウンドメディアを運営すれば、見込客は自然に集まります。
大切なのは、正しいポジションの確立、そして最適なコンテンツの配信です。
TIPS - その他
オウンドメディア運営をしていると、スマートフォンなどモバイルアプリを立ち上げるべきかどうか検討中という方も多いのではないでしょうか。とはいえ、予算がかかりそうとか他のタスクが忙しいなどの理由で、つい後回しになってしまうこともよくあります。
実際にオウンドメディアの中にはアプリを提供するところも出てきていますが、実はアプリの開発運営は従来のWebサイトと違う点も意外と多く、要注意です。
そこでオウンドメディアがこれからアプリを提供する際に、あらかじめ知っておきたい7つのポイントをまとめました。オウンドメディアのモバイルアプリを検討中という方は、おさえておきましょう!
目次
オウンドメディアを使ったコンテンツマーケティングと言えば、Google検索結果の上位に表示することで新規顧客開拓につなげる狙いが一般的ではないでしょうか。一方オウンドメディアをアプリで提供する場合は、既存ユーザーが主なターゲットになります。既存ユーザーとの接点を増やし、より関係強化につなげたいときにアプリが役立つことをまずは知っておきましょう。
スマートフォンアプリなら、例えばプッシュ通知を使ってオウンドメディアの更新情報などを確実に伝えることができます。従来のWebサイトではメルマガやSNSを使って更新を伝えることが多いのですが、実はプッシュ通知はメルマガの3倍も開封率が高いと言われています。
アプリを提供するといっても、アプリでオウンドメディアと同じコンテンツが見られるだけでは利用者数は伸び悩むかもしれません。SNSの投稿もまとめて見られる、アプリ限定のコンテンツも見られるというように、アプリならではの機能を検討したいところ。
また、アプリの場合はユーザーがストアからインストールする「ひと手間」がかかります。そこで「アプリを使いたい!」と感じてもらうための、動機付けが必要。EC系アプリなら、アプリをダウンロードすると限定クーポンがもらえるという企画が一般的です。オウンドメディアでクーポンなどが難しい場合は、他のインセンティブも検討しましょう。
インセンティブとあわせて、アプリを提供していることをユーザーに伝え、促進するための広告も必要です。オウンドメディアの場合、まずはスマートフォン用画面にスマートバナーを表示して誘導するのが基本。他の媒体でも、アプリをPRできるところがないかチェックしましょう。
また、ユーザーはアプリをダウンロードする際に必ずストアを経由します。(iOSならApp Store、AndroidならGoogle Play)ストアに載せる説明文や画像もダウンロード数に影響しますので準備が必要です。
あわせてストアではユーザーの評価・レビューが掲載される点が大きな特徴。評価が低いと当然ですがダウンロードしてくれるユーザーは少なくなります。ストアの評価・レビューを定期的にチェックして、アプリの改善を図っていくことも重要です。
アプリの提供で気になるのが開発コスト。ゼロから独自に開発するスクラッチ開発(※WebサイトでいえばWordPressなどのツールを使わずCMSを独自に作るようなイメージ)になると、100万以上かかることも…アプリの場合、OSごとに開発が必要という点もコストがかさむ理由のひとつです。
さらに開発後も、OSがバージョンアップする度に修正対応などのコストがかかります。ただ最近ではパッケージになったアプリ開発ツールも多くの企業からリリースされているので、こうしたツールも検討しましょう。OSごとの開発が不要なクロスプラットフォームのものや、デザインや機能もそれなりにカスタマイズできるアプリ開発ツールもあります。
まずは自社アプリに必要な機能を洗い出し、それにあうアプリ開発ツールを探しながら初期費・運用費ともに予算感を確認しましょう。
やはりアプリの運営にかかる手間も考えておきたいところ。例えばアプリ立ち上げ時には、ストアへ申請手続きが必要となります。ガイドラインに即していないアプリの場合は、ストア側でリジェクト(却下)され、アプリが公開できないケースも。こうなると修正や再申請などでさらに時間と手間がかかります。
またアプリ提供後も、追加開発やユーザーサポートなどの対応を行う必要もあります。ある程度最初にタスクを洗い出しておき、外部に委託できるか社内で対応するかを検討しておきましょう。
なお一般的にオウンドメディアの場合、アプリとWebサイトそれぞれにコンテンツを登録するのではなく、Webサイトに上げたコンテンツをアプリ側で読み込むというスタイルが主流。こうすれば更新作業はWebサイト側だけで済むため、同じコンテンツを二重管理する必要はありません。(アプリではRSSなどを使ってコンテンツを読み込みます)
意外と多いのはアプリの提供を始めたものの、それほどアプリが必要ではなかった…というケース。当然ですがアプリ提供の目的を明確にしておきたいところ。
なお、App Store(iOS)やGoogle Play(Android)のストアからダウンロードする、いわゆるスマートフォンアプリを「ネイティブアプリ」と呼びますが、実は今ネイティブアプリ以外にも、Webサイト上で動く「Webアプリ」を採用している企業もあります。
HTML5とJavascriptがベースで作成されるWebアプリは、Webサイト上で動くためストア経由のダウンロードが不要で開発しやすいというメリットがあります。一方でWebアプリはネイティブアプリと比べて、スマートフォンの端末機能(GPSやセンサー)を使ったものは作りづらい(制限がある)というデメリットも。
オウンドメディアの場合コンテンツ閲覧がメインというアプリも多いため、本当にネイティブアプリが必要かどうか事前に検討しておく必要があります。
Webサイトとともに、スマートフォンアプリについても流行りアクセス解析はPDCAを回す場合に不可欠。特にWebサイトの運営に慣れていると、かえってアプリ画面設計でユーザビリティがイマイチということもあります。オウンドメディアでもよく使われるGoogle Analyticsは、アプリ用にモバイル版も用意されています。もしアプリ開発ツールを使っている場合、ツール側がGoogle Analyticsに対応していれば設定も簡単にできます。
スマートフォンのアプリがあればプッシュ通知などを使って従来以上に既存ユーザーとの接点を増やせますし、その結果PVやコンバージョンなどの数字を向上させることも期待できます。一方で、アプリ開発にはコストや手間がかかるため、それなりのハードルがあるのも事実。最初に目的や求める結果、本当にアプリで実装したい機能などを整理したうえで進めたいところです。
現在はPCよりもスマートフォンでWebサイトを見る人の方が多い時代。かつてはこうした傾向は若年層だけとも言われていましたが、最近では30~40代位の年代においても、PCよりもスマートフォンをメインで使っている人が多いというデータもあります。年代に関係なくモバイルアプリ対応の検討は一度しておくべきと言えそうです。
もしアプリ開発を進める場合は、アプリ開発ツール選びが重要なポイントとなってきます。最近では日本語対応しているアプリ開発ツールも増えていますので、一通りデモやお試し利用を通じて、使い勝手をチェックしておくことをおすすめします。
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