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ライティングが苦手でもできる、オウンドメディア記事の書き方

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オウンドメディアを担当する方の中には「ライティングに自信がない」という方も実は多いです。とはいえ、予算の都合で担当者自身が記事のライティングをしなければならないこともありますよね。特にオウンドメディアではSEOも意識しながら、ユーザーに満足してもらえる記事をライティングするスキルが必要です。

ライティングに慣れていないと、つい細かい表現にこだわりすぎて1本の記事をライティングするのに思った以上に時間がかかってしまった…という経験がある方も多いのではないでしょうか?

ライターが本業ではない方でも、ポイントを知っておくだけでわかりやすい文章になりますし、ライティングの効率もアップします。そこで今回はオウンドメディアの記事をライティングするときに、おさえておきたい基本的な書き方のポイントを4つご紹介します!

オウンドメディア記事の書き方(1)まずは読者を具体的にイメージ。ペルソナも有効

以前の記事「オウンドメディア戦略に必要!ユーザー目線でコンテンツを作るコツ」でもご紹介しましたが、オウンドメディアに欠かせない要素が「ユーザー目線」。ユーザーに役立つ記事をライティングできるかどうかで、オウンドメディアの効果は大きく変わってきます

ユーザー目線を重視するためには、そもそも「ターゲットは誰か?」ということを明確にしておくことが前提です。オウンドメディアを立ち上げるときに決めたターゲットを意識して、ライティングするのがポイント。

ただしオウンドメディアを運営している中で、ターゲットがブレてしまうこともよくあります。(特に複数のメンバーで記事をライティングする場合)

ターゲットを明確にするために、マーケティングでよく使われる「ペルソナ」を活用してみるのもおすすめです。

ペルソナとは?

通常ターゲットを決めるときには、年代や性別といった属性で括ることが多いですよね。ペルソナはさらに具体的なターゲット像を把握するために設定する「架空の人物像」です。

ペルソナは属性だけでなく嗜好やライフスタイルなども含めて、実際にいる人物のように細かく設定。ちなみに、実在する人物としてイメージしやすいように、名前もつけます。

詳しいペルソナの設定方法はここでは省略しますが、例えば「山田隆さん(仮名)」というペルソナを設定したとします。オウンドメディアの記事を考えるとき「ペルソナの山田さんならこんなことで悩んでいるかな?」「ペルソナの山田さんならこんなキーワードで検索するかもしれない」というように、以前よりずっと読み手のイメージがふくらむのではないでしょうか。

複数のメンバーで記事をライティングするときも、ペルソナがあればターゲットがブレにくくなるメリットがあります。

オウンドメディア記事の書き方(2)ライティング前の準備が重要!まずは構成案を作成

いきなり文章を書き始めると、書いている途中で話がブレやすくなります。また、結論がわかりづらい内容になってしまうことも多いです。最後まで書いた後に「なんとなくおかしいから全部書き直し」という事態にもなりかねません。

ライターを本業としている方も、準備をせずにさらさら~っと文章を書くわけではありません。(そういう方もいるかもしれませんが)まずライティングの前に、情報を整理しましょう

ライティング前に整理しておく情報の例

  • 記事のテーマ
  • ターゲット
  • 狙うべき検索キーワード
  • ユーザーが検索する目的・求める結果(何を知りたいか、何を解決したいか)
  • 記事の目的(オウンドメディアもしくは運営企業としての目的)

整理できたら、記事の構成を見出しレベルでまとめます。目次を作るイメージで考えてみると、わかりやすいと思います。

例えば、本サイトで以前掲載した「オウンドメディア戦略に必要!ユーザー目線でコンテンツを作るコツ」では、以下のような構成案を最初に作りました。

  • 記事全体の流れ
    オウンドメディア戦略を立てる流れを説明した上で、特にユーザーにとって価値があるコンテンツが重要、という説明につなげる
  • 導入
    記事のテーマに対し、どうしたらいいかわからないというユーザーをターゲットとする。本文を読み進めてもらうために、記事全体の内容を要約する。
  • 見出し1  オウンドメディア戦略の立て方
    まずは全体像をイメージしてもらうために、おおまかな流れを紹介する。
  • 見出し2  オウンドメディアで最も重要なのは「ユーザー目線」
    戦略の立て方で特に重要なことにフォーカス。なぜ重要かという理由も説明する。
  • 見出し3  ユーザー目線で価値のあるコンテンツを作るには?
    ユーザー目線が重要と述べたので、盛り込むための具体的な方法を紹介する。ひとつでは読者が物足りないので3つバリエーションを持たせる。
  • まとめ
    全体をまとめるとともに、でもやっぱり難しそう…という方向けの解決策も補足する。

構成案までまとまれば、後はその骨組みに沿って文章を書いていけばOK。まっさらな状態で書きはじめるよりも、スムーズに進められます。ゴールが見えているので、書きやすいはずです。

オウンドメディア記事の書き方(3)論理的なライティングに役立つフレームワーク

記事の構成案をまとめる方法がわからないときは、すでにあるフレームワークを使ってみることをおすすめします。

古くからある「起承転結」もフレームワークのひとつですが…オウンドメディア記事の書き方では、「PREP法」と「SDS法」という2つのフレームワークが使いやすいと思います。

どちらもプレゼン資料などビジネス文書のライティングが本来の用途ですが、ベーシックなので幅広く利用できます。

PREP法

  • Point:要点。ここでまず記事のテーマなどの概要をまとめます。
  • Reason:Pointで書いた内容の理由を説明します。
  • Example:Reasonで書いた理由の説得力をアップさせるために、事例を紹介します。
  • Point:最後にもう一度、結論としてまとめます。できればポジティブに次の行動につながる書き方にすると、気持ちよく読み終わります。

SDS法

  • Summary:要約。PREP法と同じく記事の概要をまとめます。
  • Detail:詳細について説明します。このDetailをいくつかの段落に分けるパターンもあります。
  • Summary:最後にもう一度要約として結論をまとめます。

実際にこのサイトで記事を書くときにも、こうしたフレームワークを使うことがあります。ハウツー系記事では、順序立てて説明できるPREP法で構成を組むことが多いですね。

一方、まとめ系の記事では、順序立てて説明するというよりはSDS法を使ってDetail(詳細)をいくつかの項目に分けていくのがやりやすいと感じています。

なお、オウンドメディアの場合はユーザー目線がポイント。どちらのフレームワークを使うときでも、特に最初の段落では、「きっとこう思っていますよね?」「こんなことでお悩みではないですか?」というように、できるだけユーザーの共感を得られる内容を盛り込むことを意識してみてはいかがでしょうか?

オウンドメディア記事の書き方(4)グラフ画像を活用する方法

記事が長文になった場合は、図版やグラフを入れたほうが断然見やすくなります。文章だけの説明と比べて伝わりやすくなるというメリットもあります。

とはいえグラフを画像として記事の中に載せようとすると、ひと手間かかります。Excelを使って一旦グラフを作成してから画像として保存、サイズなどを調整してサーバにアップするというのが基本的な流れですが、実際やってみると面倒です!

さらにオウンドメディアのデザインと統一感を持たせるためには、グラフ画像を加工する必要があります。外部制作会社へ依頼すると、それなりのコストがかかります。

手間をかけて画像を作っても、あとから数値の間違いが判明して再度作り直し…ということも実際よくある話です。

Googleのサービスを使えば、数値を入力すれば自動的にWebに掲載できる形のグラフを作ることができます。こうしたサービスを使えば、コストをかけずに見栄えのするグラフを載せることができます。ぜひ活用してみてください。

まとめ

オウンドメディアではSEOの視点とあわせて、記事のクオリティも求められます。そのためライティングに苦手意識があると、継続して書くのは難しい…と感じる方も多いかもしれません。

また、オウンドメディアは更新頻度も重要な要素。そのため社員が記事作成を担当する場合、効率的なライティングできないと負担が大きくなります。オウンドメディアの運営にも影響してしまいます。

ご紹介した書き方のポイントを知っておけば、ぐっとライティング効率がアップします。グラフ画像などもうまく活用できれば見やすく読みやすい記事になって、ユーザーの満足度もアップするのではないでしょうか?

担当者ご自身だけではなく、他の社員の方もライティングを担当している場合は、ぜひ今回ご紹介した書き方のポイントをシェアしていただけるとうれしいです。

オウンドメディアの記事ライティングについては以下の記事でも解説しています。

・「オウンドメディア記事作成・確認に役立つライティングツール10選

・「SEOだけでは読まれない!オウンドメディアのタイトルライティング法