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Update 2020.05.25

オウンドメディアのマネタイズ新手法?noteで有料記事を売る方法

「オウンドメディアのマネタイズを目指したい」という方に向けて、以前の記事「オウンドメディアのマネタイズをあきらめる前に今すぐできる対処法」では4つのマネタイズする方法を紹介しました。

ただ、最近はコンテンツを有料化してマネタイズを目指すというオウンドメディアが、少しずつ増えてきていますね。オウンドメディアのコンテンツ有料化が簡単にできる仕組みとして、今注目されているのが「note」2019年から企業向けプランもスタートし、企業のオウンドメディアに採用されるケースも増えてきました

オウンドメディアのコンテンツを有料化したいと考えているなら、「note」の使い方はぜひ知っておきたいところ。そこで「note」を使ってコンテンツを有料化する方法や、他の手段との違いについてまとめました!

ブログサービスと同じに見える「note」はなぜ人気?

「note」は文章や画像などのコンテンツを自由に投稿できるサービスとして、2014年にスタートしました。体裁だけ見えると、一般的なブログサービスとほとんど同じですよね。でもnoteでは、実はクリエイターが自由に投稿できるように、広告を非表示にしたりランキングをなくしたりする取り組みをしているんですよね。

またコンテンツを有料化できる仕組みを搭載したという点も、他のブログサービスとの大きな違いでしょう。有料化できる仕組みのおかげでライターや漫画家といったクリエイターが「note」に集まり、さらにそのファンもnoteに集まる…という流れでユーザーが急速に増えているようです。

また「note」にはフォロー機能もあり、フォローした人のコンテンツが自分のタイムラインに表示されます。つまりSNSとして使うこともできるんですよね。

こうした他のブログサービスにはないところが人気を集め、「note」の利用者はここ数年で急速に伸びています。2020年の時点で、MAU(月間アクティブユーザー)はなんと約4,400万人(※1)。MAUだけで見ると、FacebookやTwitterより多いんですよね(計測方法が違う可能性もありますので、あくまで参考程度にしてください)。

※1出典:https://note.jp/n/n3a9943154b8a

企業がオウンドメディアを構築するためのプラン「note pro」

「note」の企業向けプランが、2019年3月にスタートした「note pro」。キリンや土屋鞄製作所などの企業も、この「note pro」を使ってオウンドメディアをすでに立ち上げています。

「note pro」はWordPressのようなCMS単体ではなくて、サーバなども含まれるサービス。料金は2020年5月時点で、初期費用なし・月額5万円となっています。

サーバとセットのサービスといえば以前「オウンドメディア向けCMS【5選】WordPressとの違いは?)」の記事で紹介した「はてなブログMedia」がありますね。このあたりが比較対象になるかもしれません(利用料で見ればおそらく「note pro」の方がかなり安いです)。

なお、「note pro」と通常のnote(無料版) との違いは、独自ドメインが使える(ドメインは別途用意する必要あり)」、Googleアナリティクスのタグを挿入できたりするところ。このあたりを見ても、企業用のオウンドメディア向けということがよくわかります。

「note pro」を使ってコンテンツを有料化する方法

他のCMSと違って、あらかじめコンテンツの有料化ができる仕組みが搭載されているのが「note pro」の大きなポイント。なお「note pro」でコンテンツを有料化する方法は、大きく2パターンあります。

(1) 1コンテンツごとに金額を設定して有料化する

最近ニュースサイトでよく見かけるパターン。記事の途中から「ここからは有料」という表示となり、購入した人だけに全文を表示されます。1記事100円というような売り切りスタイルになります。

(2) 複数のコンテンツを定期購読マガジンとして有料化する

いわゆる雑誌の定期購読(サブスクリプション)に近いかたちですね。例えば「文藝春秋digital」というオウンドメディアは、「note pro」を利用して月額900円という定期購読のスタイルになっています。

なおこの2パターン以外にも「note」では記事を読む・読まないにかかわらず、投稿者に寄付する「投げ銭」的な仕組みもあります(企業のオウンドメディアで使うことはあまりないと思いますが)。

WordPressでコンテンツを有料化する方法もある

コンテンツの有料化をする上で「note pro」以外の選択肢も考えておきたいですよね。実はWordPressでも、コンテンツを有料化する方法があります!例えば2019年にスタートした「CODOC(コードク)」というコンテンツ向け決済サービスを使うやり方。

「CODOC」もnoteと同じように「記事ごとの有料化」「定期購読での有料化」「投げ銭」それぞれの設定が可能です。WordPressですでに構築したオウンドメディアの有料化を考えるなら、こちらの方がいいかもしれませんね。

もちろん「note pro」のほうが構築から有料化まで1つのサービスなので、手軽と言えます。ただ「CODOC」にはWordPress用のプラグインが設けられているので、それほど設定は難しくないと思います。

なおコンテンツの有料化を考える上で注意したいのが、手数料です。基本的に決済サービスを利用するので、売上の数パーセントは決済手数料として支払うことになります。また売上を自分の口座へ振り込むときも、振込手数料がかかります。

「note pro」の場合、決済手数料は売上の5%(カード払いの場合)、他にもプラットフォーム利用料として10%(定期購読は20%)がかかります。振込手数料は1回270円となっています(※)

一方「CODOC」は、決済手数料は決済額の15%、振込手数料は1回あたり300円と微妙に「note pro」と違います。売上が大きくなってくると手数料の負担も大きくなりますので、使い勝手だけではなく手数料も考えた上で検討しましょう。

「note pro」はコンテンツの有料化だけではなく、集客力の高さもメリット

「note pro」を使っている企業の中には、実はコンテンツの有料化できる仕組みを使っていないところも結構あるんですよね。ではなぜ「note pro」でオウンドメディアを作るのでしょうか。実は、4400万人のMAUがいる「note」の集客力をメリットと感じている企業が多いようなんです。

「note pro」でオウンドメディアを立ち上げると、他の「note」記事下のおすすめ欄にも表示してもらえるようになります。つまりnote利用者全体にオウンドメディアの告知ができるというわけです。

ここで気になるのが「note」はどんなユーザーが使っているのか?というところではないでしょうか。2018年のデータにはなりますが、ある調査によれば「note」の主な利用者は20代から40代のビジネスパーソンという結果が出ています(※2)。

※2出典;https://manamina.valuesccg.com/articles/17

シンプルなデザインはnoteのよさでもあり、弱点でもある

「note」といえば左右のカラムがなく、シンプルなデザインで知られていますよね。企業がオウンドメディアとして「note」を使う場合、デザインのことを考える必要がないという意味ではメリットでしょう。

ただ自分の好きなレイアウトにカスタマイズできないという意味では、デメリットとも言えます。WordPressならテーマによってわりと自由にデザインやレイアウトを変えられますが、「note」ではこうした見た目のカスタマイズはほぼできません。ここはあらかじめ知っておきたいポイントです。

またWordPressではプラグインでいろいろな機能を追加できますが、「note」では機能を拡充することは基本的にできません。CMSとしての機能は、かなり制限があると考えた方がいいと思います(その分、誰でも手軽に運営できるという良さもありますが)。

まとめ

「note」の企業向けプラン「note pro」は手軽さにオウンドメディアの構築ができて集客力もあり、コンテンツの有料化も手軽に設定できるところが大きなメリットでしょう。一方でCMSとしての機能は限られているので、あとからオウンドメディアとして機能の拡充が難しいという課題もあります。

また現状は「note」の人気が高くユーザーも多いのですが、今後どうなるかわかりません。トレンドが速い業界なので、ここは注意すべきポイントでしょう。

すでにオウンドメディアを設けているなら、WordPressでコンテンツを有料化する方法もあるのであえて「note」で新しく構築しなおさなくてもいいかな、と個人的には思います。

ただこれからオウンドメディアを立ち上げたい、シンプルでいいけドコンテンツ有料化はしたい、という場合は「note pro」はアリですね。ただCMSとしての機能はかなり限られているので、メインサイトというより有料コンテンツに特化したサテライトオウンドメディア向きではないでしょうか。

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