CASE - 事例紹介
オウンドメディアのSNS活用事例(Twitter編)
2017.07.21
戦略をもってオウンドメディアを運営すれば、見込客は自然に集まります。
大切なのは、正しいポジションの確立、そして最適なコンテンツの配信です。
TIPS - その他
小規模なオウンドメディアを立ち上げる時、気になるのがコストと開発期間。一般的にオウンドメディアと言えば無料のCMS「WordPress」を使うケースが多いのですが、どうしても立ち上げまでに開発期間がかかったり、別途レンタルサーバを契約したりという作業が発生します。
そこで小規模オウンドメディアをすぐに立ち上げたい場合、サーバなどがパッケージになっていて、誰でも手軽に使えるオールインワンCMSを使う方法もあります。オールインワンCMSのメリットは、「数日でオウンドメディアを立ち上げできる」「サーバやプログラムなどの知識がなくても運用できる」という2つ。
もちろんWordPressと比べると、カスタマイズの自由度が低い、将来サービスが終了するかもしれない、といったデメリットもいろいろとあります。ただ小規模オウンドメディアを立ち上げる上でどうしてもすぐに立ち上げたい、社内にオウンドメディアやWebに詳しい人がいない、というときもありますよね。こんなときは選択肢として考えてもいいかもしれません。
そこで小規模オウンドメディアを立ち上げる時に検討したいオールインワンCMSとして、「はてなブログ」「ジンドゥー」「note」を紹介します。また最近オールインワンCMSでは、一部の業種に無料提供プランなどを設けているケースもあります。こうした情報もチェックしておきましょう。
目次
もともと「はてなブログ」は個人向けのブログサービスですが、「はてなブログPro」という上位の有料版もあります。「はてなブログPro」はグループで利用できることも想定して、複数メンバーで管理できるのが特徴。他にも無料版と違って、独自ドメインが利用できるなどの機能があります。
「はてなブログPro」は操作がシンプルなので、誰でも記事を手軽に投稿できる点がメリットですね。またサーバやSEOといったことを気にせず運営できます。
価格は月額約600円と手ごろですが、あくまで「はてなブログPro」はブログ向けのサービス。手軽に使えるシンプルさが魅力ですが、「レベルの高いSEOに取り組みたい」「しっかりアクセス解析をしたい」といった時にはCMSとしてやや物足りなくなりそうです。
なお「はてな」では、オウンドメディアに特化したサービスとして「はてなブログMedia」というCMSも提供しています。「はてなブログMedia」はデザインやSEOなどの面で機能が充実していますが、コストが気になるところ。公式サイトに価格は掲載されていませんが、月額数十万円程度かかるものと思われます。
サーバも含まれている手軽なCMSの中では老舗の「ジンドゥー」。HTMLを知らない人でも好きなデザインが組めるCMSとして知られています。
「ジンドゥー」の料金体系は最近ちょっと複雑になっています。まず手軽に作れる「ジンドゥーAIビルダー」と機能が多い「ジンドゥークリエイター」という2つのプランに分かれています。
「AIビルダー」は、AIの指示通り操作すれば誰でもサイトが作れる簡易版で、主に個人向けと言えます。無料版のほか、STARTプラン(月額約1,000円)、さらに上位のGROWプラン(月額約1,600円)という有料版があります。
「クリエイター」は、SEOやデザインなどの機能が豊富なビジネス向け。無料版のほか、4つの有料プランがあります(月額約1,000円~約5,000円)。
小規模オウンドメディアで使うなら、最低でも「クリエイター」の「Business」プラン(月額約2,500円)を選びたいところ。「Business」プランならSEOにも対応、サーバ容量無制限で、サポートも優先度が高くなっています。
ここ最近は利用者を急速に伸ばしている「note」。月間アクティブユーザーはなんと4,400万人を超えたそうです。「note」はブログのように手軽に投稿できるだけではなく、投稿記事がSNSのように拡散されるため集客しやすいのが特徴です。
「note」には法人向けの「note pro」というプランがあり、キリンビールなど大手企業がオウンドメディアとして採用する事例が増えています。
「note」自体は無料で利用できますが、法人向けの「note pro」は月額5万円。「note pro」の場合、独自ドメインを使えたり分析機能が使えたりするメリットがあります。
とはいえレイアウトやデザイン、基本的な機能については、「note」の無料版とそれほど大きな違いはありません。またGoogleアナリティクスを使う場合、別途月額1万円かかるというところも気になりますね。
一部のオールインワンCMSでは、最近教育機関などを対象に月額費用が無料になる特別プランを設けているところが出てきました。条件に会えば月額費用が無料になるので、大幅にコストダウンできます!
小規模オウンドメディアを立ち上げる時は、こうした特別プランが適用になるかどうか事前にチェックしておきたいところです。
「はてなブログ Pro」では2020年8月から、「学校支援プログラム」をスタートさせました。このプログラムでは、通常有料(月額で約1,000円)かかる「はてなブログPro」が永年無料で使用できます(※2020年11月現在)。また学校以外にも、以前からNPOや図書館を対象に同様の無料提供を実施しています。
ジンドゥーも2020年8月から「アカデミックプラン」という学校向けサービスを開始。この「アカデミックプラン」では、AIビルダーでもクリエイターでも有料版のコストが無料になります。ただし利用プランや無償で利用できる期間などは、ジンドゥー側との協議が必要だそうです。
基本的にこのアカデミックプランは授業で使うことを想定していますが、学生向けに情報発信をするオウンドメディアとして使うこともできるかもしれません。
「note」でも学校などの教育機関と美術館を対象に「note pro」を無料で提供するというプランを設けています。月額5万円が無料になる、というのは大きいのではないでしょうか。
ただし学校向けプランの場合、通常の「note pro」と違って独自ドメインが使えないといった制約があります。また提供期間は「無償の1年契約で毎年内容を確認して更新」となっていますので、場合によっては短期間で終わることもあるようです。
オールインワンCMSを選ぶ上でまず重要なのが、無料版ではなく有料版を選ぶということ。基本的に無料版は他社の広告が入ってしまったり、サポートが十分に受けられなかったりする問題があります。
小規模オウンドメディアといってもビジネスとして活用するものなので、やはり無料版ではなく有料版を前提に検討しましょう。
また用途によって、どのオールインワンCMSにすべきか変わってきます。例えば「とにかくシンプルにブログ的に記事を載せて情報発信に努めたい」という小規模オウンドメディアなら、「はてなブログPro」が価格も安く始めやすいと思います。
一方で「ブログ形式ではなくオウンドメディアのスタイルにこだわりたい」「ランディングページなどいろいろな機能を活用したい」というなら「ジンドゥー」がベストチョイスでしょう。レンタルサーバ費用も含めて月額数千円と考えれば、むしろ割安という気もしますよね。
またプランが複数あるので、最初は安いプランではじめて上位プランへ乗り換えるということもできるのもいいところ。ただし「AIビルダー」と「クリエイター」の間ではプラン変更できないので注意しましょう。
また「SNSのようにファンとのコミュニケーションを深めて、固定ユーザーの維持に努めたい」という場合は、「note Pro」がいいでしょうね。月額5万円という価格は他のオールインワンCMSと比べるとやや高価ですが、広告費とみなすという考え方もあります。
オールインワンCMSでは、データのバックアップができないことが多いんです。また設定しているドメインの移行ができない、または手間がかかるというケースも多いんですよね。
つまり一旦スタートすると、後から他のサービスへの移行がしづらいという特徴があります。そのため最初のCMS選びがすごく重要です!
■ SNS SHARE