CASE - 事例紹介
オウンドメディアのSNS活用事例(Twitter編)
2017.07.21
戦略をもってオウンドメディアを運営すれば、見込客は自然に集まります。
大切なのは、正しいポジションの確立、そして最適なコンテンツの配信です。
OPERATION - 運用
オウンドメディアの新規立ち上げやリニューアルのとき「制作会社とスムーズにコミュニケーションできなかった」という経験を持つ方、多いのではないでしょうか?後になって足りない機能に気づいた!なんてこと、よくありますよね。
この大きな原因のひとつが、オウンドメディアの要件定義がしっかりできていないこと。要件定義でオウンドメディアに必要な要件が明確化されていれば、制作会社との認識がズレることを防げます!
ただし一般的なサイトと比べると、オウンドメディアは納期がタイトという問題も。こうなると要件定義にあまり時間をかけられないですよね。
これからオウンドメディアを構築する方も、既存オウンドメディアのリニューアルを検討している方も、効率的な要件定義の手順を知っておきたいところ。
ここでは専門家であるWebディレクター監修のもと、効率的なオウンドメディアの要件定義について、5つのステップでまとめました!
目次
「そもそも要件定義のやり方がわからない」「どこまで含めればいいのかわからない」という悩みもよく聞かれます。
これは「Webサイトの構築経験のない方がオウンドメディア担当になるケースが多い」ということが影響しているかもしれません。
要件定義を簡単に言うと、依頼する側がオウンドメディアに搭載したい機能などの要望をまとめたもの。要件定義した結果がドキュメントでわかりやすくなっていれば、依頼側と制作会社の認識のズレがなくなり効率よく進めることができます。
オウンドメディアでは以下5つのステップで要件定義を進めるのが基本です。
要件定義が基本となって、オウンドメディアの予算やスケジュールが組まれます。だから要件定義って、実はすごく重要なんです!
まずは要件定義の土台となる基本情報の整理。すでにオウンドメディアの企画を考える上で準備できていることがほとんどかもしれません。でも制作会社・開発会社にうまく伝わっていないことって、意外と多いんですよね。
あらためてオウンドメディアの概要に関する情報をドキュメントにして、シェアしておくことをおすすめします。
ターゲットや目的をもとに、オウンドメディアに載せたいコンテンツを洗い出します。Excelでページリストを作成するスタイルでもOKですが、一般的にはツリー形式のコンテンツマップを作成することが多いですね。コンテンツマップなら階層や動線が可視化できるので、より認識のズレが防げます。
この時点で記事単位での洗い出しまでは難しいかもしれません。この場合はまずカテゴリを決めて、カテゴリごとに例えば〇〇記事、という感じで洗い出しましょう。
コンテンツマップでは、記事以外のページの洗い出しも大切。記事以外というのは、例えばオウンドメディアのコンセプトを伝えるページやプライバシーポリシー、お問合せページのようなものです。これによって、フォーム機能やサイト内検索などの要件を洗い出せます。
また、外部サイトからのランディングページが別途必要になるケースもあります。外部からどのページにリンクするか?ということもコンテンツマップに盛り込んでおきましょう。
コンテンツマップができてきて、ある程度オウンドメディア全体の作りが見えてきたら、ページを分類しましょう。一般的なオウンドメディアでは以下のような分類となります。
分類しておけば、CMSを導入する時何枚テンプレートが必要か?ということがわかります。テンプレートを少なければ、その分デザインなどの費用を抑えることができますよね。
テンプレートが整理できたら、テンプレートごとにどんな要素を表示するか決めます。この時点ではまだデザインは組まないので、レイアウトがおおよそわかればOK。これを構成案(ワイヤーフレーム)と呼びます。
要素とは、「ヘッダ」「フッタ」「メニューボタン」「パンくずリスト」といった各ブロックのこと。入れたい要素によって必要な要件も変わるので、要件定義に必要なステップです。
例えばコンテンツ本文の枠以外に、以下のような要素が必要かどうかチェックしましょう。
また「このエリアにYouTubeの動画を載せたい」というように、他のサイトにある要素を載せたい要件も出しておくといいですね。
またオウンドメディアの場合、検索エンジンから記事ページに直接リンクされるケースがほとんど。ですからトップページよりむしろ記事ページにどの要素を入れるかがポイントです。
CMSを使う場合、管理画面に必要な機能も要件定義で洗い出す必要があります。ここが意外と抜けているケースが多いので、注意したいポイントです!
コンテンツ更新作業を、あらかじめ想定しておくのがポイント。例えば「社外のライターが直接CMSからアップするか?」「社内メンバーが承認してから本番環境にアップするか?」といったあたりですね。
このあたりはアカウントの権限設定に関わってきます。実際の運用をイメージしながら要件をまとめておきたいところです。
例えば管理画面で更新できない部分があると、そこは制作会社に修正依頼をする必要が出てきます。頻度が高そうなエリアは、管理画面で社内対応できるようにしておくことをおすすめします。例えばバナーエリアは毎週差し替えたいので社内で更新したい、という感じですね。
CMSと連携させるツールがあるか、というのも要件として洗い出しておきたいですね。オウンドメディアの場合、以下のようなツールと連携するケースが多いですね。
こうしたツールの連携では、テンプレートなどの修正が必要なことも。あとから制作会社に依頼すると追加費用がかかってしまう可能性も。でも要件定義の時点で伝えておけば安心です!
5つのステップでオウンドメディアの要件定義を進める上で、ここだけは外せないという3つのポイントをまとめました。
要件定義は重要なタスクですが、時間をかけすぎるのも問題です。オウンドメディアの構築はスピードも重要ですから。
あくまで要件定義の目的はデザインやコンテンツ内容の洗い出しではなく、機能を洗い出すこと。この前提でダラダラやらずに期間を決めて要件定義を進めましょう!
オウンドメディアの場合、要件定義で洗い出した機能が全て実装できるとは限りません。どうしてもコストやスケジュールによってあきらめる機能も出てきます。
だからあらかじめ優先順位を決めておきましょう。絶対必要、なるべくほしい、あったらいいな、という3段階ぐらいの優先順位をつけておくと進めやすいと思います。
要件定義を1人で進めてしまうと、要件の洗い出しが不十分になりがちです。実際に作業する人はもちろん、できるだけ多くのメンバーで要件定義に取り組みましょう!
■ SNS SHARE