CASE - 事例紹介
オウンドメディアのSNS活用事例(Twitter編)
2017.07.21
戦略をもってオウンドメディアを運営すれば、見込客は自然に集まります。
大切なのは、正しいポジションの確立、そして最適なコンテンツの配信です。
SEO - SEO対策
SEOで今話題となっているのが、Googleアルゴリズムの「モバイルファースト」という方針。オウンドメディアを運営している方にとっても、SEO対策に今後影響が出る可能性があります。
モバイルファーストとは一言でいえば、「PCではなくスマートフォンなどモバイル端末で見えるページ内容をもとに、Googleがページを評価する」というものです。
「モバイルファーストというワードは聞いたことがあるけれど、いまいちよくわからない」という方は、要注意です。スマートフォンでの検索が主流となりつつある中、今後もこのモバイルファーストという流れが加速していくのは間違いないですよね。オウンドメディアの集客方法はSEOがメイン、というところはモバイルファーストインデックスの動向をしっかりおさえておく必要があります。
そこでこの機会に、モバイルファーストの基本的なことやオウンドメディアがSEOとしてやっておきたいポイントついてチェックしておきましょう!
目次
実は以前から、Googleアルゴリズムのアップデートでは度々モバイル重視という方向性が出ていました。例えば2015年4月にGoogleウェブマスター向け公式ブログにアップされた「モバイル フレンドリー アップデートを開始します」という記事。この時点では、「モバイル端末で検索したときに、モバイル向けページの評価を優先して検索順位を決める」というスタンスでした。
この「モバイルフレンドリー」はあくまでモバイル端末でGoogle検索したときの話。そのためPCで検索するケースは大きな影響はありませんでした。ところが2016年11月には、さらに踏み込んだ内容を打ち出しています。
2016年11月のウェブマスター向け公式ブログ公式ブログ「モバイル ファースト インデックスに向けて」では、モバイルファーストインデックス(MFI)として将来的にはGoogleアルゴリズム全体でモバイル向けページをメインにして評価する方向に移るとのことです。
つまりPCで検索してもスマートフォンで検索しても、検索順位に影響するのはモバイルページが優先されることになります。
ただし1つ注意したいのは、2017年9月時点ではまだ正式にGoogleはモバイルファーストインデックスを導入した、という発表をしていないという点。巷では2018年頃導入か?という予測も飛び交っています。(あくまでも予測)
モバイルフレンドリーとモバイルファーストインデックスはちょっとややこしいのですが、おおまかに整理すると下記のようになります。
モバイルファーストインデックスをGoogleが導入するのは、やはりモバイルで検索する人が多い、という理由ではないでしょうか。
ある記事によると、2015年時点ですでに半分以上がモバイルからの検索になっているそうです。もちろん、現在(2017年)はもっとその割合は増えているはずです。
Google Performance Summitでは、検索の半分以上がスマートフォンからということにも言及があった。これはすでに明らかになっている情報だ。日本では、2015年6月の時点ですでに半数を超えていたし、2015年10月までには世界規模で半分を超えていた。
出典:「ウィキペディアなど権威サイトにリンクを張るとSEO効果アリ!? そんなバカな などSEO記事まとめ10+2本」(Web担当者フォーラム)
基本的にCMSを使っていてスマートフォンなどのモバイル端末用に画面最適化ができているオウンドメディアなら、大きな問題はありません。WordPressなどのCMSは、たいていレスポンシブ対応(※)しているテンプレートが多いですよね。これなら、モバイル端末の画面サイズごとに、自動的に表示を最適化してくれます。
CMSを使わず、PC版とモバイル版で別のページを用意しているところもありますが、こちらもGoogle側がモバイル版ページもクロールできるよう設定しておけばOK。ただし今後のことを考えるとCMSを導入したほうが運用しやすいので、この機会に検討したいところです。
※レスポンシブ対応とは
端末の画面サイズによりCSSなどでデザイン・レイアウトが自動的に調整して表示すること。WordPressのテンプレートの場合、無料のものでもほとんどがレスポンシブ対応。
もしWordpressなどのCMSを使っていない(モバイル版とPC版で別ページを設けている)、もしくはCMSを使っていてもレスポンシブ対応ではないテンプレート、というときは要注意。できるだけ早くCMS導入、テンプレート見直しなどを検討しましょう。
CMSでレスポンシブ対応ができていればOKとはいえ、スマートフォンの画面でボタンがタップしづらいといった事態は避けたいところです。
以下のようなケースは、対応しておきましょう!
SEOとしても対策しておくべきですし、ユーザービリティの向上にもつながります。ぜひ該当するところは早めに対応しておきましょう。
なお、テンプレートに関する修正は専門の制作会社へ委託する方が安全です。(無理にテンプレートのHTMLソースを修正すると、大きな影響が出てしまいます)
オウンドメディアの場合サイト全体で確認した後、コンテンツも頻繁に増えていきます。テンプレートを都度見直すことも多いですよね。定期的に対応できているか、チェックしておきたいところです。役立つツールやサイトを3つご紹介します。
Googleではモバイルフレンドリーかどうかチェックできるツール「モバイル フレンドリー テスト」を提供しています。無料で利用できるので、時間があるときにチェックしておくことをおすすめします。
使い方は簡単。調べたいオウンドメディアのURLを入力して「分析」ボタンをクリックするだけです。モバイルに対応できていない項目も、わかるようになっています。
Googleでは「モバイルSEOの概要」というページで、基本的なことを解説しています。こちらもオウンドメディア担当者の方は、一読しておくことをおすすめします。
更新頻度の多いオウンドメディアでは、投稿記事を追加するたびにいちいちモバイル端末でページの見え方を確認するのは面倒ですよね。こんなときは、WordPressの「モバイルプレビュー」プラグインを入れておくと、投稿画面でスマートフォンでの見え方をチェックできるので便利です。
モバイルファーストインデックスは、Googleのアルゴリズムアップデートとしては大きな変更です。とはいえまだ導入されていないということと、CMSでモバイル対応できていれば基本的にOK。「急にSEO効果が下がるのでは?」という心配をしすぎる必要はありません。
ただしモバイル経由で検索される機会は増えています。オウンドメディアのターゲットに関係なく、今後はモバイルでのアクセスをベースに、コンテンツや画面表示、SEO対策について検討する必要があります!
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