オウンドメディア運用を
もっと楽しくするメディア

戦略をもってオウンドメディアを運営すれば、見込客は自然に集まります。
大切なのは、正しいポジションの確立、そして最適なコンテンツの配信です。

OPERATION - 運用

Update 2020.05.07

新型コロナウイルスが心配な今、オウンドメディアをどう運営する?

2020年5月7日現在、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言が5月末まで延長されました。こうした状況の中、この先どうオウンドメディアを運営していくか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

当面コンテンツの更新を見合わせているオウンドメディアもあるかもしれません。なお外出自粛の影響でオウンドメディアへのニーズが高まっている、というデータもあるんですよね。ある調査によれば新型コロナウイルスの拡大が懸念され始めたころ、オウンドメディアで情報収集する動きが活発化したという結果が出ています(※1)

そこでオウンドメディアが今どんなコンテンツを載せていけばいいか、いくつか事例を交えつつ考えてみたいと思います。

※1出典:「新型コロナウイルスの影響でサーチクエリが急増」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000002480.html

4事例にみる、それぞれのオウンドメディアの情報発信スタンス

(1) 助成金や行政の支援情報を発信する経理オウンドメディア

緊急事態宣言によって、助成金や給付金、融資などの支援制度が始まっています。こうした情報をわかりやすまとめて情報発信している経理系オウンドメディアもあります。例えば以前経理系オウンドメディア事例で紹介した「スモビバ(https://www.sumoviva.jp/)」もそのひとつ。

経理ソフトを手掛ける弥生が運営する「スモビバ」を見ると、新型コロナウイルス関連のコンテンツにかなり力を入れていることがうかがえます。主なユーザーである中小企業が現在大変な危機に直面していることを理解していて、サポートする姿勢が伝わります。

つまりオウンドメディアは、運営する企業ポリシーやユーザーに対するスタンスを伝える手段でもあるわけです。

(2) 自宅での子育て情報を発信する子育てオウンドメディア

新型コロナウイルス感染症の拡大は、学校にも大きな影響を及ぼしています。こうした状況に合わせたコンテンツを発信しているのが、親子でできるアクティビティ情報を提供しているオウンドメディア「あそびい横浜(https://asobii.net/)」です。

これまで「あそびい横浜」では、親子で楽しめるスポットやイベントの情報がメインでした。とはいえ現在は外出自粛のため、こうした記事はアップできません。そこで室内で学んだり遊んだりするための情報にシフトしています。

もちろん一時的な対応だとは思いますが、短期間ながら室内の記事をかなりアップしています。オウンドメディアとしてのコンセプトと多少ズレていても、頻度を落とさずコンテンツを更新することで既存ユーザーとのつながりを維持するという狙いもあるのではないでしょうか。

素早い方向転換と、一時的なコンテンツでもしっかり数と内容を充実させているところは他のオウンドメディアにとって参考になりそうです。

(3)テレワーク向け美容術を発信するコスメオウンドメディア

美容・コスメ関連ジャンルは新型コロナウイルス感染症とはあまり関係ないように見えますが、関連するコンテンツを掲載しているところも増えています。

例えばコスメ系オウンドメディア事例で紹介した、資生堂の「ワタシプラス(https://www.shiseido.co.jp/wp/index.html)」。このオウンドメディアでは「テレワークでもメイクは必要!? プロが教える美容テク」といったハウツー情報を発信しています。

テレワークでオンライン会議をするときにどこまでメイクをしたらいいかわからない…というユーザーの悩みにいち早く対応しているわけです。

タイムリーなネタなので話題性も高く、他社のニュースサイトでもこのテレワーク向け美容法コンテンツは紹介されています。また「テレワーク メイク」というキーワードの検索結果でもこの記事が上位に来ているんですよね。SEO効果も高いようです。

(4) 地元のテイクアウト情報を発信する地域オウンドメディア

新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続く中、なかなかコンテンツの更新がしづらいのが地域系オウンドメディアではないでしょうか。過去にアップしたグルメや観光情報はもちろんそのまま残しておけますが、新しいコンテンツを増やしていくのは厳しい状況です。

こうした状況に対応して、飲食店のテイクアウト情報などを載せているのが、横浜の地域情報オウンドメディア「ハマニア(https://near.yokohama/)」です。横浜のテイクアウトを特集したページでは、テイクアウトを実施している飲食店のマップを掲載しています。さらに各店舗のテイクアウトメニューやキャンペーン、Uber Eats関連の情報を積極的に発信しています。

普段から地元の店舗とつながりを持っていて、地域情報を収集できるネットワークがあるからこそこうした情報発信ができるんですよね。アクセス数が増えるのはもちろん、オウンドメディアとして地域密着性という強み・ポテンシャルをアピールする機会にもなっていると思います。

オウンドメディアとして、今どんなコンテンツを更新すればいい?

災害などが起こったときの対応を別記事「炎上や改ざん、オウンドメディアトラブルの緊急解決策とは」でまとめましたが、基本的に予定していた更新作業は一時的にストップした方が安全です。どんな情報が今求められているかを検討して、今後の方針が見えてから再開しましょう。

オウンドメディアとしてできることは、シンプルに2つあります。

(1)役立ちそうな過去のコンテンツを再編集してアップする

これまでにアップしたコンテンツの中に、新型コロナウイルスに直接関連はなくても「外出自粛」「テレワーク」といったワードに関連するものがないかチェックしていきましょう。BtoCだけではなく、BtoBオウンドメディアでも意外なコンテンツがマッチする可能性があります

ただし過去のコンテンツをそのままアップする前に、まずは現在の状況にあっているかを確認しておくことが重要です。オウンドメディアの中には過去のコンテンツをリスト化して、「新型コロナに負けない!今すぐ役立つコンテンツ一覧」というまとめ記事のスタイルでアップしているところもあります。

(2)現状にあうコンテンツを新たに制作してアップする

資生堂のテレワーク向け美容術などは、新型コロナウイルスの拡大後に設けられたコンテンツです。こうしたタイムリーなテーマで新たにコンテンツを設ければ、オウンドメディアの認知度アップにもつながります

一方で普段通りのコンテンツ更新を続けるという判断もあります。その場合、あえて通常通りの方針で運営していることを発信した方がいいと思います。

例えば「新型コロナウイルス感染症は拡大していますが、このオウンドメディアではこれまで通りご自宅で楽しんでいただくコンテンツを発信します」というような感じですね。こういう時期ですから、ユーザーに誤解や不安を与えないように細かいところまで配慮するべきです。

オウンドメディアが情報発信するときに注意したいこと

最も気をつけたいのが、情報の正確性です。急いで曖昧な情報をアップしてしまうと、かえって混乱を招きます。こういう状況で間違った情報を発信してしまうと、企業として大きなマイナスになります。

もちろんスピードは重要ですが、社内で内容を精査したり専門家の監修を受けたりするなど、正確性を保つ対策を必ず行いましょう

また状況が急変することもありますので、すぐに修正できる体制にしておきたいところです。すぐ修正するのが難しい場合、過去の記事であることを認識してもらうためコンテンツ内に「この記事は〇月〇日時点の情報です」という注意書きを載せておく方法もあります。

もうひとつ気を配りたいのが、タイトルや本文のトンマナ。商業的に見えすぎると批判につながりやすくなります。宣伝や煽りは控えめにしておいた方が無難でしょう。

新型コロナウイルス感染症による厳しい状況は、今後もしばらく続きそうです。あらためてここで紹介した4つのオウンドメディア事例を参考に、オウンドメディアとしてどんな情報を発信できるか検討してみてはいかがでしょうか?

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