CASE - 事例紹介
オウンドメディアのSNS活用事例(Twitter編)
2017.07.21
戦略をもってオウンドメディアを運営すれば、見込客は自然に集まります。
大切なのは、正しいポジションの確立、そして最適なコンテンツの配信です。
TIPS - その他
オウンドメディアにアクセス解析ツールを導入するとき、とりあえずGoogleアナリティクスを入れておく方が多いのでは?主流はGoogleアナリティクスですが、他にも無料で使えて、オウンドメディア運用に役立つアクセス解析ツールがあります!
月額費用はかかるものの、有料のアクセス解析ツールの中にはオウンドメディアに特化したものも登場しています。無料ツールより効率的に効果測定できるほか、次のコンテンツ企画に役立つさまざまな情報を得ることができます。
そこで今回は、オウンドメディア運用に最適な無料・有料のアクセス解析ツールを紹介します。
目次
無料で使えるアクセス解析ツールといえば、Googleが提供しているGoogleアナリティクスが最も一般的です。オウンドメディアの運用に必要な指標(※)のほとんどは、Googleアナリティクスを導入すれば確認できます。「機能が豊富」「利用者が多いため使い方などの情報が手に入りやすい」など、多くのメリットがあります。
※オウンドメディア運営に必要な指標は、別記事で詳しく解説しています。
・「社内に成果をアピールできるオウンドメディアの12指標」
Googleアナリティクスのアクセスログの保存期間は約2年と言われていましたが、現在Googleアナリティクスの利用規約には保存期間は明記されていません。それほど心配する必要はないと思いますが、今後過去のデータが参照できなくなる可能性があることは認識しておきたいところ。
なおGoogleアナリティクスでアクセス解析を行うときは、プライバシーポリシーをオウンドメディア内に記載しておく必要があります。Googleアナリティクスの利用規約においても、以下のように明記されています。
お客様はプライバシー ポリシーを公開し、そのプライバシー ポリシーで、お客様がデータ収集のために Cookie を使用していることを必ず通知するものとします。また、Google アナリティクスを使用していること、および Google アナリティクスでデータが収集、処理される仕組みについても必ず開示するものとします。
※出典:「Google アナリティクス利用規約」
ここでの「お客様」とは、Googleアナリティクスを導入するオウンドメディア運営者のこと。他社のオウンドメディアにもたいていプライバシーポリシーは掲載されていますので、参考にしながらページを設けておきましょう。
Googleアナリティクスは、オウンドメディア構築時に必ず入れておきたいアクセス解析ツールのひとつ。タグの設置方法は別記事で詳しくご紹介しています。
・「オウンドメディアに必要なGoogleアナリティクスタグ設置まとめ」
※Yahoo!アクセス解析は、残念ながら2018年3月31日をもって提供終了したとのことです。
アクセス解析ツールといえばGoogleアナリティクス一択という方も多いのですが、実はYahoo! JAPANもアクセス解析ツール「Yahoo!アクセス解析」を提供しています。
Yahoo!アクセス解析もGoogleアナリティクスと同様に無料で使えます。ただし基本的には、Yahoo!プロモーション広告を出稿しているユーザー向けのサービス。そのためYahoo!プロモーション広告アカウントが必要です。(実際にはアカウントがあれば、広告費用が0円でもYahoo!アクセス解析は使えるようです)
基本機能や取得できる指標は、Googleアナリティクスとほぼ同じ。でもGoogleアナリティクスにはない特徴が主に2つあります。
Googleアナリティクスと比べるとシンプルなメニューのため、初心者でも迷いにくいというメリットがあります。
Googleアナリティクスの場合、「ユーザー>テクノロジー>ネットワーク」メニューにてアクセス元の企業名(ネットワーク事業者名)は表示されます。ただし「kddi corporation」のように英語表記なので、ちょっと見づらいという問題があります。
一方「Yahoo!アクセス解析」では「ユーザー>訪問組織ランキング」メニューにて、アクセス元の企業名が日本語表記で見られます。さらに自動的に業種別に分類してくれる点も便利。特にBtoB企業でオウンドメディアを運用する場合に、有効な機能ではないでしょうか。
※「Yahoo!アクセス解析」といえば、もともとリアルタイム性が特徴でした。とはいえ最近Googleアナリティクスでもリアルタイムでアクセス状況が見られますので、それほど違いはなくなりました。
広告用アカウントが必要ではありますが、「Yahoo!アクセス解析」も無料で利用できるのでGoogleアナリティクスと併用してみてはいかがでしょうか?
ヒートマップ解析ツール「ユーザー・インサイト」の無料版。月額30万PVまでなら、無料で利用できます(そのほか集計期間の指定ができないなどの制約事項があります)
ヒートマップとは、ユーザーによるマウスの動きを取得して、ページの中でどの部分が読まれているか、離脱しているかなどを色分けして表示するもの。ページのどこに課題があるかが一目でわかるというのが大きなメリットです。
User Heatは「マウスの動き」「クリック部分」「熟読エリア」「終了エリア(どこまでスクロールされたか)」「離脱エリア」という5つの視点でヒートマップ解析ができます。オウンドメディアの場合、例えばどの部分で終了しているかがわかれば、コンテンツの長さを調節したり、全体のレイアウトを見直したりという改善策につなげることが可能。
なおUser HeatではPVなどの数字は取得しませんが、Google アナリティクスと連携させれば月間PVも管理画面で参照することが可能です。
ヒートマップ解析をしてみたい方は、無料の範囲でまず使ってみてはいかがでしょうか?
WordPressを使っているオウンドメディアならプラグインがあるので、計測用タグの設置も簡単です。
有料のアクセス解析ツールの中には、コンテンツマーケティングやオウンドメディアの解析に特化したツールも登場しています。いずれも月額費用が数万円以上となっているため大規模なオウンドメディア向けですが、代表的なアクセス解析ツールを3つご紹介します。
Web広告の効果測定ツールとして有名な「アドエビス」の関連サービスとして、コンテンツマーケティング解析に特化しているのが「コンテンツエビス」です。流入から記事の閲覧、SNSへの拡散など一連の流れで評価を行い、コンテンツの効果を測定。「最後までコンテンツが読まれたか」という数字も把握できるという点がユニークです。
「コンテンツエビス」では、さまざまな評価ポイントをもとに「どのコンテンツの効果が高いか」が一目でわかるというのが特徴。オウンドメディア効果測定の効率化につながるのではないでしょうか。
人工知能を活用して様々な情報を可視化できる「ミエルカ」。いわゆるアクセス解析ツールとしての機能もありますが、オウンドメディアのコンテンツ運用向け機能もパッケージになったツールです。
例えば、「キーワード調査」や「ユーザーインサイト(※)分析」「コンテンツコピペチェック」など、オウンドメディアのコンテンツ企画・制作に役立つ機能も含まれています。
※ユーザーインサイトとは…ユーザーが検索するキーワードだけではなく、検索の意図まで深く探ること。
ヒートマップ解析ツール「ユーザー・インサイト」などのサービスを手掛けるUser Local社が2016年4月に提供開始したサービスが「オウンドメディア・インサイト」です。
「オウンドメディア・インサイト」はオウンドメディアの運営者向けに特化したツール。ミエルカと同様、アクセス解析だけではなくキーワード調査やユーザーインサイト分析ができます。
また、「オウンドメディア・インサイト」はビッグデータを活用した分析が特徴。アクセスユーザーの趣味や嗜好まで推測できる機能や、SNS拡散データをもとに拡散しやすいキーワード調査機能などもあります。
オウンドメディアでは売上などの効果が見えにくいため、アクセス解析ツールを使って多くの指標をチェックしていけるかどうかが成功のポイントとも言えます。ご紹介した無料アクセス解析ツールのうち「Googleアナリティクス」はできればオウンドメディアの立ち上げ時からタグを設置し、データを取得しておくことをおすすめします。(User Heatは必須ではありませんが、ヒートマップ解析を試したいときに有効です)
オウンドメディアの規模が大きくなり、予算をある程度かけられるようになったら「コンテンツエビス」「ミエルカ」「オウンドメディア・インサイト」などの有料アクセス解析ツールも検討しましょう。
有料アクセス解析ツールは月額数万円のコストがかかるので気軽に導入できませんが、まずアクセス解析の作業が大幅に効率アップできます。少人数でオウンドメディアを運用するなら検討の余地はあるはず。さらに新たなコンテンツ企画・制作につなげられるというのも、有料アクセス解析ツールの大きなメリットです。
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