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Update 2021.10.27

オウンドメディアの将来?分散型メディアのメリットとデメリット

「オウンドメディアを続けているけど、将来も有効?」「これからオウンドメディアを立ち上げても大丈夫?」という質問を受けることが増えてきました。確かにオウンドメディアのトレンドは落ち着いたかな、という感じはしますね。

最近は大手でもクローズするオウンドメディアが出てきています。でもその一方で新しいオウンドメディアを立ち上げる企業も。例えばスターバックスは2021年8月、新しいオウンドメディア「Starbucks Stories Japan」を立ち上げ、話題になっています。

コロナ禍などで生活スタイルが大きく変わる中、オウンドメディアの将来が気になる方も多いはず。そこでオウンドメディアを取り巻く環境の変化について、分析してみました。さらにオウンドメディアの将来形とも言えそうな「分散型メディア」について解説します!

もはや若年層はGoogle検索をしない時代?!

オウンドメディアの集客で基本と言えばSEO。検索結果の上位表示を狙って、新しいリード(見込み客)を増やせるのが強みですよね。

でもここ最近、検索サイト離れが進んでいるという声も。2016年と少し前のデータになりますが、プライベートの情報を何で得ていますか?という問いにたいして、20代に限れば検索サイトではなくTwitterが1位という結果になりました(※1)。

この調査は女性限定なので男女まとめるとまた違った結果になるかもしれませんが、2016年の時点で、すでに検索サイトよりTwitter(SNS)で情報を得る若年層が多い状況だったんです!

※1出典:「40代以上は「PC」で、20代以下は「スマホ」で!「情報収集についての意識調査」」(Addix)

若年層は自分で調べるより、SNSのおすすめをもとに情報を集める

2021年6月に行われた調査でも、「Z世代」(10~20代前半の若年層)は他世代と比べてGoogle検索する人の割合が低いことがわかっています(※2)。

もはや「ググる」という単語は消えてしまうかもしれません…なぜ若年層は検索サイトを使わなくなったのでしょうか?実はこのZ世代、「SNSやYouTubeでおすすめされた情報を見る」という人の割合が他世代より高いんですよね。

つまり自分で検索して調べるより、SNSやYouTubeで自動的に出てくるおすすめ情報を使っているわけです。これは「なかなか自分の欲しい情報が出てこない」「普段SNSを使うことが多いのでそっちで見る方が早い」といった理由かなと想定されます。

若年層で検索する人が減ってSNSが台頭しているという状況は、オウンドメディアにとって無視できません!検索する人が減ってしまえば、当然ながらSEOメインのオウンドメディアは集客が厳しくなっていきます

ちなみにGoogleでもさまざまな企業や技術を買収して、この状況に対応しようとしているなんて報道もあります(※3)。

オウンドメディアはまさに今、こうしたユーザーの行動変化に直面しています。特にBtoCのオウンドメディアは、この変化に対応していかないと将来生き残れないかもしれません。

※2出典:「情報収集はもう時代遅れ?「調べたくない」消費者の実態と、これからの情報提供の在り方を考える」(Markezine)

※3参考:「「検索前の世界」に進出するグーグル驚きの思惑」(東京経済ONLINE)

新しいオウンドメディアの形として注目される「分散型メディア」

SNS時代に対応した新しいメディアのかたちとして、注目されるのが「分散型メディア」。分散型メディアとは、オウンドメディアだけではなく、FacebookやInstagram、Twitter、YouTubeなど外部のプラットフォームにコンテンツを分散して載せるメディアのことです。

分散型メディアと従来のオウンドメディアの違い

オウンドメディアとSNSを組みあわせる考え方は、すでに「トリプルメディア」もしくは「PESOメディア」として存在していましたよね。この2つでは、コンテンツは基本的にオウンドメディアが発信。SNSはあくまで集客メインという役割分担がありました

一方分散型メディアはメディアごとに最適なコンテンツを発信する点が大きな特徴。重複するコンテンツもありますが、プラットフォームごとに動画や画像を使うなどアレンジするのが普通です。

オウンドメディアの中央集権型ではない点が大きな違いですね。分散型メディアの中には、オウンドメディアを持たないケースもあります

またトリプルメディア(またはPESOメディア)では、他のメディアからオウンドメディアにリンクを貼って、ユーザーをオウンドメディアに集約する狙いがありました。

でも分散型メディアはそれぞれのメディアごとにユーザーを獲得することが狙い。だから、あまりリンクを重視していません。ここも大きく違うところですよね。

分散型メディアの事例

分散型メディアの有名な事例と言えば、アメリカの「Nowthis」という動画メディア。Facebookなどのプラットフォームそれぞれに動画をアップして運営しています。

日本ではまだ多くないのですが、分散型メディアとして知られるのはレシピ動画サイト「クラシル」ですね。クラシルはオウンドメディアも持っていますが、基本的にSNSを使って動画コンテンツを展開しています。

分散型メディアのメリットとデメリット

日本でも広がりつつある分散型メディア。SNS時代にマッチしている点が大きな強みじゃないでしょうか。とはいえメリットもあれば、デメリットももちろんあります。

分散型メディアのメリット(1)運営コストを削減しやすい

オウンドメディアの運営では、コンテンツ制作だけではなくサーバなどプラットフォームの維持管理に費用がかかります。一方分散型メディアは他社のプラットフォームをメインに使うので、こうしたコストを削減することができます。

分散型メディアのメリット(2)拡散しやすく、ファンを獲得しやすい

オウンドメディアの場合、記事をアップした後さらにSNSに投稿するといった手間がかかりますよね。でもSNSごとにコンテンツを載せる分散型メディアなら、こうした手間はかからないのでSNSを活用しやすいわけです。

またSNSごとに最適なコンテンツを提供できるのも分散型メディアの強み。これによって、SNSごとに幅広くファンを獲得しやすい点もメリットですね。

分散型メディアのメリット(3)SEOを意識せずコンテンツ作りができる

今までのオウンドメディアといえば、かなりSEOを意識したコンテンツ作りが必要でした。SEOを強化するために、専門業者に相談した方も多いかもしれません。

一方で、分散型メディアはSNSなどのプラットフォームを使うので、基本的にSEOは必要ありません。コストや手間をかけてSEOに注力することなく、コンテンツ制作に集中できるメリットがあります。

分散型メディアのデメリット(1)プラットフォームの仕様やルールにしばられる

オウンドメディアはコンテンツの体裁や内容を自社で自由に決められますし、他社の広告を載せることも可能。

一方SNSなどのプラットフォームにコンテンツを載せるには、それぞれの仕様やルールに従う必要があるので自由度は低いですね。またある日突然ルールが変わったために、過去のコンテンツを全部見直さないと!なんて事態になる可能性もあります。

万が一ルール違反をしてしまうと、コンテンツを削除されかねません。最悪の場合アカウントごと抹消される可能性もあるので、注意が必要です。

分散型メディアのデメリット(2)プラットフォームがなくなるリスクがある

なかなかないケースですが、プラットフォームが運営停止してしまうリスクがあります。特に後発のSNSは要注意ですね。

またプラットフォームで大きな障害が起こるリスクもあります。最近では2021年10月にFacebookとInstagramで大規模障害が発生。SNSが閲覧できない状態が続きました。

閲覧できないトラブル以外にも、保存データが消えてしまうといったリスクも想定されます。こうした状況に備えるには、普段から複数のSNSを運用するといった対策が必要です。

オウンドメディアとしての経験があれば、将来の備えになる!

オウンドメディアを取り巻く環境は確かに大きく変わってきています。こうした中、テキストコンテンツによるSEOだけでは厳しくなってくるかもしれません。SNSを活用してファンを増やしたりYouTubeなどで動画コンテンツを展開したり、といった取り組みが求められているのは事実です。

とはいえ注目される分散型メディアにも、プラットフォームに左右されるなどのデメリットもあります。いきなりオウンドメディアをやめて完全に分散型メディアに移行するのは危険です。

まずはオウンドメディアでコンテンツ制作やサイト運営経験を積むことをおすすめします。この経験があれば、SNSなど他のメディアに移行しても基本的に対応できるはず

トレンドは意識しながらも、まずはオウンドメディアでユーザーに響くコンテンツ制作に注力していきましょう!

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