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広報に聞く!オウンドメディアのPR効果が高い理由

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広報にとってオウンドメディア強化が必要な理由

コーポレートサイトなどのオウンドメディア運営を広報部が担当している、という企業も多いようです。ただ、広報と言えば、やっぱりプレスリリースの配信や取材などメディア向けの仕事がメイン。コーポレートサイトの仕事は後回しになってしまう…という話もよく聞きます。

その一方で、ここ最近では、コーポレートサイトなどオウンドメディアを使った情報発信に力を入れている広報も増えているようです。

ただ実際に自社のコーポレートサイトをあらためて見てみると、「更新できていない」「そもそもコンテンツが少ない」「アクセス数が少ない」なんて問題に気づいてしまうことも…。改善、したいですよね?

そこで広報にとってオウンドメディアはどんなメリットがあるか、その理由を探ります!さらに体制や予算に悩む広報の方へ向けて、コーポレートサイトを拡充してオウンドメディアとして強化する方法を紹介します。

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広報にとってオウンドメディアはコントロールしやすい情報発信ツール

日経BPコンサルティングが2016年広報担当者へ行った調査によれば、「企業のブランディングに有効と思う手段は?」という問いに「自社のWebサイトによる情報発信」と回答した方が75%もいました。(※1)

この数字、実は従来メディア(新聞・テレビ)やSNSという回答よりも上でした。ちょっと意外な気もしますが、広報が自社サイト、つまりオウンドメディアの重要性に気づいていることがわかります。

※1出典:https://consult.nikkeibp.co.jp/ccl/atcl/20170421_1/02/

その理由と思われるポイントを3つにまとめました!

1. 従来メディアよりWebメディアの影響力が増している

知りたいことがあればまず最初にWebで検索する、というのも当たり前になってきました。またミレニアル世代と言われるデジタル世代の若者は、新聞やテレビよりWebメディアで情報をチェックする人が多いそうです。つまり従来のメディアに自社の情報が載るだけでは、幅広い人にちゃんと届かなくなってきていると言えますよね。

2.オウンドメディアはブランドコントロールしやすい

また外部のメディアでは、どう扱われるか自社でコントロールできません。たとえ取材を受けても、想定していたイメージと違ったかたちで掲載された、なんてことももよくあります。

一方オウンドメディアは、企業から自由に情報発信できるツール。内容やタイミングなど、コントロールしやすい点は大きなポイントではないでしょうか。

3.知名度が高くない企業もオウンドメディアなら情報発信しやすい

知名度が高くない中小企業では、頑張ってプレスリリースを出してもなかなか大手メディアが取り上げてくれないというケースもあります。(大手企業は、やっぱり従来メディアとのコネクションがそれなりにあります)

オウンドメディアなら、メディアに頼らず検索経由で自社のことを知らない人にもアプローチできるメリットがあります。知名度が高くない企業でもオウンドメディアやSNSで注目を集めたことで新聞やテレビに取り上げられた!というケースも出てきました。

従来のコーポレートサイトでは限界あり!コンテンツの拡充が必須

広報として一番身近なオウンドメディアは、コーポレートサイトではないでしょうか?ここを拡充してブランディングにつなげたいと考えている広報担当も多いはず。

でも一般的なコーポレートサイトは企業に関する情報が載っているだけなので、圧倒的にコンテンツが不足しています。社名以外のキーワードで検索しても上位に来ないため、検索経由で新たなユーザーを呼び込むこともできません。また基礎的な企業情報だけでは、ブランディング効果も期待できません。

全体設計も大事ですが、コンテンツを増やすことが急務ですね。ブログでも構いませんので、どんなターゲットにどんなブランドイメージを持ってもらいたいかを考えながらコンテンツを増やしていきましょう!

コンテンツが増えてきたら、コーポレートサイトとは別のオウンドメディアとして運営できることを目指したいところ。サテライト(本体サイトとは別のサイト)にするとさらに効果がアップします。

※サテライトサイトについては以下の記事で詳しく紹介しています。
オウンドメディアはサテライトサイトがおすすめ!3つのメリットとは

広報の仕事が忙しくて…オウンドメディアを運営する体制もないし予算もない

オウンドメディアって有効だよね、と考えている広報の方が増えている一方、実際には取り組めていない方も。課題となっているのは「人手が足りない」「予算が足りない」という2つが大きいのではないでしょうか?

1.広報には人手が足りない!

単純に手を動かせるリソースがいない、という問題もあれば、広報の場合はデジタルに強い人材が広報にいないので取り組めないというケースもあるようです。

これを解決するには、以前の記事「予算がないからオウンドメディアを内製?実はこれNG!」でもお伝えしていますが「外部リソース活用」がカギ。一部企業では内製して成功しているオウンドメディアもありますが、社内で運用を全部やろうとすると挫折しがちです。(オウンドメディアの運用は結構労力がかかるんです…)オウンドメディアの構築運営に詳しい人に、協力してもらいましょう。

とはいえ大手コンサルティング会社に戦略立案から依頼すると、莫大な費用がかかるので要注意。小規模で小回りのきく制作会社の方が、低いリスクでスモールスタートできるメリットがあります。

2.広報には予算が足りない!

広報は基本的に売上が立たないので、コストセンターという位置づけ。そのためどうしても予算が足りないという状況になりがちです。

予算の問題をクリアするには、今ある予算の中からオウンドメディアの費用を捻出するか、社内の理解を得て予算を増やすかの2通りになりますよね。

今ある予算については、広告費など紙媒体にかかる費用を見直してみるのも一つの方法。オウンドメディアなら印刷物より大幅に低いコストで出せます。また過去に印刷物で作ったコンテンツをWebに使えば、制作費のコストダウンも可能。

紙からデジタルへという認識は今多くの人が持っているので、比較的社内で理解を得られやすいと思います。

なお広報のデジタル関連予算は、実は増加傾向。ある調査によれば4割の人が「ウェブ・デジタル関連の予算はここ1年で増えた」と回答しているそうです。(※2)こういった数字も、社内で共有しておきたいところ。

※2出典:https://mag.sendenkaigi.com/kouhou/201802/public-relations2018/012384.php

また新たな予算を組むには、競合他社がどういう動きをしているかリサーチしたいところ。他社がオウンドメディアに力を入れているなら、自社もオウンドメディアに取り組まない方がリスクがある、ということを認識してもらいましょう!

他社の成功事例を紹介するのも効果的ですね。本サイトでは様々な業界のオウンドメディア成功事例を紹介していますので、ぜひご活用ください!

SNSなら無料で情報発信できるのでは?

更新するだけなら費用のかからないSNSを使えば?という意見もあるかもしれません。最近では広報もSNSを使うところは増えていますよね。ただ広報がSNSを使う場合、下記のような注意点もあります。

  • Twitterは140文字まで、などコンテンツのボリュームに制限があるので言いたいことが全部載せられないこともある
  • SNSはユーザーとのコミュニケーションが必須。リスク対策なども含めた体制作りが必要
  • SNSは新しい投稿がどんどん増えていくので、基本的に過去のコンテンツはストックされない

もちろんSNSも活用すべきなのですが、オウンドメディアでまずコンテンツを増やしてからSNSで集客につなげるというように使い分けたいですね!

最近では複数のメディアを使い分ける「PESOメディア」という考え方もあります!

PESOメディアって何?と言う方は、こちらの記事をチェック
トリプルメディアは古い?今後のオウンドメディア戦略はPESOメディア

まとめ

広報の仕事と言えば、新聞やテレビなど従来メディアへの対応がメインでした。でもデジタルメディアの台頭で、広報の仕事にも変化が出てきています。

今は広報が自ら積極的に情報発信をする時代。オウンドメディアを通じて情報を発信、企業ブランディングにつなげているところも出てきています。でも従来のコーポレートサイトではコンテンツ不足です。オウンドメディアのコンテンツを増やすことがスタートです!

とはいえ広報には体制や予算といった課題もありますよね。まずスモールスタートで実績を積みながら、社内の評価を得てステップアップしていくのが現実的です!