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オウンドメディアの表示速度はSEOに影響する?遅い・重い時の対策

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オウンドメディアの表示速度がSEOに影響!遅い・重い時の対策とは

オウンドメディアの運営をしばらく続けていると、気になるのが表示速度。コンテンツが増えてきてアクセス数も伸びてくると、「表示が遅い・重い」という表示速度の課題にオウンドメディアが直面するようです。

オウンドメディアの場合、コンテンツ制作がメインで表示速度の対応は後回しになりがち。ところが最近では表示速度はSEOにも影響するため、オウンドメディアにとっても無視できない要素になってきました。

運用してから数年経過しているオウンドメディアは、気づかないうちに表示速度が遅い・重いということもありますので要注意です!

オウンドメディアの表示速度は、直帰率に影響する

表示速度が遅いオウンドメディアは、まずユーザビリティが悪くなるという大きな問題があります。Webページの表示速度が2秒遅いだけで、直帰率が50%も下がってしまうという報告も(※)。

※参考情報:「サイト表示が2秒遅いだけで直帰率は50%増加!」(Web担Forum)

オウンドメディアのSEOにも表示速度が影響する?

表示速度の影響は、実は直帰率だけではありません。最近ではSEOにも影響するようになりました。Googleでは、2018年1月に「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します」と公式ブログで発表しました。つまり表示速度が遅いと、モバイルSEOにおいてマイナスの影響が出てしまいます

もし表示速度の対策を何もしていないというオウンドメディアは、早急な対応が必要です!

Googleの無料ツールを活用してオウンドメディアの表示速度をチェック

まずは、オウンドメディアの表示速度が現在どの程度かチェックするところがスタートです。ただし表示速度は通信やデバイスによって大きく変わるため、客観的なデータが欲しいところ。そこで表示速度をチェックできるツールを活用しましょう。

定番の表示速度チェックツールと言えばGoogleの「PageSpeed Insights」

表示速度をチェックできるツールとして定番なのが、無料で使えるGoogleの「PageSpeed Insights」です。

ただし実際に調べてみると…2018年2月の時点では、速度の項目が「Unavailable(測定不可)」と出てしまうケースが多いようです。

「Unavailable(測定不可)」という結果になってしまうのは、実はGoogleが2018年1月からベースとなるデータの内容を見直したため。(※2)

yahoo.co.jpなどのメジャーなサイトは速度が計測できるようですが、それ以外の一般的なサイトはほぼ測定不可という結果になってしまっています。(今後Google側のデータが蓄積されれば、状況は変わるかもしれません)

「PageSpeed Insights」では速度の数値は表示されないものの、もうひとつの評価「最適化」については数値が表示されます。改善すべきポイントも表示されますので、定期的にチェックしておきましょう。

※参考情報:「PageSpeed Insights にリアルワールドデータを導入しました」(Googleウェブマスター向け公式ブログ)

「PageSpeed Insights」に似たサービスで、同じく無料で使える「GTmetrix」を使う方法もあります。英語版のみですが、スピードの数値化や項目ごとの評価など表示速度に関する情報をチェックすることができます。

PageSpeed Insights

GTmetrix 

モバイルに特化した表示速度チェックツール「Test My Site」

「Test My Site」は2017年6月にGoogleが提供開始した新しいツール。やはり無料で利用できます。

「PageSpeed Insights」との大きな違いが、「Test My Site」がモバイルに特化している点。サイトドメインを入力すると、サイトを表示するまでの秒数(携帯電話の3G環境を想定)と、推定される離脱率も表示されます。「PageSpeed Insights」はどちらかというと開発者向けですが、「Test My Site」はわかりやすく結果が表示されるため、オウンドメディア担当者向きと言えます。

こちらも具体的な改善ポイントを表示してくれるほか、結果をメールで送る機能もあります。関係者で共有する際に役立つのではないでしょうか。

日本では3G環境は最近少なくなりましたが、やはりスマートフォンのほうがPCより通信環境に制限があります。モバイルの方がより表示速度を意識する必要がありますので、「Test My Site」をぜひ活用しましょう!

Test My Site

オウンドメディアの表示速度改善につながる3つのポイント

「PageSpeed Insights」や「Test My Site」などのツールでチェックすれば、改善すべきポイントはある程度把握できます。とはいえ、細かなHTMLやJavascriptの修正をオウンドメディア担当者が行うのは現実的ではありません。

オウンドメディアに共通して、根本的な原因になりやすい3つのポイントをおさえておきましょう。

(1)画像ファイルサイズを小さくする

ページの表示速度に大きな影響があるのが、画像ファイル。画像ファイルが重たいと、どうしてもページ全体の読み込みが遅くなります。

特に社内のメンバーで記事を投稿する体制では要注意。意図せず大きなサイズの画像をアップしてしまうケースもあります。ルールを設けるなどの対策をしておきましょう

WordPressを使っているなら、自動的にファイルサイズを圧縮するプラグインを利用す方法もあります。運用しやすさも考慮しましょう。

(2)WordPressを使っているなら、キャッシュプラグインを検討する

WordPressなどのCMSでは、データベースにある様々な情報を組み合わせて動的にページを表示しています。そのためどうしても静的なHTMLのページと比べて、表示速度が遅くなります。

そこで、一時的に静的なファイルをキャッシュとしてサーバに保存する、という解決策も有効。WordPressでは「W3 Total Cach」など、いくつかのキャッシュプラグインが利用できます。

ただしキャッシュプラグインにはデメリットもあります。「サーバ環境によってうまく動作しない」「設定が難しい」「ページの修正がすぐに反映されない」といった課題もありますので、開発会社とまずは相談。ただキャッシュを導入すれば、表示速度は大幅な改善につながる可能性は高いです。

また、プラグインの入れすぎにも注意。かえってWordPress自体の動きが遅くなり、表示速度も遅くしてしまうこともあります。プラグイン導入は慎重に進めましょう。

(3)契約しているレンタルサーバの見直し

オウンドメディア立ち上げ時には、予算の問題もあって低価格のサーバでスタートするケースも多いのではないでしょうか?(他の用途で使っているサーバの一部を間借りすることもありますよね)

低価格でも優れたサーバは増えていますが、どうしてもスペックや通信速度に制限があります。当初のオウンドメディアから規模が大きくなっているときは、サーバ自体を見直すタイミングかもしれません。

また、他のメディアやSNSなどに取り上げられると、一時的にオウンドメディアへのアクセスが集中することがあります。こうなると、やはりサーバのスペックが大きく影響します。

オウンドメディアを立ち上げてから3年以上経過しているようでしたら、一度上位プランや他社のサービスも含めて、広く検討してみることをおすすめします。数年前と比べて価格体系も大幅に変わっている可能性もあります。

まとめ

Googleも重視している表示速度。オウンドメディアではSEOは重要な流入経路なので、今後ますます表示速度への注意が必要になってくるはずです。

限られた予算とリソースのなかでどうしても表示速度への対策が遅れてしまうことも。こんなときは今回紹介したツールを使ってまずは客観的に数値化し、他のオウンドメディアと比較してみるのも一つの方法。社内に問題提起しやすくなります。

表示速度を改善する流れとしては、まず社内でできる画像サイズへの対応を行い、その上でキャッシュやサーバなどより根本的な問題をクリアにしていきましょう。やはりここでも開発会社・制作会社との協力体制が不可欠です。