まとめ

人事担当必見!オウンドメディアリクルーティング最新事例

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人事担当は必見!オウンドメディアリクルーティング3事例

2018年に「採用系オウンドメディアが急増!4事例に見るメリットとは」にて、このサイトでも採用系オウンドメディアを紹介しました。最近は、この自社オウンドメディアを使った採用活動がさらに拡大しています。

2018年10月には、求人検索エンジンを提供するIndeed社が「オウンドメディアリクルーティング」というオウンドメディアをスタートさせました。

従来の求人広告に頼らない「自社オウンドメディアを利用した直接採用」が、トレンドになりつつあります。

人材難と言われるご時世、「いい人材がなかなか獲得できない」「採用してもすぐ退職してしまう」という人事担当者も多いのではないでしょうか?

しかし、オウンドメディアリクルーティングなら、こうした課題を解決できる可能性があります。そこでオウンドメディアリクルーティングで成功している事例をもとに、メリットデメリットを検証します。

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オウンドメディアリクルーティングの定義とは?

Indeed社は2018年10月にオウンドメディアリクルーティングというプロジェクトをスタートさせ、専用サイトもあわせて立ち上げました。

Indeedでは、オウンドメディアリクルーティングについて、専用サイトで以下のように定義づけています。

オウンドメディアリクルーティングとは、
自社の運営するメディア(採用サイトやSNS・社員)を軸に、
高付加価値人材 に 自社主体 で直接メッセージを発信し、
共感を喚起 することで人材獲得につなげていく
能動的リクルーティングです。

※引用元:https://owned-media-recruiting.com/about-omr

これまでに事例として紹介したメルカリやWantedlyも、オウンドメディアリクルーティングの先駆けと言えます。ただし単に採用をテーマにしたオウンドメディアを立ち上げるだけではありません!企業全体がオウンドメディアを通じて「直接採用を狙う」という戦略がオウンドメディアリクルーティングの特徴です。

特に知名度が高くないベンチャー企業や中小企業にとって、採用の大きな課題のひとつが知名度の低さ。オウンドメディアは集客とあわせて企業のブランディングにもなり、知名度向上に役立つというところが人気の理由のようです。

オウンドメディアリクルーティング事例(1)グロービズ

MBAで有名な「グロービス経営大学院」を運営するグロービズ社。しかし実際には大学院だけではなく、ベンチャーキャピタルへの出資事業や出版事業なども手掛けています。そこで業務内容を正しく伝えるため、オウンドメディアを2017年に大幅にリニューアルしました。

現在のグロービズ社の採用オウンドメディアでは、社員インタビューのほかメディア掲載情報などニュースも多く掲載されています。

またエンジニア・デザイナーを対象にした採用オウンドメディアが別になっている点も注目すべきポイントです。エンジニアやデザイナーが求める情報として、スキルアップ制度や働く環境などの情報が多くなっています。ターゲットごとにオウンドメディアを分ける、というのはまだ珍しい事例ですが、今後増えるかもしれません。

・グロービズ社採用サイト https://www.globis.co.jp/recruit/
・グロービズ社採用サイト(エンジニア・デザイナー向け) https://recruiting-tech.globis.co.jp/

オウンドメディアリクルーティング事例(2)DeNA

さまざまなITサービスを手掛けるDeNAも、早くからオウンドメディアリクルーティングに取り組んでいる事例のひとつ。

DeNAでは2017年に新たな人事プロジェクトを「フルスイング」という名称で立ち上げ、同名のオウンドメディアもスタートさせました。(フルスイングというタイトルには、社員に100%のパフォーマンスをしてもらいたいという意味があるそうです)

グロービズ社のエンジニア向けオウンドメディアと同様、社員のインタビューや対談だけではなく、働く環境の紹介やいま取り組んでいる新技術などの紹介が多いのも特徴です。

オウンドメディアリクルーティングの場合、どんな指標を使って評価するべきかが悩みどころ。採用数で見るというのも、直接採用がすぐに増えるわけではないためあまり現実的ではありません。DeNAの場合は「認知度」を指標としており、最近では面接者においてオウンドメディアの認知度は100%だそうです。

・DeNAフルスイング https://fullswing.dena.com/

オウンドメディアリクルーティング事例(3)Sansan

名刺管理のクラウドサービスなどを手掛けるSansan。すでにオウンドメディアリクルーティングで実績をあげています。

Sansan採用サイトの大きな特徴が、動画の活用。実際に採用サイトのトップページにもストーリー仕立ての動画が掲載されています。企業側のメッセージを動画で伝えることで企業ブランドイメージの向上につながっているそうです。

またSansanでは採用サイトが社内でも使われることを想定し、社内ブランディングも意識した作りにしているそうです。社内を意識するというのは、オウンドメディアリクルーティングでは重要な要素。

採用に関するオウンドメディアでは、インタビューなど社員に参加してもらう必要があります。人事担当が社内調整や社内認知度向上に取り組むことが前提になります。

またSansanではオウンドメディアによる直接採用を目指しているため、職種ごとに詳しい求人情報が掲載されています。

こうした情報は「ジョブディスクリプション(職務記述書)」とも呼ばれます。Web上で年収などジョブディスクリプションを公開するかどうかは、判断が難しいところ。しかしSansanでは詳細を載せることで、求める人材が応募するため採用効率は向上していると言います。

・Sansan採用サイト https://jp.corp-sansan.com/recruit/

オウンドメディアリクルーティングのメリットとデメリット

オウンドメディアリクルーティング事例を見ると、従来の求人広告にはないメリットがあることがわかります。広告コストが抑えられる点が強調されがちですが、実は他のメリットもたくさん。そこで主なメリットを4つにまとめました。

オウンドメディアリクルーティングのメリット

・社内の活性化につながる
社内を巻き込むのがオウンドメディアリクルーティング。つまり社内全体で採用活動に参加することで、社内の活性化につながることが期待できます。

・採用のミスマッチを防止する
オウンドメディアでは情報量の制限がなく、求人情報以外にも多くの情報を発信できます。グロービズ社のように一般的なイメージにとらわれず、企業や業務について深く理解してもらった上で応募してもらえるのがメリット。

・新しい人材発掘につながる
求人広告では、就職・転職を考えている人にしかリーチできません。一方オウンドメディアリクルーティングでは、将来就職・転職を考えている潜在層にもリーチできるのもメリット。SEOやSNSを通じて集客することで、新たな人材と出会える可能性もあります。

・コンテンツが資産になる
求人広告は掲載期間終了後非表示になりますが、オウンドメディアであれば制作したコンテンツは資産として残ります。こうしたコンテンツは直接採用につながるだけではなく、企業のブランディングになる点も大きなメリット。

一方でもちろん、デメリットもあります。やはり気になるが効果測定。DeNAのように認知度で測るケースもありますが、やはりコストをリソースを使うオウンドメディアでは、どんな指標を見て判断するかを考える必要があります。

また社内を巻き込むという点では、社内の協力体制は必須です。そこでオウンドメディア単体ではなく、人事プロジェクトとして企業全体で取り組むケースが多いようです。

コンテンツについてはインタビューや座談会に偏りがちという面もあります。更新を続けるためにも、企画力が求められるとも言えそうです。なお社員を登場させる場合、その社員が退職したときの対応方針も考えておく必要があります。

まとめ

ベンチャー企業を中心に、利用が広がるオウンドメディアリクルーティング。時代とともに、採用活動にも大きな変化が起っていると言えます。

従来の方法にとらわれず、自社で積極的に情報発信していくことで、中小企業でも優秀な人材を獲得できるチャンンスが広がるはず。人事担当なら、今すぐオウンドメディアリクルーティングの取り組みを検討すべきではないでしょうか。