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オウンドメディア運用後に後悔しないレンタルサーバーの選び方

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初心者向け、オウンドメディア運用後に後悔しないサーバーの選び方

個人事業主の方や中小企業のオウンドメディア担当の方は、オウンドメディアを運用するサーバー選びから自分で行うこともあるかもしれません。「たくさんのレンタルサーバーサービスがあって、よくわからない…」というお悩みの方も多いのでは?

サーバー選びの基本的なチェックポイントを知っておかないと、オウンドメディアの運用を始めてから後悔することになります!特に運用費用の安さだけで選んでしまうと、「表示が遅い」「管理画面が使いづらい」「予想以上にアクセスが集中して表示されない」といった問題に直面してしまうことも。

そこで今回は、初めてオウンドメディアを立ち上げる方向けに、サーバーを選ぶポイントをまとめました。代表的なレンタルサーバーのサービスも紹介します。

※本記事では、コストが手頃で導入しやすい共用サーバーのレンタルサーバーサービスを紹介します。

レンタルサーバーを選ぶ際のチェックポイント

(1)サーバーのスペックで見るべきところ

サーバーのスペックと言えば、まずディスク容量を見る方も多いのでは?ただし最近では月額1000円程度のプランでも100~200GBの容量を設けているので、すぐに不足することは少ないはず。

むしろチェックしたいのは転送量です。アクセスが集中して転送量が急激に上がると、追加料金がかかるサーバーもあります。(もしくは上限に達するとサイトが表示されない)なお課金は無制限でも、転送量を超過すると制限をかけるというところも。

同時アクセス数の上限を設けている場合もあります。同時アクセス数が決まっていると、やはりアクセスが集中したとき制限がかかります。後からアクセスしたユーザーはサイトが見られないという状況になります。

アクセス数が多くないから心配ない、という方も要注意。オウンドメディアではSNSでバズったり、大手メディアにたまたま取り上げられたりしてアクセスが集中することは意外とあります

転送量や同時アクセス数は公表していないところもあり判断しづらいのですが、複数のサービスを検討するときは調べておくことをおすすめします。一時的に転送量や同時アクセス数を増やせるオプションを設けているサービスもあります

(2)意外と見落としがちな機能

WordPressを使う予定の方は、自動インストール機能がついているサーバーがおすすめです。(ボタン1つでほとんどの設定ができます)また、バックアップサービスがあるかもチェックしておきたいところ。誤操作やトラブルによりサーバーにあったデータが消えてしまうことも稀にありますので、バックアップ機能は実は重要です

(3)SSLを導入できるか確認

お問い合わせフォームなど、個人情報を扱うときによく使われるSSL(セキュリティ向上のためにデータのやり取りを暗号化する技術)。

最近ではオウンドメディアのサイト全体をSSL化するところも少しずつ増えています。SEOにもSSLが影響するとも言われており、今後はオウンドメディアでもSSL化が主流になるかもしれません。

多くのレンタルサーバーではSSLに対応していますが、サービスによって導入のしやすさが違います。SSL導入費用とあわせて、手順もチェックしておきたいところです。

(4)いざというときのために、サポート体制を確認

サーバーの扱いに慣れていない方は特に、サポート体制も確認しておきたいところ。営業時間や問い合わせ方法をチェックしておきましょう。できれば電話での問い合わせができるほうが安心感はあります。

(5)長期間利用する前提で、アップグレード方法も確認

将来サーバーの容量などスペック不足になりそうなとき、上位プランに切り替えることも考えられます。その際に再度契約をし直しとなると、データの引っ越しや再設定など面倒な作業が増えます。すでに稼働している環境はそのままでアップグレードできるほうが簡単にアップグレードできます

代表的なオウンドメディア向けレンタルサーバー

さくらインターネット(https://www.sakura.ad.jp/

国内レンタルサーバーサービスでは老舗のさくらインターネット。価格も手ごろで、スタートアップ企業や個人ユーザーでも利用しやすいのがメリットです。

スペック(容量・転送量)

さくらインターネットの標準プランである「スタンダード」の場合、月額515円容量100GBで月額515円(税込)。転送量の目安は80GB/1日となっています。

参考ページ:「基本仕様」(さくらのサポート情報)

同時アクセス数は公表されていませんが、短期間緩和できる「リソースブースト」というサービスがあります。事前にアクセス増が見込まれるときは利用できそうです。

参考ページ:「リソース情報について」(さくらのサポート情報)

機能

WordPress自動インストール機能がついています。さくらではマニュアルやサポートサイトが充実している点も安心できます。ただしバックアップサービスはありません。

SSL

独自SSL/共用SSLともに利用可能、独自SSLの場合はただし独自SSLの設定がちょっと難しいかもしれません。

参考ページ:「独自SSL」(さくらインターネット)

サポート

メールまたは電話で対応するサポート体制です。(平日の営業時間のみ)

参考ページ:「お問い合わせ」(さくらのサポート情報)

アップグレード

さくらインターネットの場合、プラン変更は一旦解約して再度申し込みが必要。ちょっと手間がかかりますので要注意。

参考ページ:「現在利用しているプランから他のプランへ変更できますか?」(さくらのサポート情報)

エックスサーバー(https://www.xserver.ne.jp/)

さくらインターネットと同様、価格が手ごろでサーバーのスペックが充実していると言われるのがエックスサーバー。個人から法人まで幅広く利用されています。さくらと比べると月額費用はやや高く見えますが、ドメイン無料プレゼントなどのキャンペーンもよく行われています。

スペック(容量・転送量)

エックスサーバーで最も価格の安い「X10」プランの場合、容量200GB/月額1,296円(税込、3か月契約の場合)転送量の目安は70GB/1日となっています。(同時アクセス数は非公開)

参考ページ:「機能一覧」(エックスサーバー)

参考ページ:「サーバー仕様」(エックスサーバー)

※なお、エックスサーバーではWordPressに特化したサービスも提供しています。

機能

WordPress自動インストール機能がついています。自動バックアップ機能があり、いざというときには過去のデータに戻すことも可能です(別途費用がかかります)

参考ページ:「自動バックアップとは?」(エックスサーバー)

SSL

無料で利用できるSSLもありますが、独自SSLも利用できます。ただしエックスサーバー経由で購入手続きをする必要があります。(すでに他社経由で購入したものは導入できないので注意が必要です)

参考ページ:「オプション独自SSL」(エックスサーバー)

サポート

さくらインターネットと同様、電話とメールで問い合わせを受けつける体制です。(平日の営業時間のみ)

参考ページ:「サポート」(エックスサーバー)

アップグレード

エックスサーバーの場合、プラン変更手続きのみでOK。データ移行などの作業は不要なのは助かります。

参考ページ:「契約変更」(エックスサーバー)

GMOクラウド「iCLUSTA+」(https://shared.gmocloud.com/

GMO関連のレンタルサーバーは種類が多いので迷うところですが、ビジネス向け共用サーバーで代表的なのがGMOクラウドの「iCLUSTA+」です。オウンドメディアに限らずECサイト構築にも使えます。また、24時間365日サポート対応しており、信頼性が高い点もポイントです。

スペック(容量・転送量)

最も価格の安い「ミニ」プランでは、容量200GBで月額1,315円(税込、月払いの場合)となっています。転送量の超過料金はありませんが、目安となる転送量は公表されていません。

参考ページ:「プラン料金」(GMOクラウド「iCLUSTA+」)

一方、「iCLUSTA+」では同時アクセス数の上限は公表しており、ミニプランでは60となっています。一時的にアップする「スケールアップ」機能があるほか、有料オプションで上限を増やすことも可能です。

参考ページ:「基本スペック」(GMOクラウド「iCLUSTA+」)

機能

WordPress自動インストール機能あり。ほかにもMobableTypeなど豊富なアプリケーションの自動インストール機能が用意されています。データのバックアップ復旧サービスもあります。(別途費用がかかります)

参考ページ:「データ復旧サービス」(GMOクラウド「iCLUSTA+」)

SSL

「iCLUSTA+」では共用SSLでも月額500円かかる点に注意。独自SSLについては、SSLの種類によって価格が異なりますが、取得からサーバーへの設定までお任せできるメリットがあります。

有料ですがセキュリティ診断サービスを提供しているのは、他のレンタルサーバーと大きな違い。オウンドメディアでも脆弱性などのチェックをしておけると安心です。

サポート

プランに関係なく24時間365日年中無休でサポートを受付。(電話は平日・営業時間内のみ)

参考ページ:「24時間365日、安心のサポート」(GMOクラウド「iCLUSTA+」)

アップグレード

「iCLUSTA+」内でのプラン変更は、基本的にデータ移行を行う必要はないそうです。(一部設定変更などの可能性はあります)。※ただし無料お試しから本契約へそのまま移せないので要注意。

まとめ

サービス提供会社のサイトは、基本的にメリットしか載っていません。そのためサーバーを選ぶときは、自ら情報取集をしてチェックする必要があります。

レンタルサーバー各社の比較表を載せているアフィリエイトサイトもありますが、オウンドメディアの実運用に必要な情報がすべて載っているわけではありません。

個人事業主や中小企業がオウンドメディアの運用をはじめる場合、特に月額費用だけではなくSSLやプラン変更手続きなどもチェックしておきたいところです。

今回紹介したレンタルサーバーの中では、エックスサーバーがバランスの取れたサービスに見えますが…各サービスとも無料お試し期間がありますので、ぜひ使い勝手をご自身でチェックしてみてください!

(※本記事に掲載しているレンタルサーバーのスペックや価格などの情報は、2017年6月19日時点のものです)