CASE - 事例紹介
オウンドメディアのSNS活用事例(Twitter編)
2017.07.21
戦略をもってオウンドメディアを運営すれば、見込客は自然に集まります。
大切なのは、正しいポジションの確立、そして最適なコンテンツの配信です。
TIPS - その他
あらゆる業界でAIの活用が進んでいる時代。オウンドメディアを含めた、コンテンツマーケティングでも、AI活用が進んできています。実際、日本でもいくつかAIが記事を自動作成する「AIライター」のサービスが増えてきています。
海外ではすでにロイターやAP通信などのメディアで、AIによる記事作成が行われています。日本でも以前日本経済新聞がAI記者を導入したニュースが話題になりました。
オウンドメディアの担当にとって、やはりコンテンツ制作は大きな負担。特に「ライターとのやり取りに手間がかかる」「コストをかけてライターに依頼しているけど、思ったほどSEOの効果が出ていない」という悩みも多いのでは?
AIライターならコンテンツ制作に関する悩みを解決できるかも!?そこでオウンドメディアにとって、AIライターのメリットやデメリットについてまとめました。
目次
サービスによって多少違いはありますが、「キーワードを登録すると自動でAIが記事の文章を作成する」というのが基本的なAIライターのシステムです。
海外では利用が進んでいるAIライター。代表的なAIライターツールと言えばイスラエルのベンチャー企業が開発した「Articoolo」でしょう。
・Articoolo(https://articoolo.com/?lang=ja)
Articooloはかつて英語版のみでしたが、2018年に日本語版が登場しました。ただし2019年11月時点では「ただいま日本語版はβ版です」という記載があります。
英語と大きく特性の違う日本語バージョンが、すでに出ているのは驚きです!実はArticoolo、英語版の時点で日本からの利用が約15%あったという話もあります(※)。2017年に日本企業がArticooloに出資したことで、日本語版の開発につながったそうです。
AIライターが作った記事の日本語は、やはりちょっとおかしいところもあります(笑)。でも今後さらに精度がアップする可能性は高いと思います!
「Articoolo」はAIライターがネット上の様々な情報を収集し、独自アルゴリズムに基づいて記事に仕立てるという仕組みです。当然自動化されているので、人間のライターとは大きく違う特徴・メリットがあります。
テーマとなるキーワードを打ち込み、文字数などの指定をするだけでAIライターが記事を作成。ライターとのやりとりもなく、だれでもすぐに記事作成ができます。
キーワードによっては調整が必要ですが、およそ数分で記事がアップされます。さすがAIライターですね。ちなみにやり直しも可能です。
Articooloの場合、できあがった記事の一部だけ表示されていて、残りの部分はぼかしが入っています。この時点では費用は掛かりません。表示内容でOKかどうか判断し、購入すると全文が表示されるという仕組みです。
費用は件数によって異なりますが、例えば10記事では$19となっています。つまり1記事あたり約200円(!)という驚きの価格でできてしまうわけです。コストの安さはAIライターの大きな強みと言えそうです。
つまりAIライターを使うことで、効率的で低コストにオウンドメディアの記事量産ができるようになります。
なお、日本企業が開発したAIライターも少しずつ増えてきました。現状WACULやメディアエクイティといった企業が日本向けにAIライターのサービスを提供しています。これらの特徴は、SEOに強みを持たせているところ。
AIライターにあらかじめSEOに適したアルゴリズムを組み込んでおけば、よりSEO効果の高いコンテンツが作れるようになります。ここも人間のライターと比べてAIライターの大きなメリットですね。
・WACUL(https://wacul-ai.com/seo/)
・メディアエクイティ(https://mediaequity.jp/aiseo/)
キーワードをもとにAIが記事を書くとなると、「同じキーワードなら毎回同じ記事ができてしまうのでは?」という心配がありませんか?実際のところ、Articooloでは同じキーワードでも、全く同じ記事にはならない、と言われています。
とはいえ同じキーワードであれば表現は多少違っていても、内容そのものは類似する可能性もあります。
こうなると同じオウンドメディア内に似たような記事が増えてしまったり、他社のオウンドメディアの記事と類似してしまったり、ということも考えられます。
AIは基本的に元にあるネットの情報をもとに記事を自動作成します。つまりどうしてもオリジナリティのある記事はなかなかむつかしいところ。ここは大きなハードルではないかと思います。
また記事の内容によってAIライターの向き・不向きもあります。例えばグルメなどのまとめ記事では、元となる情報がネット上に多いのでAIライターは得意だと思います。
一方ネットにあまり情報がないニッチなジャンルとなると、AIライターが集められる情報は限りがあるため難しいかもしれません。実際にArticooloでもキーワードによって「このキーワードでは記事作成できません」といったエラーが出ることもあります。
またコストや効率化といった面でのメリットもありますが、現状AIライターの記事をそのまま公開するのは難しいのが現状。やはりディレクターなどがチェック・修正することになります。すべて自動化は今のところできず、人による手間はどうしても残ります。
メリットやデメリットを踏まえると、AIライターに丸投げというやり方ではなくて、「オウンドメディアの一部作業を任せる」という使い方が現実的ではないでしょうか。例えば以下のような手間がかかるところをAIライターにやらせる、という方法はどうでしょうか?
実際に日本経済新聞で使われているAI記者も、実は「決算サマリー」という記事だけに使われています。企業の決算情報のような元データがあれば、AIの強みが発揮されますね。
一方ライター独自の視点や意見が求められるコンテンツになると、まだAIライターでは厳しいのが現状です(将来的にはここまでAIでできるようになるかもしれませんが)。
世界で使われているAIライター「Articoolo」でも、「すべてAIライターでは完結しない」というスタンスです(※)。
実際「Articoolo」にはAIライターによる記事作成だけではなく、人間のライターをサポートするような機能がいろいろとあります(タイトル作成機能や画像検索機能、サマリー作成機能)。AIライターで完結させるのではなく、人間のライターの効率化を目指すという方向性が見えてきますね。
オウンドメディアの場合、立ち上げ当初だけ記事を100本というように量産したい、というケースが多いのではないでしょうか?こういう量産時にAIライターの力を借りるというのはアリだと思います。
またひとりでオウンドメディアを運営していると、どうしてもライターへの指示だしやキーワードだしに手間をかけていられないこともあります。ここでアウトライン作成だけAIライターにやらせる、という方法も有効かなと思います。
オウンドメディアのコンテンツ制作を全部AIに丸投げ、というところまではなかなか厳しいのが現状。でも一部の業務を振ることで大きな効率化につながる可能性はありますよね。うまくAIを活用してアウトソースできれば、ほかのオウンドメディア運営業務に専念できます!
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