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オウンドメディア成功事例4つに学ぶ!今すぐ参考になるポイント

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オウンドメディア成功事例4つに学ぶ!今すぐ参考になるポイント

自社が所有する情報サイト「オウンドメディア」が引き続き注目を集めています。大企業がメインと思われがちですが、実は中小企業の中にもオウンドメディアの成功事例が増えているのをご存知ですか?(中小企業ではニッチな分野に特化したりSNSを活用したりという戦略で成功しているのが特徴です)

「オウンドメディアをこれから立ち上げる予定」という方や「すでにオウンドメディアを運営しているものの、効果が出ない…」という方は、やはり他社の動向が気になるはず。知名度アップやブランディング、集客につなげているオウンドメディア成功事例は参考にしたいところ。

とはいえ成功事例の紹介だけ読んでも「どこを参考にすればいいのかわかりづらい…」ということもあります。そこで今回は中小企業をメインにさまざまなオウンドメディア成功事例を調査。共通するポイントを調査しました

オウンドメディアの成功事例(1)北欧暮らしの道具店

北欧雑貨を扱うECサイト「北欧暮らしの道具店」は、オウンドメディア成功事例としてよく取り上げられています。

シンプルなサイトデザイン、北欧好きな方に向けた世界観、画像のクオリティ、独自の特集センスなどなど…成功した理由はたくさんあると思います。

ただ、このサイトがすごいのは、ECサイトでありながら「読みもの」コンテンツのボリュームが多いという点。特集一覧ページを見るだけでも、たくさんの特集があることがわかります。

調べてみると、Googleにインデックスされているページ数は全体で約32,000ページ。そのうち「読みもの」は、約18,900ページもあります。(2017年3月時点)大企業ではなくても、こうした質の高いコンテンツを量産できる点は参考になりそうです。

ECサイトのコンテンツというと、販売する商品が先にあって販促につながるコンテンツを考えるのが一般的です。ところがこのサイトを運営する会社では、なんとコンテンツ編集方針が先。編集方針に基づいてバイヤーが商品を仕入れているのだそうです。だからコンテンツのネタに困らない、ということですね。

また、スタッフの採用時にもライティングなどコンテンツ制作スキルがあるかをチェックしているとのこと。つまりスタッフ全員がオウンドメディアの運営に関わっていることになります。

ここまでの運用体制を準備するのは、実際には難しいかもしれません。ただ片手間ではなく、事業としてオウンドメディアを考えてリソースを確保する、という発想は参考になるのではないでしょうか。

オウンドメディアの成功事例(2)経営ハッカー

クラウド会計サービスを扱うfreee社が運営するオウンドメディアが「経営ハッカー」です。このサイトも月間PVが100万を超えるなど、成功事例として多くのメディアで紹介されています。このサイトが優れているのは、質の高いノウハウ記事に特化している点です。

このサイトでは、クラウド会計サービスを利用する「中小企業の経営者、経理担当、個人事業主」がターゲット。そこで、ターゲット向けの無料ガイドや、ユーザーの悩みを解決するコンテンツを充実させています。

「オウンドメディアの戦略として当然では?」と思いますが、これを実現するのは意外と難しいのが現実です。「やっぱりCVRを上げるためには、うちのサービスの紹介も入れたいよね」というように、つい自社サービスの告知がメインになってしまうパターンもよくあります。

ノウハウ記事の量が多いことに加え、税理士など専門家による記事も多くGoogleアルゴリズムからの評価も高いと思われます。

さらに兄弟オウンドメディアを新設

freeeでは2016年新たなオウンドメディア「起業ハッカー」をリリースしました。こちらは会社設立前後のユーザーに向けた内容になっています。

クラウド会計サービスは、実はオウンドメディアの激戦区。他社もオウンドメディアを運営しています。それぞれのサイトを見ると、お互いに競合のオウンドメディアをかなり研究していることがわかります。

freee「経営ハッカー」以外のクラウド会計関連のオウンドメディア

オウンドメディアの成功事例(3)サイボウズ式

グループウェアを手掛けるサイボウズ社が運営するオウンドメディアが「サイボウズ式」です。かつての「R25」のようなライトな雰囲気で、一般的な情報メディアに近いスタイルになっています。「サイボウズ式」は特にSNSを活用したオウンドメディアの成功事例として、有名なサイトのひとつです。

「サイボウズ式」の場合「社名の認知度を上げる。サイボウズを知らない人に知ってもらう」という明確な目的がありました。そこでバスる記事を増やし、SNSでの拡散を目指しました。

そのため、自社サービスの告知は少ない構成になっています。ただ実際にはサイボウズ式をきっかけにサイボウズを知り、サービスの契約につながったケースも増えているそうです。

「働き方」や「チームマネジメント」をテーマにしたことも、成功した理由のひとつだと思います。最近では「ワークライフバランス」「長時間労働問題」など、働き方に関する関心が高まっている時代。この波にうまく乗っています。なお、サイボウズ社では社員の副業をOKにするなど、率先して新しい働き方に取り組んでいることも大きいのではないでしょうか。自社サービスとの関連性だけではなく、テーマ選びも重要なことがわかります。

コンテンツの質・量ともに充実しており、運用体制をしっかり組んでいることがうかがえます。ひとつの記事がバズったたけでは、その後すぐにしぼんでしまいます。バズを狙える記事を継続して更新していけるというのも、このサイトの強みになっています。

オウンドメディアの成功事例(4)ANA

大企業のオウンドメディア成功事例も、参考になるポイントはあります。例えば航空会社ANA(全日空)が手掛けるオウンドメディア「ANA Travel & Info」。

このオウンドメディアの狙いは、飛行機に乗る機会があまり多くないライトユーザーを自社サイトに呼び込む、というところにあるようです。そのためSNSも積極的に利用し、国内外の旅行に関するコンテンツを発信しています。(Trip Adviserと提携したコンテンツも含まれています)

実はこのサイト以外にも、ANAではオウンドメディアをいくつも展開しています。

多数のオウンドメディアを設けているのは、「UX」(ユーザー体験)を意識した戦略でしょう。航空券を購入してもらうだけではなく「楽しい旅行をしてもらう」「ANAのファンになってもらう」という想いがあるようです。費用対成果も重要ですが、UXも考えた上でオウンドメディアを設ける点は、とても参考になります。

また、航空会社としての強みである、現役パイロットやCAを活用している点も注目です。独自性のあるコンテンツを出していくことも、オウンドメディアがうまくいくコツではないでしょうか。

ちなみにANAの競合JALにも、CAやパイロットによるコンテンツはあります。ただ、どちらかというと一般的なスタッフブログに近いスタイルです。競合でもこうしてオウンドメディア戦略の違いがはっきりしているのは、興味深いですね。

まとめ

オウンドメディアの成功事例をご紹介しましたが、成功の理由として共通するポイントが3つありました。

  1.  コンテンツの量産ができる体制づくり
  2. 明確な目的をもち、短期的な効果だけを追わない
  3. 自社の強みを生かしたコンテンツ

「体制づくり」は、社内で体制を敷いている成功事例もありましたが、社内に限らずよいパートナーと組む方法もあります。自社の規模や状況にあわせて、成功事例をうまく参考にしていきたいところです。ぜひオウンドメディア成功事例の仲間入りを目指して行きましょう!