ハウツー

中小企業のオウンドメディア運用で気を付けるべきこと

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

大企業が行っているような、ユーザーと適切なコミュニケーションを取っていたり、コンテンツを毎日更新したり、サイトやSNSアカウントを何個も運用するのは、リソースが不十分な中小企業がやろうとすると難しいことがあります。ここでは中小企業がオウンドメディアを運用する際に気を付けるべきことと、中小企業のオウンドメディア成功事例をご紹介します。

オウンドメディア運用の優先順位を付けよう

目標を大きく持つことは素晴らしいことですが、まずはできることから優先順位をつけて始めていきましょう。一般的に中小企業でオウンドメディアを作成する際に必要な知識や気を付けることは以下のものがあります。

SEOとアクセス解析の仕組みを学ぶ

サイトの運用なんて全くしたことがないし、WEBの知識に自信がないという方は、まずはSEOやアクセス解析についての知識をつけましょう。SEOはオウンドメディア運用の要です。うまくできていないと、新規顧客があまり入ってこないサイトとなってしまいます。

アクセス解析については、無料で利用できる「Google アナリティクス」を活用すると良いでしょう。すでに社内で設定されている場合は仕組みや使い方を学びましょう。まだ設定がされていない場合は、設定することから始めましょう。

量より質で勝負

オウンドメディアを運用する以上、一気にアクセス数を増やしたい。と思うのは当然ですが、まずは既存顧客のことを考えましょう。新規顧客の獲得にはコストもパワーもかかります。既存顧客を大事にするコンテンツを積み重ねていくことで、新しいユーザーが来た時に、信頼できるサイトだと思ってもらえます。

ソーシャルメディアを活用する

ソーシャルメディアを活用してブランディングや集客を行いましょう。ソーシャルメディアは始めるのは簡単ですが、運用し続けるには手間と労力が非常にかかります。しっかりと時間を取って運用できるリソースがあるのかを考えながら行いましょう。

コンテンツは定期的に更新する

オウンドメディアを運用する上で、更新し続けることは必ず必要です。定期的にサイトの情報を更新することで一定のアクセスを獲得することができます。コンテンツを定期的に作り続けるには、運用体制の整備が必要です。誰かがコンテンツを作成次第アップというルールにしておくと、コンテンツの更新が止まってしまう恐れがあります。必ず、更新担当者を決めましょう。

大胆な企画に取り組む

 先ほど、質で勝負しようと伝えましたが、その結果量が作れず、集客に課題を抱えてしまうという事例も実際に起こります。そのまま質を高めて徐々に拡大という方法も可能ですが、社内から数字を求められたりした場合、良質なコンテンツを作り続けているんですといっても納得してもらえないこともあります。そこで、SNSなどでバズったり、別のメディアに取り上げられるような大胆な企画をやってみてください。SNSなどで話題になれば大きな集客を得ることも可能です。ただ同時に多くの人の目に触れることにもなるので、バッシングを浴びそうな企画には十分注意をしつつ、ユーザーが楽しめるようなコンテンツを企画しましょう。

良質なライターを確保する

オウンドメディアへの集客や定期的なコンテンツ更新のためにはコンテンツの質と量が必要です。良質なコンテンツを配信し続けることでオウンドメディアとしての価値が高まっていきます。そのためにはリソースの確保が必要です。ライターはクラウドソーシングなどで見つけることができます。良質なライターを確保するには依頼する際の単価を上げたり、過去にライティングした記事を確認したり、テストライティングをしてもらいライティングの質をチェックするなどして、ライターの能力を判断しましょう。

ライターを育てる仕組みを作る

優秀なライターが確保できればそれに越したことはないですが、優秀なライターにはなかなか出会えません。そういった時は、初めは手間がかかるかもしれませんが、ライターを育てていく必要があります。付き合いが長くなれば、ライター側も理解が深まり、効率がアップします。SEOに関する知識が少ないライターであれば、SEOの重要性をやり取りの中で伝えたり、修正の回数が減るようにアドバイスしたりと、ライターを育てていくことも必要だと頭に入れておきましょう。

テーマを絞

 中小企業では担当者も予算も限られているので、テーマを絞りましょう。その際に、テーマとして選びやすいのは、自社事業に関連する専門性の高いものを設定すると運営しやすいです

中小企業のオウンドメディアメディア成功事例

THE BAKE MAGAZINE

チーズタルト専門店のBAKEが運営する「THE BAKE MAGAZINE」は、量より質を優先したオウンドメディアとして成功した事例です。高い質を維持するため、記事の更新は週に2回程度にしているそうです。一つ一つの記事の質を重視しており、初めての記事がなんと20,000PVとなり、月間ではいきなり70,000PVを獲得したそうです。また、ユーザーの6割以上はSNSからの流入となっており、ソーシャルメディアで成功している事例ともいえます。

自社の商品に関する内容やノウハウを記事にすることで、専門性や独自性も確保しておりその点も記事の質を上げているポイントとなります。ただ、分析の結果課題もあるようで、サイト内回遊が少なく記事を一つ見ただけで離脱してしまうユーザーが95%もいるそうです。こういった課題の改善にも今後は取り組んでいくそうです。

関連情報:オウンドメディアをはじめて1ヶ月。すごい効果がありました(THE BAKE MAGAZINE)

株式会社バーグハンバーグバーグ

独特なコンテンツ作成で有名なバーグハンバーグバーグ社は様々な企業とコラボをしたり、自社の求人情報を面白おかしくおこなったりと様々な事例があります。ここではコラボ企画をご紹介します。

インド人完全無視カレー(渋谷のカリガリというカレー屋さん)

インド人のシェフを迎え、本格インドカレーに挑戦するというこの企画。試行錯誤を重ねた結果、インド人のアドバイスを完全に無視したカレーを作ったという驚きの企画です。きちんとインド人を呼んでそこに至るまでの動画を作成しているなど、手の込んでいるコンテンツです。大人気で売り切れになったようで、再販が決定。しかもそのカレーは以前のカレーのおいしさの0.8倍以上とこれまた微妙な商品を発売しています。こういった面白いコンテンツが話題を呼び、2017年4月現在では5,700いいねをページ上で獲得しています。こういった面白い企画を行うことでユーザーの目にとまり、集客にもつながるという事例です。

最後に

中小企業でもオウンドメディアをうまく活用し、成功している事例はあります。大企業のように派手なサイトを立ち上げて、ユーザーをたくさん集客して盛り上げるようなことはできなくとも、潜在顧客や既存顧客を集めてニーズに合ったコンテンツを展開し、活用していくことは可能です。ソーシャルメディアで話題に上がることで多くの集客を得ることもできます。まずはできることから始めていき、他社の事例にも習いながらオウンドメディア運用を成功させましょう。