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大企業に負けない、中小企業のオウンドメディア活用法

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中小企業の担当者必見!大企業に負けないオウンドメディア活用方法

さまざまな中小企業がオウンドメディアを立ち上げるものの、うまくいかないケースも多いようです。こんなときは、中小企業だからこそできるオウンドメディア活用方法をあらためてチェックしてみてはいかがでしょうか?

確かに中小企業は予算や人員が限られていることが多いですし、メディア運営に慣れていないという課題もあります。でも中小企業ならではの強みを生かして、他社にはないオリジナルコンテンツを増やしたり、独自のスタンスでSNSを活用して集客につなげたりという事例も出てきています!

そこで今回は中小企業にフォーカスして、オウンドメディアの活用方法をまとめました。

中小企業にとってオウンドメディアを活用するメリットを知っておく

まずは中小企業にとってオウンドメディアを運営するメリットを知っておきたいところ。メリットをうまく生かすことで、成果につながります!オウンドメディアのメリットを、中小企業の方向けに3つのポイントでご紹介します。

(1)オウンドメディアをフックに新規ユーザーを開拓できる

中小企業の場合、たいてい少人数でマーケティングや営業活動をしていく必要があります。こうした体制で新しい販路や見込み客を見つけるのは、なかなか難しいケースも多いのではないでしょうか。

でもオウンドメディアをうまく活用できれば、従来のチャネルとは違うユーザーへリーチできます。

  • オウンドメディアを通じて、全国エリアにいる見込み客へリーチできる可能性がある
  • サービスや商品に、将来関心を持ってもらえるような見込み客へリーチできる

(2)オウンドメディアのコンテンツを通じて、企業やサービスの知名度アップできる

大企業のような知名度を持たない中小企業でも、オウンドメディアをうまく活用できれば全国規模で企業やサービスの認知度をアップできます!

またオウンドメディアの場合、マスメディアへの広告出稿するほど予算がないという中小企業にも向いています。時間はかかりますが検索エンジンやSNSを駆使してじわじわと話題になっていけば、コストをおさえつつ知名度アップにつなげることが可能です。

(3)オウンドメディアで取得したデータをもとに、マーケティングスキルを向上できる

オウンドメディアでは、さまざまなマーケティングに役立つデータを取得できるのも大きなメリット。(コストもかかりません)

オウンドメディアへアクセスしているユーザーについて、属性や関心を持つポイントなどを分析できます。こうした分析を繰り返していくことで、社内のマーケティングスキルアップにつながります。

中小企業では様々な事情により、「自社に顧客データはあるけれど、しっかり分析できていない…」という悩みも多いようです。オウンドメディアのアクセス解析はツールを使えば比較的簡単にできるのも便利なポイントです。(社内で対応が難しい場合は、外部への委託もできます)

(参考)3つのメリットとともに、デメリットについて過去の記事で詳しくご紹介しています。
「オウンドメディア構築前に知りたいメリットとデメリット」

中小企業がオウンドメディア活用するための戦略とは?

中小企業では「なんとなくトップダウンでオウンドメディアを立ち上げることになったけれど、実際やってみるとうまくいかなかった…」というケースもありがちです。(競合他社がオウンドメディアを立ち上げたのを知って、あわてて準備したという話も聞きます)

成功している中小企業のオウンドメディアを見ると、ポイントは企業のターゲットや目的にあわせた戦略があるか?という点のようです。

そこでオウンドメディアを活用するために、中小企業が取りたい戦略を2つのポイントにまとめました。

(1) 他社との差別化を図り、ブランディングを意識する

オウンドメディアはあくまで「メディア」のため、ある程度まとまった情報量を載せておく必要があります。

とはいえ一般的な情報ばかりを載せても、大企業が運営するオウンドメディアに勝つのは難しいのが現実。そこで、あえてジャンルやターゲットを絞り込む戦略で成功している中小企業もあります

例えば、経理系オウンドメディアとして紹介した株式会社ラクスの「経理プラス」。このオウンドメディアは、ターゲットを「中小企業の経理担当者」に絞り込んでいます。こうして他社との差別化を図っています。

社内で持っている情報をうまく使えば、他社との差別化につながるオリジナルコンテンツが設けられます。実際に「経理プラス」でも、中小企業の経理担当向けにノウハウを提供するホワイトペーパーを提供しています。

(参考)経理系オウンドメディアは別記事で他の事例も紹介しています。
「経理系オウンドメディア4事例でわかる!コンバージョン誘導術」

(2) 広告コストはおさえつつ、集客のためにコンテンツSEOとSNSを活用

オウンドメディアのメリットは、大規模な広告よりも比較的コストを抑えられる点。とはいえコンテンツを増やしていくだけでは、集客につながりません!そこで多くの中小企業がオウンドメディアを集客するために重視しているのが、「コンテンツSEO」と「SNS」の2つ

どちらも効果が出るまでに時間がかかりますが、質の高いユーザーを集客できる方法。中小企業としては、必ずチェックしておきたい集客策です。

※コンテンツSEOとは
質の高いコンテンツをもとにSEOを強化する手法のこと。上位を狙う検索キーワードをある程度決めておき、関連するコンテンツを増やしていくのが一般的です。

(参考)コンテンツSEOとSNSを使った集客方法・中小企業の事例については、別記事で詳しく紹介しています。
・「オウンドメディアがコンテンツSEOに取り組むメリットとは?
・「SNSでオウンドメディアへ集客する方法、成功事例に学ぶコツ

事例にみる、中小企業のオウンドメディア活用方法とは?

中小企業のオウンドメディア活用方法を知るには、やはり他社の成功事例を参考にしたいところ。(もちろん企業ごとに事情が違うので、そのままマネしてもうまく行くとは限りませんが)

実際に試行錯誤しながら、オウンドメディアを活用して知名度アップなどに成功している中小企業もあります!

例えば金融系オウンドメディアの事例で紹介した「ARUHIマガジン」。運営するARUHI社は、実は住宅ローン専門の金融機関です。

住宅ローンや住宅購入にまつわるコンテンツがメインですが、特徴は他のメディアへのコンテンツ提供に積極的な姿勢。複数の他メディアでコンテンツを載せることで、企業名の認知度向上を目指す戦略をとっているようです。

(参考)金融系オウンドメディアは別記事で他の事例も紹介しています。
・「金融系オウンドメディア事例が急増!証券・保険業界の参入理由とは?

また、コンテンツSEOで成功した事例として有名なのが、医療系オウンドメディアの事例でご紹介した「歯医者が教える歯のブログ」。横浜市にある個人経営のクリニックが運営しているオウンドメディアですが、なんと月間500万PVを達成した実績があります。

このオウンドメディア最大の特徴は、コンテンツSEOに強い点。歯科医としての専門性だけではなく、読者のニーズを研究してタイトルやコンテンツに反映しています。運営元のクリニックでは、外部コンサルティング会社からSEOのアドバイスを受けているそうです。

中小企業の場合は特に単独でオウンドメディアの運営やプロモーションをしていくのは厳しいケースも多いですよね。信頼できるパートナーと組むことも、成功の秘訣かもしれません。

まとめ

中小企業がついやりがちなのが、大企業のオウンドメディア成功事例をもとにしてしまうケース。成功している中小企業のオウンドメディアを見ると、中小企業ならではの活用方法を考えていくことが重要なようです。

これからオウンドメディアを立ち上げる予定、現在運営しているものの成果がいまいちという中小企業の方は、ぜひ今回ご紹介した3つのポイントをチェックしてみてください!

  1. オウンドメディアならではのメリットを把握する
  2. 自社の強みを生かした戦略を立てる
  3. 他社の成功事例を参考にする

なお別記事では中小企業がオウンドメディアで失敗しがちなポイントについて、解説しています。
・「中小企業のオウンドメディアが失敗する3つの理由