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予算がないからオウンドメディアを内製?実はこれNG!

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予算がないからオウンドメディアを内製、実は5つの問題がアリ

予算がないから、オウンドメディアを内製するしかない…と思っている方も多いのではないでしょうか?実は間違いです。すべて内製すれば一見予算がかからないようにも見えます。しかし実際には、内製では想定外の費用がかかってむしろコストアップにつながってしまうことも

むしろ外部リソースを利用し、小規模なオウンドメディアをスタートさせたほうがコストがおさえられるというケースもあります。

またオウンドメディアを内製だけで進めてしまうと、コストの問題とあわせて他の問題も起こりやすくなります。そこでオウンドメディアを内製するときにありがちな5つの問題と、その解決策を紹介します!

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1)サーバやプログラムの選定で、システム部門と揉める

オウンドメディアを立ち上げるときに、社内のシステム部門とサーバやプログラムの選定で揉めてしまう、という話もよく聞きます。特に予算がないから社内にあるサーバを間借りする場合は注意が必要です!

サーバ費用をかけたくないという気持ちはわかるのですが…社内システム部門で使っているサーバと外部に向けて発信するオウンドメディアでは、求める機能が違うことがよくあります。

まず問題になりやすいのがセキュリティ面です。もちろんサーバのセキュリティを保つことは重要ですが、完全に社外からの更新ができない、となるとオウンドメディアでは大きな問題です。外部ライターに直接更新してもらいたいときに、対応できなくなります。

他にも、WordPressなどCMSを導入するときにシステム部門の持つサーバでは制約があるという場合も。これはオウンドメディアにとって致命的です。

実際にサーバの都合で、CMSを使わず運用しているオウンドメディアもあります。この場合コーディング費用がかさんでいますし、アップ後の修正対応にも大変手間がかかっているようです。

またCMSを導入できても、外部ホスティングサービスのような手厚いサポートがないということも考えられます。この場合、運用保守費用が想定していた以上にかかってしまうということもあるので要注意です。

むしろ安価な外部のホスティングサービスを利用したほうが、全体のコストはおさえられるケースも多いのです。社内サーバを使う場合と外部サービスを使う場合、それぞれ細かくコストを算出して比較した上で検討することをおススメします。

2)オウンドメディアのプロジェクト進行が遅くなる

社内に関わる人が多いプロジェクトは、どうしても進捗が遅れがちですよね。プロジェクトにかかる時間が増えれば、その分制作費や開発費も増えることになります。もちろんやり直しがあれば、さらに追加コストが発生してしまいます。

まずはできるだけプロジェクトに関わる人数を減らし、メンバーの役割分担を明確にする必要があります。あわせてオウンドメディアのプロジェクト進行経験のある外部スタッフに入ってもらうのがおススメです。

社内のメンバーだけでは、どうしても意見がバラバラになってしまうことがあります。一方外部のメンバーの客観的な視点が入ることで、まとまりやすくなるということはよくあります。

オウンドメディアの立ち上げは、今スピードが求められています。もし1年かけていたら、リリース時期には世の中のトレンドが変わってしまいますよね。短期間で効率的にオウンドメディアを立ち上げるためには、内製だけでは限界があるのも事実です。

3)トレンドに遅れたオウンドメディア設計になる

社内にオウンドメディアやコンテンツマーケティングの最新情報を把握できている人がいる、というケースは稀ではないでしょうか。つまり内製でオウンドメディアの構築を進めると、今のトレンドにそぐわないものができてしまう可能性があります。

トレンドはレイアウトやデザインだけではありません。機能や対応デバイス、プロモーションなど多岐に渡ります。

時代遅れのオウンドメディアは、せっかく立ち上げてもすぐに改修が必要になってしまい、結局余計なコストがかかることになります。やはり最新のオウンドメディア事情に詳しい外部スタッフに入ってもらう必要があります。

4)オウンドメディアのアクセスが伸びない

せっかくオウンドメディアを立ち上げても、内製だとプロモーションまで手が回らない、というケースがよくあります。アクセス数を安定させるためにも、できれば立ち上げたタイミングである程度プロモーションを行い、ユーザーを獲得しておきたいところ。

特にプロモーションは行わず、SEOでじわじわとアクセス数アップを期待するという戦略もあります。とはいえ、SEOも頻繁なGoogleの方針変更に左右されがち。かつて有効だったSEO手法が、今はスパム行為でNGというケースもあるので要注意です。

ある程度オウンドメディアのプロモーションに詳しい外部スタッフに相談したほうが、プロモーションの最適化ができるはずです。

オウンドメディアでは、社内リソースが限られているケースがほとんど。コンテンツ企画や方針決めは社内で取り組む必要がありますが、プロモーションなどはノウハウを持つ外部に委託したほうが効率的ではないでしょうか。

5)オウンドメディアのコンテンツ更新が滞る

オウンドメディアの運用で重要なのが、コンテンツの更新を継続すること。もちろんネタを持っているのは社内なので、以前の記事にあるように社内に協力してもらうことは必須です。

参考)オウンドメディア失敗事例にならないための3つの解決策

しかしずっと内製だけでコンテンツを更新していくのは、なかなか大変です。時間が経つにつれて「他の業務が忙しい」「自分の評価につながらない」といった理由で社内の協力が減ってくる…ということもあるようです。

こんな事態を防ぐためにも、できるだけ早いタイミングで外部リソースへのシフトも検討したいところです。限られた予算でも、まずはライティングとCMSへの登録だけ外部に任せるなど、段階的に進める方法はあります。

ある企業では、まずブログのライティングを外部ライターに委託。やりとりが慣れてきた段階で他のコンテンツも任せるという流れで進めています。

2016年のデータではありますが、Yahoo!JAPANの調査によるとコンテンツ作成をすべて自社内でしているのは、約44%だそうです。つまり残りの約56%は外部リソースを使っている、ということになります。(※1)

※1出典:https://webtan.impress.co.jp/yahooads/2016/02/24/22140#sec10

まとめ

オウンドメディアの成功事例の中には、「すべて内製でやりました!」という点を強調しているところもあります。とはいえどんな企業でも内製すれば低コストでオウンドメディアが構築できる、というわけではありません。

ノウハウやスキルが社内に十分ではない中でオウンドメディアの内製にこだわってしまうのは問題です。かえって時間がかかりコストもかさんでしまいます。

サーバやCMSなどの技術面はもちろん、オウンドメディアの設計やプロモーションにおいても外部業者の活用を考えたいところ。むしろ効率化につながり、コストを抑える効果も期待できます。

ただし、外部業者の選び方も重要です!大規模な外部業者やコンサルティング会社の方が安心、という考え方もありますが…スピードとコストを重視するなら、むしろ小中規模の外部業者の方が小回りが利きます

オウンドメディアといえばまずは内製、というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし現実には、内製だけではなく外部リソースの活用ができるかが大きなポイントです。幅広い選択肢を考えましょう!