まとめ

ひとりでオウンドメディアの運用は可能?必要なリソースとは

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ひとりでオウンドメディアの運用は可能?必要なリソースとは

いわゆるコーポレートサイトを運用している方に「オウンドメディアでは、1日1記事以上アップするところも多いですよ」とお伝えすると、驚かれることが時々あります。コーポレートサイトでは企業からのお知らせがメインのため、更新は月に数回程度というのが一般的です。

一方オウンドメディアでは、メディアの価値を高めるために記事を継続してアップしていく必要があります。そこで重要なのが、オウンドメディアの運用体制。とはいえ中小企業の場合オウンドメディアを運用するメイン担当者はひとり…というケースもあるのではないでしょうか?

少人数でオウンドメディアの運用体制を組むには、まず必要なリソースを把握しておくのが基本。それから「担当者がやるべきこと」と「外部に依頼すること」を分類していく、という流れで進めることをおすすめします。そこで今回は、オウンドメディアの運用に必要なリソースをまとめました!

オウンドメディア運用に必要なリソースのまとめ

(1) プロダクトマネージャー

オウンドメディア全体を統括し、責任を持つオーナーともいえるポジション。オウンドメディア全体の戦略から方向性の決定、予算の策定など多岐にわたります。基本的にはオウンドメディアを持つ企業の社員の方が担当する必要があります。

(2) デザイナー

オウンドメディアのWebデザインを担当するポジション。ロゴ画像などのデザインもあわせて担当するケースが一般的です。

オウンドメディアでは、WordPressなどのCMSを導入するケースがほとんど。そのためWordPressのテーマ設定(カスタマイズ)のほか、ウィジェット設定、プラグイン設定、固定ページの制作なども担当します。また、デザインの統一性を図るためにデザインガイドラインなどのレギュレーションを作成することもあります。

デザインについては、外部制作会社に委託するケースが一般的です。

(3) 編集者・ライター

オウンドメディアでは頻繁に記事をアップするため、編集者・ライターの体制が特に重要です

編集者は社内の方が担当するケースも多くあります。ただし編集やライティング経験、SEOの知識が求められます。また編集者が新しい記事のネタ探しを担当することも。継続してコンテンツを更新していくために、編集者がオウンドメディアのテーマにマッチするネタを出していく必要があります!(実はここがとても大変です)

ライターについても、コストを抑えるため社員に記事執筆を依頼するオウンドメディアも多くあります。確かに、社員だからこそ書けるコンテンツもあります。ただし社員の場合、本業の合間に書いてもらうことになります。そのため、定期的にアップできる保証がありません…。できれば社員と外部ライターを組み合わせる体制にしたほうが、記事の更新頻度を安定させることができます。

(4) SEO運用担当者

オウンドメディアの主な流入経路は検索エンジン。そのためSEOの運用管理をするポジションも必要です。

ターゲットに設定したキーワードの順位調査・分析とあわせて、上位表示のための対策も担当します。あわせてGoogleアルゴリズム動向のチェックも行います。

(5) SNS・メルマガ運用担当者

オウンドメディアの運用と並行して、SNS,メルマガなどを運用する企業も多いのではないでしょうか? SNSも基本的にはオウンドメディアへの集客がメイン。オウンドメディアと連携して自動投稿する仕組みも使いたいところです。ただし他のユーザーと交流を図るために他の投稿も増やしたり、ユーザーからの投稿へレスポンスしたりするSNS運用担当者が必要です。担当は炎上させないためのチェックも行います。

メルマガについては、オウンドメディアへの集客とユーザーとの接点強化のために行います。メルマガ運用担当者のミッションは、まずメルマガ原稿の作成。記事更新のお知らせだけでは読者は飽きてしまいますので、メルマガ購読者限定の情報も発信していく必要があります。原稿以外にも配信や効果測定のほか、購読者情報の管理も担当します。

(6) 広報担当者

オウンドメディア運用では広報活動も必要です。プレスリリースの作成・配信のほか、他のメディアとの窓口も担当します。またオウンドメディアに他社の広告を掲載する場合は、媒体の概要をまとめた資料を準備しておく必要があります。

企業の広報担当社が兼務するケースが一般的ですが、オウンドメディアを長期運用していくとオウンドメディアとしての広報担当者も必要となってきます。

(7) システム担当者

オウンドメディアにCMSを導入すると、運用後もシステム管理を担当するポジションが必要です。例えばWordPressを導入した場合では、よく行われるWordPressバージョンアップの際に動作検証を行う必要があります。WordPressのセキュリティに関する脆弱性が見つかった場合の対応も必要。そのほかデータのバックアップやサーバのホスティング先とのやり取りも担当します。

オウンドメディアに専用のドメイン・SSLを利用している場合は、ドメイン・SSLの更新管理も担当することが多いですね。

システム担当者は、オウンドメディア構築時に依頼した開発会社に委託するケースが一般的です。トラブルがあった場合でも、迅速に対応できる体制が必要です。

(8) アクセス解析担当者

オウンドメディアの効果測定のために、アクセス解析を行う必要があります。Google Analyticsを使うケースが一般的ですが、広告など他の媒体も含めたアクセス解析ができるマーケティングツールを利用することもあります。

予算をそれなりにかけて運用するオウンドメディアでは、費用対効果などを社内へ報告する必要があります。こうしたレポートの作成も担当します。

(9) サポート担当者

記事ごとにコメント欄を設けているオウンドメディアも多くありますが、こうしたコメントのチェックや対応を行うポジションが必要。また、オウンドメディアも他のサイトと同様、お問合せ受付窓口を用意しておきますよね。メールやフォームから入ったお問い合わせへの返信も行う必要があります。

見落としがちですが、サポート担当者というポジションもオウンドメディア運用には欠かせません。対応を誤るとオウンドメディアにとってだけでなく、企業イメージにも影響してしまいます。オウンドメディアは毎日多くの問い合わせが入るわけではありませんが、やはりノウハウが必要。そのためサポート経験者の方に担当してもらう必要があります。

少人数でオウンドメディアを運用する方法

デザインやシステムは外部に委託するケースが多いと思いますが、それ以外についても少人数でオウンドメディアを運用する前提であれば、アウトソースできそうなところを探してみましょう。

例えば編集者やライターは外部の方にも参加してもらうと、よりバリエーションのあるコンテンツが用意できるメリットもあります。ただ複数のライターとやりとりをする運用の場合、進捗がわからなくなってしまう…という事態になりがちです。特にメールのやりとりは混乱しやすいので要注意!メールの代わりにグループウェアなどのツール(サイボウズLiveなど)を使うのがおすすめです。

また、SEO運用やSNS・メルマガ運用、アクセス解析、サポートについても、効率的に運用するためのツールやサービスも増えてきています

サービス提供会社では、企業のWeb担当者向けに説明会などを行っているところも多くあります。従来使っている方法にこだわらず、新しいサービスを探してみましょう!

まとめ

整理すると、オウンドメディアの運用には必要なリソースが多いことがわかります。これらをひとりで担当するのは相当大変です!またひとりで担当した場合、どうしても判断に迷うケースもありますし、担当者の不在時にはトラブル対応が遅れてしまうリスクもあります。メイン担当+サブ担当として、少なくともふたりは運用メンバーとして欲しいところです。

ただ、どうしても限られたリソースで進めなければならない事情もありますよね。こんなときは外部の協力会社や外部サービスをできるだけ活用して、オウンドメディアを運用していきましょう!