CASE - 事例紹介
オウンドメディアのSNS活用事例(Twitter編)
2017.07.21
戦略をもってオウンドメディアを運営すれば、見込客は自然に集まります。
大切なのは、正しいポジションの確立、そして最適なコンテンツの配信です。
OPERATION - 運用
オウンドメディアをこれから立ち上げる方から、「どうやって進めればいいかわからない」「一般的なサイトの作り方と、どう違うのですか?」という声をよく聞きます。
基本的には従来のWebサイトを構築するときのプロセスと似ています。ただしオウンドメディアでは、記事の更新頻度が高くコンテンツの量産が必要ですよね。効率的に更新するためにレイアウトを組んだり、システムを導入したり…といった対策を準備する必要があります。
特に中小企業は、少ない人員で対応するケースも多いと思います。オウンドメディアを立ち上げるときから、効率的に運用できるかどうかで効果は大きく変わってきます。
そこで今回はオウンドメディアの作り方をイメージしていただけるよう、全体の流れをまとめました。さらに効率的なオウンドメディアのために重要な「CMS導入」と「制作ガイドライン」という2つのポイントについて解説します!
オウンドメディアの作り方をについて、全体の流れを14のステップでまとめました。全体像から考えはじめて、具体的な内容に深めていくとスムーズです。いきなりデザインから着手するのはNGです!(あとから何度もやり直しになることも)
まずはオウンドメディアの目的や求める効果など、全体的な戦略・方向性をまとめましょう。ここでまとめた内容が、その後の制作でもベースとなります。
オウンドメディア戦略については、別記事「オウンドメディア戦略に必要なユーザー目線でコンテンツを作るコツ」にて解説しています。
オウンドメディア戦略に沿って「どんなコンテンツが必要か?」「どんな機能が必要か?」についてリストアップしましょう。一人で考えるよりも、関係者でアイデアを出し合うと多角的に検討できます。(いろんな意見が出て収集がつかないこともありますが…)
運用リソースによって、必要な機能も変わります。例えば外部の方に記事作成を委託するのであれば、外部から投稿できる機能が必要ですよね。運用リソースについても整理しておくと安心です。
どのくらいリソースがかかるかについては、別記事「ひとりでオウンドメディアの運用は可能?必要なリソースとは」で詳しくお伝えしています。
必要なコンテンツや機能がまとまったら、どの外部制作会社に委託するか検討します。安さだけで選ぶとあとで後悔します!経験や対応力などもチェックして信頼できるパートナーを選べば、その後の進行がスムーズになります。
多くのオウンドメディアでは効率的な運用のために、WordPressなどのCMSを導入するケースがほとんどです。とはいえCMSにも種類が多くあります。制作会社と相談して機能やコストを比較しながら検討しましょう。効果測定ツールなど他のシステムも、検討しておきたいところです。
サーバを選ぶときも、CMSを利用できるかチェックが必要です。そのほか管理のしやすさ、回線速度などのスペック、サポート、セキュリティについても要確認です。
オウンドメディアの名称とドメインを決めます。自社ドメインを使うケースもありますが、新規にドメインを取得する場合はなるべく先に取得しておきましょう(ドメインは先着順のため)。サイト名称は、商標登録状況もチェックしておくと安心です。
オウンドメディアのスタート時は、積極的にプロモーションしていかないとアクセス数は伸びませんよね。立ち上げ当初からどんな告知をしていくか検討しましょう。プロモーションによってはLPを設けることもありますので、制作にも影響します。
1~6のステップにて導入するものが決まったら、見積もりをもとに概算コストが見えてきます。予算におさまるよう調整しましょう。
オウンドメディアをリリースするまでのスケジュールをまとめます。制作期間のほか、CMSなどを導入するときは開発期間も必要。必要なタスクを洗い出し、スケジュールに組み込んでいきましょう。(意外とコンテンツ制作・チェック期間に時間がかかります)
スケジュールと予算がまとまったら社内説明を行い、決裁を経て制作会社へ正式発注します。しっかり社内に説明しておかないと、リリース途中で修正が多くなるなどトラブルになる可能性が高まります。ここがWeb担当者として一番の頑張りどころ!
各ページのレイアウトをワイヤーフレーム(構成案)にまとめます。サイト内の導線も意識して作りましょう。(※ワイヤーフレームは制作会社が作成する場合もあります)
デザインは、オウンドメディアのターゲットを意識したデザインにする必要がありますが、コーポレートサイトなど他のサイトとの兼ね合いも考える必要があります。
デザインとあわせて、できればサイトのロゴデザインも作っておきましょう。
ワイヤーフレームとデザインがまとまったページから、制作会社にてHTMLやJavascriptなどのコーディングを行います。
CMSを使う場合は既存のテンプレート(「テーマ」と言います)を使うと、コーディングにかかる時間を短縮することができます。ただし既存テーマを使うケースでも、そのまま使わずに多少はカスタマイズをするのが一般的です。
立ち上げ時に必要なコンテンツを準備します。リリース時点である程度設けておかないと寂しいオウンドメディアになってしまいます。
PCやスマートフォンでの動作確認を経て、本番リリースを迎えます。
オウンドメディアの中には、1日1記事アップするところもあります。コンテンツの更新頻度が多い前提で考えると、HTMLベースで毎回作成していくのは難しくなりますよね。そこでWordPressなどのCMSを導入する必要があります。
なお、オウンドメディアにWordPressを導入するメリットは、別記事「オウンドメディアの制作・運用を効率化するならWordPressを検討」にて詳しく解説しています。
制作の面でCMS導入には、多くのメリットがあります。例えば下記の項目は最初に設定しておけば、ページ追加の度に手動で設定する必要はありません。
ページの公開日・終了日を設定できる点もCMSのメリット。「年末でこの記事を非表示にしたい」というケースはありませんか?とはいえ年末(12月31日)はたいてい営業日ではないため、自動化できないと面倒です。CMSを導入すれば事前に終了日を設定できるので、当日の作業は不要です。
オウンドメディアの制作において、基本的にCMSは必須と考えたほうがよいと思います。
オウンドメディアの制作を効率化するために、CMSとあわせて立ち上げ時に制作ガイドラインを設けておくことをおすすめします。オウンドメディアの構築・運営には多くの人が関わりますよね。ルールを決めておくことでクオリティを保ち、統一感を持たせることができます。
制作ガイドラインは「デザイン担当者向け」「ライター向け」など役割ごとに設けておきましょう。
例えばデザイン担当社向けには、以下のような制作ルールを決めておきます。オウンドメディアの構築時にさまざまなページデザインをするときに役立ちますし、運用フェーズに入ってページを追加するときも役立ちます。
記事を作成するライター向けには、例えば以下のようなライティングルールを決めておきましょう。立ち上げ時から複数のメンバーで記事を作成するケースも多いですよね。最初にルールを決めておくと、修正作業の軽減につながり効率もアップします。
なお、オウンドメディア向きな原稿やタイトルのライティング方法については、別記事でもご紹介しています。ルール策定などにご活用ください!
「ライティングが苦手なオウンドメディア担当者が知るべき、記事の書き方」
「オウンドメディアで読まれる記事タイトルとは?9つのライティング術」
オウンドメディアの作り方はたくさんのステップがあって、大変に見えるかもしれません。ただし外部の制作会社などパートナーとうまく連携して役割分担できれば、Web担当者の方の負担は軽減できますのでご安心ください!
今回は特にオウンドメディアの作り方にて効率化をメインにご紹介しましたが、効率化が重要なのはコンテンツの内容に注力するためです。
オウンドメディアでは、コンテンツの質がますます重視されていますよね。ただSEO狙いのコンテンツではユーザーに共感してもらえません。競合がひしめく中で質の高いコンテンツを作っていくには、他の業務を効率化していく必要があります。
ぜひご紹介した「CMS導入」と「制作ガイドライン」というポイントを気にしていただき、効果の見込めるオウンドメディア作りを目指しましょう!
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