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オウンドメディアに必須な校閲、誰でもできるコツとは?

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初心者でもできる!オウンドメディアのライティングを校閲するコツ

オウンドメディア担当者が意外と手間取るのが、ライティングを依頼したあとの校閲作業。「校閲のノウハウがないので、どこまでチェックしていいかわからない」「校閲のやりとりに時間がかかりすぎる」「校閲のことで外部ライターとトラブルになってしまった」という経験を持つオウンドメディア担当者の方も多いようです。

校閲とは、ライティングを外部ライターや社内の方へ依頼した場合のいわゆるチェック業務。オウンドメディアを担当している方は、校閲スキルを学ぶ機会は少ないですよね。他にも多くのタスクがあり、じっくり取り組む時間もないというのが現実ではないでしょうか。

かといって外部に校閲作業を依頼するというのも、予算と時間がかかるので難しいところ。そこで今回は、初心者でもできる、オウンドメディアのライティングを依頼したときの校閲作業の基本をまとめました!

校正と校閲の違いは、「チェックする内容」

原稿チェック作業を「校閲」「校正」どちらで言うのが正しいかよくわからない…という方も多いかもしれません。実は、厳密には校正と校閲は意味が違います。基本的な2つの違いをおさえておきましょう。

・校正

制作進行上のミスをチェックすること。例えば書籍や雑誌などの制作過程にて手書きのものと印刷したものを比較し、ずれがないかをチェックするのは校正作業です。

オウンドメディアの場合は、ライティングしたときの初稿と、最終的にサイトにアップしたものをチェックするのが校正にあたります。また、誤字脱字などのミスをチェックするときにも校正と呼ぶことがあります。

・校閲

ひとことでいうと、原稿の内容に関するチェックが校閲。意味が通っている文章か、事実と反する内容になっていないか、といった点を中心に指摘します。

校閲で重要なのが、ライティングした人とは別の人が客観的にチェックするということ。オウンドメディアの場合はターゲットを明確にしているケースが多いと思いますが、ターゲット(つまり読者)の目線で原稿をチェックするのがポイントです。原稿の中にデータなどが掲載されていれば事実に基づいているか確認する、という作業も校閲に含まれます。

オウンドメディアの原稿を校閲するポイント

優秀なライターにライティングを依頼しても、やはり第三者の校閲は欠かせません。どうしてもライティングしている本人は思い込みで書いてしまうこともありますし、読者目線で読むと伝わりづらいところも出てきます。

とはいえ担当者としては他の業務もありなるべく効率的に校閲したいところ。誤字脱字のチェックはもちろんすべきですが、それ以外にオウンドメディア担当者がまずおさえておきたい校閲ポイントをまとめました。

・ユーザビリティ

文章が矛盾せず筋が通っているかという点も重要ですが、読みやすさもある程度考慮したいところです。例えば1つの文章が長すぎると、Webの場合は特に読者が読みづらくなります。なるべく1文を短くできないか、箇条書きにできないかといった点をチェックしましょう。

もちろん、読みやすければオウンドメディアの効果が上がるというわけではありません。あくまで目的やテーマにマッチした内容かどうかを見た上で、読みやすさもあわせて確認しましょう。

また、ターゲットにあわせた内容になっているかいう点もオウンドメディアには外せないポイントです。ターゲットが一般ユーザ―なのに専門用語ばかりの原稿はNGです!

・SEOキーワード

オウンドメディアの場合、原稿にしっかりSEO効果につながるキーワードが含まれているかも確認すべきポイントです。あらかじめ指定している場合はもちろんですが、指定がない時でもタイトルや見出しなどにふさわしいキーワードが入っているか確認しましょう。

・重複コンテンツ

オウンドメディアで多くの記事を載せていると、どうしても過去の記事と似たテーマの原稿が出てきてしまうことがあります。重複コンテンツはGoogle側の評価が下がってしまうので避けたいところ。過去記事と重複しすぎていないか確認しましょう

・ライターの主観

ライティングしている人の主観が原稿に入ってしまうことはよくあります。個人の署名入りの記事であれば問題ないこともありますし、コラムのようにライターの個性をあえて出す場合もあります。

ただし差別的・批判的な内容がないかといった点はおさえておくべきです。問題のあるライティングによってトラブルになると、オウンドメディア全体のイメージダウンにつながるリスクがあります。

・信頼性

情報メディアとして信頼性を保つことも、オウンドメディアは欠かせません!原稿内で紹介したデータなどが、きちんと裏付けがあるかどうかチェックしましょう

原稿を納品してもらうときのフォーマットをあらかじめ決めておき、原稿とあわせて出典情報や参考サイトなどもあわせて提出してもらう方法も有効です。

・公開時期

意外と見落としがちなのが、コンテンツの公開時期と内容がずれていないかという点。例えばイベント情報を紹介したものの、コンテンツが公開される時点ではすでにイベントは終了していることも。公開タイミングを想定しつつ、校閲しましょう

オウンドメディア向けにライティングされた原稿の校閲方法

客観的に読んで校閲するには、原稿データをプリントアウトしてみるのも一つの方法。画面で見るよりも俯瞰してチェックできるメリットがあります。また、1回校閲したものをアップする直前に再度確認するという手段もあります。

ただし何度も校閲を繰り返すと、ライターとのやり取りが増えますし校閲する側も負担になります。多くても校閲は2回程度がおすすめです。

また、1人で校閲するよりも複数のメンバーで校閲したほうが精度は上がります。ただし複数で校閲する体制を組めない場合もありますよね。こんなときは例えば社内でターゲットに近い属性の人をつかまえて目を通してもらうなど、できる範囲で検討してみましょう。

情報の正確性を保つためには、できるだけ政府や自治体などの情報源でチェックするのがコツ。意外と元の情報源にたどるのは手間がかかりますが、オウンドメディアの信頼性に関わることなのでここは重視したいところ。

なお医療や法律などに関連したライティングでは、専門知識をもつ人に校閲してもらう必要があります。(専門家への依頼が難しい場合は、内容そのものを見直したほうが安全です)

校閲時のライターとスムーズにやり取りをするコツ

校閲では、基本的にライティングを依頼したライターとのやり取りが発生します。発注を受けた仕事とはいえ、ライターにも自分の文章にプライドがあります!スムーズに校閲を進めるためには2つのコツがあります。

1) 校閲、修正期間を含めたスケジュールを作成する

原稿作成から公開までのスケジュールを組む時に、意外と初心者のオウンドメディア担当者の方は校閲・修正期間を見込んでいないケースがあります。いきなり〇日に公開したいからすぐに修正してください!とライターに依頼しても、都合がつかないこともあります。あらかじめ校閲・修正がある前提でスケジュールを組んでおきましょう。

2) 校閲したときは必ずフィードバックをする

ある程度進行に慣れてくると、「校閲も修正ライティングも自分で全部で対応したほうが早い」と考える担当者が結構います。確かにやり取りの手間は省けますが、長期的な視点で考えると以下の点でNGです。

・担当者が修正した場合、最終的な責任の所在が不明確になる
・自分の原稿を勝手に修正されることを嫌うライターもいる

やはり校閲後に一旦ライターへフィードバックをして、ライター側で修正してもらうのが理想的です。特に継続してライティングを依頼する方には、同じ指摘を繰り返さないためにも校閲の意図を理解してもらうことが重要。そのためにもフィードバックは必須です!

まとめ

オウンドメディアで質の高いコンテンツを継続して増やしていくためには、校閲は不可欠。情報の正確性や読みやすさはもちろん読者のためですが、SEOにも影響します。誤りが多かったり、日本語として表現がおかしかったりするコンテンツは、Googleの評価に関係する可能性があります

ミスをチェックする校正作業は自動化できるツールもありますが、内容に関わる校閲作業はいまのところ人によるチェックが必要。はじめのうちは慣れないと時間がかかるかもしれませんが、今回ご紹介したポイントを参考に効率的な校閲作業を目指しましょう!

オウンドメディアのライティングについては、以下の記事でもご紹介しています。

・「オウンドメディアの効果を最大限にするライターの育て方

・「オウンドメディアの記事ライティングで著作権トラブルを避ける方法

・「ライティングが苦手でもできる、オウンドメディア記事の書き方