ハウツー

オウンドメディアの読了率を上げるには?事例と測定方法まとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
オウンドメディアの読了率を上げるには?事例や測定方法まとめ

オウンドメディアでは「コンテンツの質を上げることが重要」とよく言われます。とはいえそもそもユーザーに質が高いと感じてもらえているのかイマイチわからない…と言うことも多いですよね。

アクセス解析をするときも、PVやUUなどの指標ではユーザーの評価が高いかどうかまではなかなか把握できません。

一般的には「ページごとの滞在時間」や「直帰率」をチェックしている、という人が多いかもしれません。ただしこれらの指標はコンテンツ以外の要因も大きく影響します。

そのためコンテンツがしっかり読まれているかどうかを判断しづらいという課題も。そこで近頃は「読了率」という、新たな指標を見ているオウンドメディアも出てきています。

読了率とは「ページが最後まで読まれたかどうか」という数字。今じわじわと注目されている指標です。読了率に特化したツールもありますが、実はGoogleのツールを使って、あなたのオウンドメディアの読了率を確認する方法もあります!

今回は、読了率を見るメリットや一般的な読了率の平均を紹介。さらにオウンドメディアで読了率を測る方法や、実際にチェックしているオウンドメディア事例についてもまとめました。

スポンサー

そもそも読了率はなぜオウンドメディアに必要?

ページを最後まで読んだ人の割合である読了率。基本的にページ単位で見るのが一般的です。

《読了率の計算式》

ページ(コンテンツ)を最後まで読んだ人÷ページにアクセスした人の数

オウンドメディアにおいて読了率を改善していくことは、大きく2つ目的があります。

(1)ユーザー評価の高い、質の高いコンテンツ制作につながる

ネットメディアの数が増え続ける中、ユーザーを獲得するための競争も激しくなっています。他社のメディアと差別化をするためにも、コンテンツの質が重要。またSEOにもコンテンツの質が影響すると言われており、オウンドメディアとして今はコンテンツの質を高める施策が必須の時代です。

読了率は、ユーザーにコンテンツが評価されているかどうかをチェックできるというメリットがあります。最後まで読まれないページは、ユーザーにとって何かしら問題のあるコンテンツ。読了率の低いページを洗い出し、改善していくことでユーザーが求めるコンテンツ作りにつながるわけです。

ユーザー評価の高いコンテンツが増えれば、「リピーターが増えオウンドメディア全体のアクセス数も増える」「オウンドメディアや運営企業のブランドイメージ向上」などの効果が期待できます!

(2)最後まで読む人が増えれば、コンバージョンなどの改善にもつながる

オウンドメディアの場合、コンテンツの下に関連記事やCTAなどのリンクを設置するケースがほとんどではないでしょうか。ページの最後まで読んでもらえないと、ページ下部に設けたリンクをクリックしてもらえません!

つまりページを最後まで読んでもらえるページかどうかで、コンバージョンなど他の数字にも影響が出るというわけです。

一般的なオウンドメディアの読了率を知りたい!

オウンドメディアの読了率を考える上で、「そもそもどのくらいの読了率が普通なのか?」という平均値は気になるところ。

2014年の調査結果ではありますが、読了率の平均に関するデータを紹介しましょう。これによると読了率の全体平均は約54%、オウンドメディアに限れば約44%となっています。(※1)

※1出典:https://markezine.jp/article/detail/20694

ただ、この調査結果によれば新聞社サイトは読了率70%を超えています。つまりコンテンツの質ももちろんですが、メディア運営者の信頼性も重要ということがわかります。

なお別の調査によると「ほとんどのユーザーは、コンテンツのおよそ20%しか読んでいない」というデータもあります。(※2)

※2出典:https://blog.hubspot.jp/marketing/marketing/marketing/marketing/marketing/tips-read-entire-blog-post

そもそもWebで文章を最後まで読んでもらうことはハードルが高い、ということがわかります。最近はPCより画面の小さいスマホでWebを見る人も増えているため、さらに最後まで読まれにくくなっているかもしれません。ますます読了率をチェックしてあげていく必要がありますよね。

一般的な読了率の数字も参考にしながら、自社オウンドメディアの読了率をチェックしていきましょう!

自社オウンドメディアの読了率を測定する方法とは?

ページの最後まで読まれたかどうかを見るための読了率。読了率を測定するには、ヒートマップツールを利用するのが一般的です。また読了率のチェックに特化したツールも、最近では登場しています。(例えばPopIn社の「READ」)

しかし基本的に予算が限られていることが多いオウンドメディア。有料ツールを気軽に導入するのは難しいというケースがほとんどではないでしょうか…。

でも実はGoogleの無料ツールを使って、オウンドメディアの読了率を見るという方法もあります!もちろん事前に設定が必要ではありますが、例えば下記のページではGoogleタグマネージャーを利用した測定方法を具体的に紹介しています。

「15分で設定完了! Google Tag Managerで記事の「読了率」と「スクロール率」を取得しよう【小川卓のブログ分析入門 第2回】」

上記の方法は「はてなブログ」向けですが、一般的なオウンドメディアでも応用できると思います。Googleアナリティクスを普段利用している方は、トライしてみてはいかがでしょうか?

実際に読了率を指標として見ているメディア事例

読了率を実際に測定して活用している事例のひとつが、スポーツブランドの「ニューバランス」。他社メディアに出稿したWebタイアップ記事にて、広告効果を評価するときの指標として、読了率を利用しました。

コンテンツがメインのタイアップ記事では、やはりユーザーにしっかり読まれたかどうかは重要ですが、数値化しにくいという問題があります。そこで読了率に特化したツールを導入。検証したところ、「読了率の高いユーザー層はブランドイメージが高く、購入意欲も高い」という結果が出たそうです。

参考ページ:https://markezine.jp/article/detail/28471

読了率を上げるためには、オウンドメディアのコンテンツをどう改善すればいい?

読了率をチェックする運用ができたら、今度は読了率が低いページの改善をしていく必要あります。

読了率が低い原因は、大きく2つに分かれます。ひとつめはコンテンツの内容に問題がある場合。ユーザーのニーズとマッチしていないと致命的ですよね。

ほかにもライティングに問題があり、最後まで読みづらいというケースもあります。ユーザーの立場になって、内容のどこに問題があるか、チェックしていく必要があります。

もうひとつは、コンテンツやページのレイアウトに関する問題。例えばメインとなる画像が内容とマッチしていないと、最後まで読まれにくくなります。(画像が大きすぎるなどサイズが問題となることも)

ほかにもビジュアルが全くない、文字が小さすぎるといった問題も考えられます。

レイアウトで注意したいのが、スマホ画面での見え方。PCで更新しているとついパソコンの画面サイズで見る前提で考えてしまいます。

かならずスマホでも見やすいページになっているかどうか、記事をアップするときには確認するクセを付けましょう!(WordPressにはスマホの画面サイズでプレビュー表示できるプラグインもあります)

まとめ

コンテンツがユーザーにしっかり読まれているかどうかを把握できる「読了率」。コンテンツの質が問われるオウンドメディアの場合、今後ますます重要な指標として注目されるはずです!

特殊なツールが必要と思われがちですが、シンプルな読了率であれば実はGoogleのツールで測定することも可能。コンテンツの改善にもつなげやすいので、ぜひこの機会にオウンドメディアので読了率をチェックしてみましょう!