CASE - 事例紹介
オウンドメディアのSNS活用事例(Twitter編)
2017.07.21
戦略をもってオウンドメディアを運営すれば、見込客は自然に集まります。
大切なのは、正しいポジションの確立、そして最適なコンテンツの配信です。
WORDPRESS - ワードプレス
オウンドメディアのバックアップ、定期的にとっていますか?「重要だけど、社内に情報セキュリティに詳しい人がいないので対応が後回しになってしまった」というところも多いのではないでしょうか。
特にWordPressなどのCMSを使っていると、バックアップをどうとればいいかわかりづらいですよね。
でもバックアップの必要性は高まっています。知名度や規模に関係なく、あらゆるオウンドメディアがさまざまなリスクにさらされています。
最近も、不正アクセスによってオウンドメディアが勝手に改ざんされてしまう事例がありました。こんなときバックアップをすぐに復元できる状態なら、被害を最小限にできるはずです。
そこでオウンドメディア担当が今すぐできるWordPressのバックアップ・復元方法についてまとめました!
目次
最近もあるオウンドメディアが不正アクセスの被害に遭い、内容が改ざんされてしまったという事例がありました。特にシェアの高いWordPressを使ったオウンドメディアは不正アクセスのターゲットになりやすく、注意が必要です。
2017年にもWordPressのあるバージョンに脆弱性があることがわかり、そのバージョンを使っていたWebサイト150万件以上が不正アクセスされた事例もありました(※1)。
※1出典:WordPressサイトの改ざん被害は150万件超に 「最悪級の脆弱性」(ITmedia)
バックアップが必要な理由は、不正アクセス対策だけではありません。最近では契約ミスによって「ふくいナビ」というWebサイトのデータが消失してしまった、という事例がありました。「ふくいナビ」の場合、後日バックアップが見つかったため、復元できるめどが立ったそうです(※2)
つまりどんなに対策していても、データが消える可能性はあるということ。バックアップを定期的に取っておくことはオウンドメディアにとって、もはや必須なんです!
※2出典:「ふくいナビ」バックアップ見つかる(福井新聞Online)
WordPressには、もともとデータのエクスポート・インポート機能が搭載されています。事前にエクスポートしておけば、あとでインポートして復元することが可能なんです。
この方法ならコストをかけずにバックアップと復元ができますよね。ただし、手動でその都度作業することになります。さらにエクスポートしたデータの管理も自分でする必要があるので、正直かなり面倒なんですよね。
サーバーの移行などで一時的にバックアップを取るときは問題ないですが、定期的なバックアップとなるとやや不向きです。
また、WordPressのプラグインを使ってバックアップを取る方法もあります。例えば別記事でも紹介した「BackWPup」。バックアップ用の無料プラグインとして、よく知られています。
「BackWPup」ではバックアップデータの保存場所をDropboxなど他のクラウドサービスを指定できますし、スケジュール機能を使って定期的に自動バックアップすることもできます。こういった使い勝手がいいところが、「BackWPup」の人気が高い理由かなと思います。
(参考)「オウンドメディア運営に必須!WordPressプラグイン5選」
ただしWordPressのプラグインを使ってバックアップをするなら、インストールや設定は自分で行うのが基本。またサポートはありませんので、通信回線などのトラブルでバックアップがうまくとれていない場合に自分で備える必要があるんですよね。
具体的には自分でログなどを定期的にチェックして、エラーが起こっていないか確認するという作業が発生します。特にデータ量が多いオウンドメディアになると、1回のバックアップに数時間かかることも。こうなるとエラーになりやすいので注意が必要です。
たいていのレンタルサーバーには、自動バックアップサービスがついています。例えばWordPressのオウンドメディアによく使われるレンタルサーバー「エックスサーバー」では、以下のようなバックアップサービスを提供しています。
サーバー上のデータは、1日1回、バックアップ専用サーバーに自動でコピーしており、全サーバープランともサーバー領域のWeb・メールデータ「過去7日分」、MySQLデータベース「過去14日分」のデータを保持しています。
引用元:https://www.xserver.ne.jp/functions/service_backup.php
「エックスサーバー」の場合、特に申し込みをしなくても自動でバックアップをとっておいてくれるが助かりますよね。ただし「Webサイトのデータは過去7日分のみ保存」というのは注意したいポイント。つまり7日より前の状態には戻せない、ということなんです。
なお「エックスサーバー」ではこれまでバックアップデータの復元に5,000円程度の費用がかかっていました。でも2020年9月に復元も無料でできるように変更されました。これはうれしいですね。
エックスサーバー
もちろんレンタルサーバーによって、バックアップサービスの内容や価格は違ってきます。まずは現在WordPress製オウンドメディアで使っているレンタルサーバーのバックアッププサービスについて、あらかじめチェックしておきましょう。
バックアップの重要性が高まるにつれて、対策1、対策2とは別に、バックアップに特化したサービスも増えてきています。例えばGMOクラウドでは、遠隔でWebサイトのデータをバックアップ・復元できる「torocca!(トロッカ!)」というサービスを提供しています。
Webサイトバックアップ【torocca!】月額500円~
この「torocca!(トロッカ!)」というサービスでは、ネット経由でバックアップ専用サーバーにデータが保存されます。わざわざデータの保管場所などを準備する必要がない、というのはラクですね。
また復元するときも管理画面からクリックするだけなので、サーバーやシステムに詳しくないオウンドメディア担当でも使いこなせるのではないでしょうか?
また30世代までバックアップできるというのも、このサービスの特徴。かなり前に戻すこともできるのは、他の対策との大きな違いです。WordPressのデータももちろんバックアップをとることができます。
さらに差分だけバックアップを取ることが基本なので、1回あたりのバックアップ時間が短くなるという点もメリット。「バックアップしている間オウンドメディアの表示が遅くなる」といった事態を防ぐことができます。
ネックとなるのは、やはりコストでしょうか。「torocca!(トロッカ!)」の場合、最も安いプランで月額500円(12か月契約の場合、25GBまでなどの条件あり)。自分でバックアップを取って復元する手間を考えると、意外と安いかもしれません。
またこの「torocca!(トロッカ!)」にはドメイン制限がありません。つまりオウンドメディアだけではなく、自社で運営しているコーポレートサイトなど他のWebサイトのバックアップもまとめてできるというわけです。
複数のオウンドメディアを運営している方はよりコストが安く感じられるかもしれません。
一般的によく使われるバックアップの方法を3つ紹介しましたが、選ぶには手間とコストをどう考えるかが問題。
例えば普段からWordPressの設定変更を自分でやっていて、復元の作業なども問題なくできるというオウンドメディア担当の方もいるかもしれません。このように自分で作業できるスキルと時間が十分になるなら、対策1のWordPressのプラグインなどを使って自分でバックアップをとるほうがコストをかけずにできます。ただし何かトラブルがあっても、当然ながら自己責任です。
対策2は、オウンドメディアで使っているレンタルサーバー次第というところがあります。また、あくまでおまけのサービスに近く、バックアップデータの保証がないことが多いので要注意。
過去にはレンタルサーバー側のミスでデータが消失してしまったなんて事例もあります。この事例はかなりレアですが、レンタルサーバーのバックアップサービスだけに頼るのは、ややリスクがあるかもしれません。
対策3のバックアップ専用サービスを使う方法は、バックアップの手軽さや安全性という意味ではもっとも優れています。
ただしコストが多少かかる点が気になる方も多いかもしれません。個人的には有料でも人を介さずほぼお任せできるサービスの方が、いざというときの対応もスムーズかと思います。
特にオウンドメディアを少人数で運営している場合、こうした外部サービスをうまく活用して業務の効率化を図ることをおすすめします。
できれば複数の方法を組み合わせて、より安心できるWordPressのバックアップ体制を整えましょう!
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