ハウツー

オウンドメディアのコンサルティングを頼む前に絶対確認すべきポイント

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
オウンドメディアのコンサルティングを依頼するべき?

オウンドメディアの構築や運営を外部のコンサルティング会社に任せたい、と考える方も多いのではないでしょうか?特に中小企業に多い悩みが、経験不足とリソース不足。「制作だけではなく、企画戦略を立てるところから外部コンサルタントに入ってほしい」という要望も多いようです。

現在では、オウンドメディアに特化したコンサルティングサービスを手掛けるところも増えていて、選択肢も増えてきています

とはいえWeb制作や開発と違って、オウンドメディアのコンサルティングとなるとどこまでが範囲なのか見えにくいところがあります。担当者としては「どこまでコンサルティングを依頼すればいいかわからないと発注しにくい」「コンサルティングを依頼するメリットを社内に説明しづらい」という悩みも出てきます。

そこで今回はオウンドメディアのコンサルティングを検討するときに、知っておきたい情報をまとめました!

オウンドメディアのコンサルティング全体像

コンサル提供会社によって委託できる範囲はさまざま。そこでまずはオウンドメディアの構築から運用まで、総合的なコンサルティングを委託した場合のイメージをまとめました。

 オウンドメディア構築フェーズ

1.企画・戦略の立案

  • 既存サイト分析
  • 競合調査
  • 要件定義
  • ターゲット設計・ペルソナ設定
  • カスタマージャーニーマップ作成
  • KPI設定
  • 集客対策(SNS・SEO)
  • コンテンツプランニング

ペルソナやカスタマージャーニーマップは、作ったことがないとなかなかうまくいきません…。経験豊富なコンサルティング会社に依頼したほうが、説得力のあるものになるはず。また戦略や企画は社内だけで進めると、時間がかかりすぎたり話が停滞してしまったりすることも。外部コンサルティングを入れることで、時間の短縮化にもつながります

ただしコンサルティング会社は、外部の専門家としてサポートするスタンスが基本全てのタスクをコンサルティング会社に委託できるわけではありません。特にオウンドメディアを立ち上げる目的や求める効果は、当然ながらまず社内で決める必要があります。社内の意見をとりまとめる役割は、担当者が担うのが一般的です。

2.サイト構築・制作

  • サイト設計・コンテンツマップ作成
  • SEO対策
  • CMS導入

サイトの設計やSEO対策は、自社だけで取り組むよりもオウンドメディア構築運用経験の多いコンサルティング会社に依頼したほうが効率的。担当者としては、コンサルティング会社の提案に対して社内目線で意見を出していくことがタスクになります。

 一部のコンサルティング会社では、CMS導入時にWordPressではなくオリジナルCMSを導入するケースもあります。メリットももちろんありますが、将来他のCMSに切り替えしづらいなどの問題があることも。慎重に検討しましょう。

3.コンテンツ制作

  • 記事制作
  • バナー・LP制作
  • スケジュール・リソース管理

コンサルティング会社でライター・編集・校正などの外部制作体制を整え、立ち上げ時に必要なコンテンツ制作を進めます。取材が必要なコンテンツでは、ディレクターやカメラマンの手配も依頼できるケースもあります。担当者としては、外部が制作したコンテンツのチェック業務がメインとなります。

オウンドメディア運用フェーズ

1.コンテンツ更新

  • 記事更新
  • スケジュール・リソース管理
  • SNS運用
  • 制作ガイドライン作成

オウンドメディアを立ち上げた後の更新業務を引き続きコンサルティング会社に依頼することもよくあります。ただしこの段階ではコンサルティングというよりは、コンテンツ運用代行に近い業務内容になります。

2.効果測定

  • アクセス解析レポート作成
  • 成果指標レポート作成
  • SEOレポート作成(効果測定・順位調査)
  • 改善点の洗い出し

オウンドメディアは中長期的に考えるマーケティング手法のため、定期的な効果測定が必須です。効果測定やレポート作成業務をコンサルティング会社に依頼するケースもあります。

社内でもレポート作成はできますが、どうしてもデータをまとめるところで終わってしまいがちです。コンサルティング会社に依頼すると、データだけではなくその先の改善策も提案してもらえるメリットがあります。

オウンドメディアの構築から運用まで支援する「総合コンサルティング」が主流

オウンドメディアに特化したコンサルティングの場合、現在は構築から運用までまとめてサポートするプランが主流です。これはオウンドメディアが立ち上げただけでは終わりではなく、長期的に運用していく中で効果を発揮するためです。

戦略立案と制作をバラバラに発注すると、業者同士のコミュニケーションがうまくいかずトラブルにつながりやすくなります。経験がある方も多いのではないでしょうか?1社にまとめて依頼したほうが、担当者の業務負担は軽減できます。

とはいえ、いきなり大きな金額で長期契約を結ぶのは心配です。できれば「構築のみ」「運用代行のみ」というようなプランも選べるところがおすすめです。予算の調整もしやすくなりますし、状況を見ながら進めていくことができます。

オウンドメディアのコンサルティング依頼時のチェック項目

コンサルティング会社選びに悩む担当者の方も多いですよね。そこでコンサルティングを依頼する前に、チェックしておきたい項目をまとめました。

(1)コンサルティング会社の得意分野は?

コンサルティング会社によって得意な分野が違います。中にはライティングや記事作成のコンサルティングに特化したところも。とはいえ記事の量産が目的ではなく、オウンドメディア自体の目的があるはずです!立ち上げるオウンドメディアの目的・優先順位を明確にして、マッチするかどうか検討しましょう

(2)見積もりの内容を詳しく説明できる?

見積もりを「コンサルティング一式」とざっくり出してくるところは要注意。お伝えしたように、コンサルティングの内容は多岐にわたります。業務範囲を明確にしないまま発注するとトラブルにつながります。

金額が高い・安いということよりも、明細ごとに業務内容を詳しく説明できるかどうかチェックしましょう。

(3)実際に担当するコンサルタントは誰?

コンサルティングを担う担当者も大きなポイント。実際に担当する方を必ず確認しましょう。特に大手企業では、提案時と発注後でコンサルタントが変わってしまうケースもあります。

小規模のコンサルティング会社の方が、「同じ担当者が継続してもらえる」「フットワークが軽い」「中小企業の悩みを理解してくれる」などのメリットがある場合も。

(4)コンサルティング後の納品物は?

制作や開発の案件は納品物が明確になっているのが一般的です。ところがコンサルティングとなると納品物についての取り決めが曖昧なこともあります。コンサルティングで使った資料などのドキュメントについて、データでも納品してもらえるか事前に確認しましょう。特に戦略や企画はまとまった資料になっていないと、あとで社内説明するときに担当者が準備することになります。

予算が多少上がっても、ドキュメントを納品してもらうほうが安心です。

(5)運用フェーズに入ったときの費用は?

まずオウンドメディアの構築だけを依頼する場合でも、運用フェーズに入ったときの概算は聞いておきましょう。単価が急に変わることもありますので要注意です。

(6)オウンドメディア構築・運用コンサルティング実績は?

過去の実績も知っておきたいポイントです。ただし有名企業の事例がたくさんあればよい、というわけではありません。あくまで自社が立ち上げるオウンドメディアに近い事例があるかどうかチェックしましょう。同じ業界・規模のオウンドメディア構築実績や運用実績があれば、参考になります

まとめ

ご紹介したようにオウンドメディアの構築・運用の範囲は非常に幅広くなっており、専門スキルが要求されるタスクも多くあります。

外部コンサルティング会社に依頼することでオウンドメディア自体の効果アップだけでなく、担当者の負担軽減や立ち上げまでの時間短縮といったメリットもあります。

ただしコンサルティング会社によって支援する範囲はさまざま。ぜひご紹介したチェック項目をおさえて、最適なコンサルティング会社を検討しましょう!