ハウツー

オウンドメディアの運用代行を依頼するメリット・デメリット

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

オウンドメディアを制作することも大変ですが、それ以上に運用し続けることが大変となります。その際にオウンドメディアの運用を他社へ委託せず、全て自社で行うというのは相当な工数となるので、担当者の確保という面でも難しいです。また、運用ばかりに気を取られてしまうと日々の運用で手一杯になってしまい、戦略を考える時間がなくなってしまいます。そこで他社運用代行を検討する会社が多いです。ここでは運用代行のメリットとデメリットをしっかりと理解して、効率的な運用代行を検討しましょう。

運用代行のメリット

まずは運用代行の3つのメリットをご紹介します。それは「社内のリソースが確保できる」「他社事例や業界トレンドの情報が仕入れやすい」「専門的な視点で見てもらえる」という点です。それぞれのメリットを解説します。

社内のリソースが確保できる

運用代行を依頼する理由として最も多いのはこのリソースの問題でしょう。社内に運用するためのリソースが無かったり、運用にリソースを割いてしまうと他の業務ができなかったりといったものです。運用代行を依頼することで、その分社内のリソースが確保でき、煩雑なルーティン業務から開放され、戦略策定に時間をかけることができます。

他社事例や業界トレンドの情報が仕入れやすい

オウンドメディアの運用代行を専門に手掛けている企業に依頼をすることで、他社事例を多く収集できますし、ノウハウや考え方を教えてもらうこともできます。また、業界の最新情報をリリースされる前や直後に仕入れることができるのもメリットです。社内で運用が可能でも、あえて運用代行を依頼するということもありますし、1つの会社に依頼せずに役割を分けていくつかの会社とお付き合いをするということもあります。

専門的な視点で見てもらえる

運用代行を請け負う会社はオウンドメディアの運用に慣れており、SEOや運用方法など専門的な視点やノウハウも持ち合わせています。SEOの場合ですと、キーワードの選定やサイト構築など経験や業界の情報を元に行ってもらうことができます。運用に関しては、アクセス解析や日々のコンテンツ作成、デザインの改善などの内容を提案してもらえるはずです。

社内に専門家が足りていない場合は他社に入ってもらって一緒に戦略を考えてもらうことをオススメします。

運用代行のデメリット

反対に次は4つのデメリットを紹介します。それは「運用費が掛かる」「緊急対応に融通が効かない」「独自性が薄まる」「社内にノウハウや知識が溜まらない」という点です。運用代行にはメリットありますが、デメリットもしっかりと理解しておきましょう。

運用費が掛かる

外注をすれば当然費用がかかりますが、投資対効果を考えて外注内容を精査する必要があります。「戦略・企画」「集客」「日々の更新・制作」「集計・分析」など、どの部分であれば自社で対応ができ、どの部分であれば外注した方が効果的(効率的)なのかを議論しましょう。また、どの代行会社に依頼するのが自社にとって良いのか、実際に担当者の方と自社オウンドメディアの戦略について議論をしたり、コンテンツを提案してもらうことで、ベストなパートナーを探し続けましょう。

そして、全ての運用を一社に依頼するのはやめましょう。以前からお付き合いがあり、よく知っているのであれば良いですが、そうでない場合は、複数の会社から話を聞いたり、必要に応じてコンペを開催するなど、運用代行の会社選びは慎重に行いましょう。一度一緒にやり始めると、別の会社に変更するのはかなりの労力が必要となります。会社を選定するのは手間もかかり難しいですが、上司やマネージャーにきちんと相談しながら進めることが大切です。

運用をお願いした場合、どのくらいの費用がかかるのか、やりとりの頻度はどの程度か、実績やノウハウはどの程度持っているのかなどを見極めながら選定しましょう。

緊急対応に融通が効かない

運用代行をしてしまうと何か緊急で対応しなければならなくなった時に、担当者が不在で対応が遅れてしまうということがあります。例えば、社内から「すでに契約が切れているモデルの写真がサイトに出ているので、すぐに削除してくれ」や、「〜という表現はNGが出たので消してくれ」というような緊急の依頼が来ることもあるでしょう。この時に、運用代行会社に連絡が取れないため、すぐに対応できないといったことにならないようにすることが大切です。ですので、運用代行を依頼する場合でも全てを任せっきりにするのではなく、自社でもある程度対応できるリソースを揃えておく必要があります。

このような自体に陥ってしまう例でよくあるのが、サーバーの管理などを全て代行会社に任せている場合です。自社内には基本的にサーバーがないですし、デザイナーやエンジニアがいないとログイン情報やhtmlファイルなどを渡されても作業ができない担当者もいるはずです。こういったことにならないようにするため、運用代行会社と必ず連絡が取れるような約束をしておきましょう。担当者は1人にしないことや、実作業者とも連絡が取れるような体制にしてもらうなど、事前に話をしておくことが大切です。

独自性が薄まる

これは運用代行会社にもよりますが、サイトの大部分をお願いしてしまうと独自性が薄まり、良質でオリジナルなコンテンツが作れなくなってしまうことがあります。独自性を確保するのは自社での役割が大きいです。運用代行会社にサイトのコンセプトやテーマを共有し、作成時だけでなく、運用がスタートしてからもサイトの方向性などを打ち合わせしましょう。提案を受けた際もその内容がきちんと自社のことを考えた提案なのかを見極めるようにしましょう。多くのクライアントを抱えている会社もいるので、似たようなコンテンツの提案をしてくる可能性もあります。

社内にノウハウや知識が溜まらない

運用代行をしてしまうと、他社に任せていることから社内にノウハウが溜まりづらいです。これがどのようなデメリットとなるかというと、今後拡大した時や別のオウンドメディアを立ち上げる際も社内にノウハウがないので、また運用代行に頼らないといけないことです。ノウハウは成功した時でなく失敗した時にも溜まっていくものですので、社内にノウハウを溜めて担当者を育てていきたいと考えている場合は、全てを任せきりにするのではなく、サポートとして運用代行に入ってもらうなどして、社内にノウハウが溜まるようにしましょう。

頼るべき所は運用代行に依頼を

自分たちに知識やノウハウが十分にあるのであれば、自分たちで運営した方が効果的で効率的ではあります。しかし、そこまでのリソースを備えている会社は少ないです。先ほどあげたメリットとデメリットをきちんと理解して、一部のリソースを運用代行に依頼しながらオウンドメディアを上手く運用していきましょう。細かな部分まで自社でやるのか、他社に依頼するのか、基本的な戦略も一緒になって考えてもらうのかは会社によって異なります。自社ではどういった部分を他社にお願いするのが良いのかを見極めることも、オウンドメディアを運用していく上では非常に重要なことです。

運用代行をしている上で、最もやってはいけないことは、せっかく運用代行を依頼しているのに必要以上に自社でやろうとしてしまい、その役割を奪うことです。専門的な内容は運用代行会社の方が知っていることが多いので、分からないことや迷ったことが出てきた場合はすぐに相談しましょう。一人で悩んでいる時間も自社のコストです。また、戦略的部分も一人では悩まず、ディスカッションすることでアイデアが出ることが多いです。

最後に

オウンドメディアを運用していく中で、全てを自社の中でやることは難しく、運用代行が必要部分が出てきます。運用代行のメリットデメリットをきちんと把握し、どの部分を依頼するかもしっかりと考えましょう。運用代行会社ときちんと付き合っていくことで、最高のオウンドメディを作り上げることができます。