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オウンドメディアの効果を最大限にするライターの育て方

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オウンドメディアの効果を最大限にする、ライターの育て方

せっかくオウンドメディア向けに採用したライターでも、「想定していた記事と違う」「こちらの意図と違う」という事態になった経験はありませんか?オウンドメディアにとって最適な記事を書いてもらうためには、実はライターの育て方も重要なポイントです。

オウンドメディアの人気が高まっている現在、高品質なコンテンツが書ける優秀なライターの確保は徐々に難しくなってきています。そこで新規のライターを探すだけではなく「ライターを育てる」必要が出てきます。

外部ライターだけではなく、社員や知人に記事を頼みたいというときもライターの育て方ノウハウを知っておくと役立ちます!そこで今回は、オウンドメディア運営に必要なライターの育て方として、5つのテクニックを紹介します。

ライターの育て方(1)オウンドメディアの目的やターゲットなどの情報をオープンにする

意外と見落としがちなのが、オウンドメディア全体の目的やターゲットがしっかりライターと共有できていないというケース。根本となる部分の意識が共通していないとコミュニケーションもうまく進みません。ライターの育て方としてはまず着手しておきたいポイントと言えます。

わかりやすくオウンドメディアの目的、求める効果、ターゲットなどの基本的な情報はドキュメントにしておくと、多くのライターと共有しやすいのでおすすめです。参考にしたい他社のオウンドメディアを載せる際は、サイト名だけではなく具体的にどういう点が参考になるかまとめたほうがわかりやすくなります。

また、可能な範囲でオウンドメディアの課題や運営企業としての課題もライターへオープンにしておきたいところ。ライティングの際に考慮してくれる可能性が高くなります。

例えば「オウンドメディア自体のアクセス数が月間〇〇PVで伸び悩んでいる」「競合他社のほうがコンテンツ量・質ともに多い」など、社外に出すのは難しいかもしれませんが検討してみましょう。

ライターの育て方(2)レギュレーションやフォーマットを決めておく

複数のライターの方へ記事ライティングを依頼すると、ライターのスキルによってクオリティがバラバラになってしまうということはありませんか?

こうした事態を避けるためにも、オウンドメディアにあわせてコンテンツのレギュレーションやフォーマットをある程度まとめておきましょう

あるオウンドメディアでは、基本的に1つのコンテンツに以下の要素を含めるよう、フォーマットを決めています。

オウンドメディアコンテンツのフォーマット例

(指定したキーワードに対して、以下の情報を含める)

  1. 意味、定義
  2. 仕組みの説明
  3. メリット・デメリット
  4. 類似ワードとの違い
  5. 事例
  6. 今後の展望

以前の記事「ライティングが苦手でもできる、オウンドメディア記事の書き方」はライター以外の方向けのものですが、構成案の作り方など基本的なライティング法ももちろんライターの育て方のひとつと言えます。特に社員などライター専業ではない方に依頼するときに役立ちます!ぜひまとめておくことをおすすめします。

ライターの育て方(3)オウンドメディアの効果を共有する

継続してライティングをお願いしている場合、ライターとしても自分の制作したコンテンツがどんな効果を生んでいるか気になるのではないでしょうか?そこでオウンドメディアの効果測定をフィードバックするというのも、ライターの育て方として有効です。

あるオウンドメディアの運営では、毎週契約中ライター向けにメールを一斉配信しています。メールでは、前週に特にアクセスが多かった記事や検索結果に上位表示された記事とともにその記事を書いたライターも紹介しています。

こうしたオウンドメディアの結果をライターの方々と共有する方法は、2つのメリットがあります。

  • 効果が出ているコンテンツを参考にすれば、ライターのスキルアップにつながる
  • 他のライターが効果を出していることがわかるので、モチベーションアップにつながる

複数ライターに依頼しているオウンドメディアでは、特に参考になるライターの育て方ではないでしょうか?

なお、ライターのモチベーションをさらに上げるため、PVやSNSのシェア数に応じてインセンティブを設けているオウンドメディアもあります。ただしこの方法は管理が大変ですし、一旦導入するとやめるのが難しくなります。慎重に考えたほうがよいでしょう。

ライターの育て方(4)ベテランライターとのやりとりを公開して、勉強してもらう

あるWebコンテンツの編集プロダクションでは、ベテランライターを活用した育て方を実践しています。長期継続のライティング案件にて、まずはベテランライターが担当。サイボウズなどのツールを通じてクライアントやディレクターとやりとりをする様子を、新人ライターにもチェックしてもらいます。

新人ライターはベテランライターのライティング過程や他のメンバーとのやりとりがすべてチェックできます。ある程度情報共有できたら、その案件を新人ライターが担当するという流れです。

全てのオウンドメディアで同じような育て方ができるわけではありませんが…優秀なライターの方とすでに契約中であれば、追加フィーを支払ってライターの教育に参加してもらうというのも一つの方法です。

ライターの育て方(5)オウンドメディアやSEOに関する最新情報をシェアする

オウンドメディアの効果をシェアするというライターの育て方をご紹介しましたが、他にもさまざまな情報をシェアしてライターのスキルアップにつなげる方法もあります。

ライターと共有しておく情報(例)

  • オウンドメディアのテーマに関する業界情報
  • Googleアルゴリズム変動などのSEOに関するニュース
  • ライティングに役立つツール・グループウェアの使い方に関する情報

こうした情報は一般にオープンしても問題ないものばかりです。比較的外部ライターへシェアしやすいのではないでしょうか。

もちろん外部ライターの育て方としてここまで情報を提供する必要があるか、という議論はあるかもしれません。ただしオウンドメディア担当者が日々の業務の中で調べたことをメールで送る程度であれば、それほど業務負荷は増えないのではないでしょうか。

また、普段からライターとこうしたコミュニケーションがとれていれば、コンテンツ制作時のやり取りの際にも有効です。従来と比べてやりとりの工数が少なく済む、というメリットも生まれます。

まとめ

オウンドメディアのコンテンツは、ライターのスキル次第ともいえます。コンテンツのクオリティが最も重要ですが、ライティングの進め方やSEOの知識、納品までのスピードなど…ライターの方に必要なスキルは実はたくさんあります。

今回ライターの育て方として5つの方法をご紹介しましたが、できるだけオウンドメディア運営側が持っている情報をオープンにするのがポイント。多少の手間はかかりますがうまくライターのスキルアップができれば、オウンドメディア全体の効果アップ、運用効率化にもつながります。それなりのリターンはあるはずです!

オウンドメディアは長期運用が基本ですよね。できれば同じライターの方と長期的に付き合っていきたいところです。ぜひ長く付き合いたいと思うライターの方に対しては、最適なフォローができるようなライターの育て方を検討してみてはいかがでしょうか?

オウンドメディアのライターについては以下の記事でも解説しています。

・「ツテがないオウンドメディア担当者でもできるライターの集め方

・「自社のオウンドメディアにぴったりなライターの採用基準とは