CASE - 事例紹介
オウンドメディアのSNS活用事例(Twitter編)
2017.07.21
戦略をもってオウンドメディアを運営すれば、見込客は自然に集まります。
大切なのは、正しいポジションの確立、そして最適なコンテンツの配信です。
CASE - 事例紹介
オウンドメディアのコンテンツといえば、やはりSEOを重視するためにテキストがメインというイメージが強いのではないでしょうか?
ところがオウンドメディアの新たなトレンドとなりつつあるのが、実は動画なんです。ハウツー系動画はもちろんですが、最近では導入事例などのインタビュー系動画、YouTuberによる体験系動画など、種類も広がってきています!
その他にも、動画をメインにしたオウンドメディアを立ち上げるというケースも出てきています。
そこで動画を活用しているオウンドメディア事例について、4つのパターンでまとめました。さらに「SEOに影響はないの?」「動画となると制作コストが高そう」というように、動画マーケティングの気になるポイントについても解説します!
目次
オウンドメディアで動画を活用するケースとして最もメジャーなのが、ハウツー系動画。本サイトの別記事「アウトドア系オウンドメディア4事例でわかる動画活用法」でも紹介しましたが、商品の魅力を伝えるにはテキストと画像より動画の方が断然わかりやすいですよね。購入につながりやすいメリットもありますし、購入後のサポートコンテンツとしても役立ちます。
こうしたハウツー系動画は他のオウンドメディアにも広がっています。例えばコナミスポーツクラブサイトの「コナミメソッドまとめ」(https://www.konami.com/sportsclub/method/)では、運動のコツを動画で紹介。またホームセンターのカインズでは、DIY動画をまとめたオウンドメディア「CAINZ DIY STYLE」(https://www.cainz.co.jp/cainz_diystyle/)を展開。
こうしたハウツー系動画をYouTubeにアップしておけば、YouTube経由で新たなユーザーをオウンドメディアに誘導できる可能性も上がります!
一方で「動画だとSEOの面で不利なのでは…?」という心配もあります。ところが、実は動画を載せたページはSEOに有利という意見もあります。(※1)ただし動画をアップするときのタイトル・説明・タグまわりなど、しっかりSEOを意識しておきたいところ。
また最近Googleのアルゴリズムでは、「●●の使い方」というワードで検索すると、ハウツー系動画が検索結果の上位に出ることも増えています。むしろSEOにおいてもハウツー系動画にはメリットが多い、といえるのではないでしょうか。
※1参考:https://ferret-plus.com/2026
シンプルなハウツー系動画だけではなく、YouTuberに体験してもらった動画を掲載して拡散を狙うオウンドメディアも登場しています。例えば訪日外国人向けメディア「WOW U-media」(https://wow-u.jp/media/)では、海外のYouTuberとコラボレーション。YouTuberが日本を訪れた様子の動画を掲載したそうです(※2)
動画は他のコンテンツと比べて、口コミが広がりやすいといわれています。そのため特定のジャンルに特化したインフルエンサーの動画がきっかけとなり、従来オウンドメディアを知らないユーザーに認知してもらえるというわけです。
知名度を上げたいオウンドメディア、拡散を狙いたいオウンドメディアにとって今後動画は強力なツールとなるはず。特にYouTubeをよく利用する若年層をターゲットにするなら、今後取り入れたい集客方法のひとつです。
またこのスタイルなら動画の制作自体はインフルエンサーに依頼できるため、「自社で動画を製作する必要がない」という点もメリットかもしれません。
※2出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000030995.html
ちょっと意外ですが、BtoBオウンドメディアでも動画を活用するケースが出てきています。BtoBの場合、サービス導入事例やインタビューなどの動画を載せるところが多いようです。
導入事例の場合、自社の視点で宣伝するよりも第三者が語った方が説得力が増しますよね。動画にすることで、その人柄や個性など人物のリアル感が増すというメリットがあります。
他にも、自社で開催したセミナーの様子を動画にするという方法もあります。ユーザーに役立つコンテンツとして集客につながる可能性は高いですし、制作費がおさえられるのもメリット。
実はBtoBと同様に、インタビューやセミナーの動画を活用しているのが採用系オウンドメディア。職場の風景や担当者インタビューなどリアルな動画を載せるところが増えてきています。例えば、Wantedly(https://www.wantedly.com/campaign/video)でも最近では動画求人に力を入れているようです。
上記で紹介しているオウンドメディアは、従来のメディアに動画をプラスするというスタイルでした。ところが、今では動画をメインにしたオウンドメディアも立ち上がっています。
特に豊富な動画コンテンツを設けているオウンドメディアが、エナジードリンクブランドのレッドブル。レッドブルでは「Red bull TV」(https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-tv)という動画オウンドメディアを現在運営しています。
モータースポーツやeスポーツの他、音楽コンテンツも充実させていて、2019年の夏には世界の人気音楽フェスの配信も予定しているとのこと。(もはやオウンドメディアの領域を超えているような気がしてきました…)
こうした高画質動画が無料で見られるというのもすごいのですが、Webサイトだけではなくアプリ、Xbox、AppleTVなどでも視聴できます。(かなり予算をかけていることがわかります)
また意外にもレッドブルTVは、登録不要で動画が見られます。一般的にはユーザーデータを取得するために会員登録が必須というところが多いですよね。登録不要で全ての機能を提供するというオウンドメディアはあまり見かけません。
おそらくレッドブルとしては、あくまで口コミを広めるツールとしてこのオウンドメディアを位置付けているのではないでしょうか。
レッドブルではもともとさまざまなスポーツイベントのスポンサーになっています。関連する動画をオウンドメディアで提供して「このスポンサー活動をより口コミで拡散させたい」という狙いが伺えます。
ここまでの動画オウンドメディアを設けるのはなかなかマネできませんが…ただ、動画をメインにしたオウンドメディアは少しずつ増えてきています。
例えばタイヤメーカーのTOYO TIREでは、2018年コーポレートサイトのリニューアルをきっかけに動画をメインにした「TOYO TIRES MOVIES」(https://movie.toyotires.co.jp/)というオウンドメディアをブランディングのために立ち上げました。
このオウンドメディアでは、あえてYouTubeではなく他社のプラットフォームを利用して動画をアップしているのが特徴。動画管理の効率化などを狙っているそうです。
数年前は通信環境の問題もありましたが、今ではスマートフォンでいつでもどこでも動画を見るのが当たり前になってきました。そこでオウンドメディアで動画を扱う場合も、スマートフォンで閲覧されることを前提で考える必要があります。
例えば動画の長さ。スマートフォンで見られることを考えて、なるべく短い動画にしておきたいところ。また外出先で動画を見るとき音声をオフにするユーザーもいますので、字幕を付けておくなどの工夫も必要となってきます。
なお、動画といえば「制作コストが高い」という点が大きなハードル。動画を内製するという方法もありますが、それはそれでクオリティなどの問題が大きいですよね。
オウンドメディアだけではなく「YouTubeやSNSなど幅広く動画を載せる」というように、使い道を広げて費用対効果を高める工夫を考えたいところです。
まとめ
スマートフォンの通信環境がよくなるにつれて、ますます広がりを見せている動画マーケティング。オウンドメディアにも動画を取り入れるところが増えてきています。
従来は商品の使い方などのハウツー系動画がメインでした。でも最近はリアル感を出すためにインタビュー動画を載せるケースや、バズを狙ってYouTuberとコラボレーションした動画を載せるケースなど、バリエーションが増えてきています。
さらにレッドブルやTOYO TIREのように、ブランディング目的で動画がメインのオウンドメディアを立ち上げるところも出てきました。
もちろん業界によって向き・不向きもありますし、オウンドメディアの予算によっては動画が厳しい、ということはあります。とはいえオウンドメディアのコンテンツに悩んだら、動画の活用を検討してみてはいかがでしょうか?
■ SNS SHARE