CASE - 事例紹介
オウンドメディアのSNS活用事例(Twitter編)
2017.07.21
戦略をもってオウンドメディアを運営すれば、見込客は自然に集まります。
大切なのは、正しいポジションの確立、そして最適なコンテンツの配信です。
WORDPRESS - ワードプレス
本サイト「Let’sオウンドメディア」にて、2018年にアクセス数が多かった記事がWordPress関連です。やはりオウンドメディア担当の方の多くが、WordPressなどのCMSについて高い関心があるようですね。
<WordPress関連の記事>
・オウンドメディア向けCMS【5選】WordPressとの違いは?
・オウンドメディアに最適なWordPressテーマの選び方とは
WordPressと言えば、昨年2018年12月に新しいバージョンWordPress5.0が登場して大きな話題となっています。WordPress5は従来のマイナーバージョンアップとは違って、エディタ(記事の投稿・編集画面)の部分に大きな変更がありました。
まだWordPress5へバージョンアップを行っていないオウンドメディアの場合、どのタイミングで新バージョンにするべきかが悩みどころではないでしょうか?実際にはWordPress5へのバージョンアップはまだ様子を見るべき、という声もあります。
そこでWordPress5 が従来とどう変わったか、主な変更点を解説!さらにオウンドメディアがWordPress5にバージョンアップするときの影響や対策について、まとめました。
目次
日本でも2018年12月に正式リリースされた新バージョンWordPress5.0。今回はメジャーアップデートとして、新しいエディタ「Gutenberg」が採用されました。エディタの変更によって投稿・編集画面が従来の見た目や操作性が大きく変わったため、戸惑う人も多いようです。
新エディタ「Gutenberg」はブロックエディタと呼ばれていて、文章や画像などをブロック単位で扱うのが大きな特徴です。ブロックの入れ替えが簡単にできるなど、レイアウトが組みやすいという点が大きなメリット。また、よく使うブロックは登録しておくことができるため、投稿ごとに毎回記述する手間が省けます。
全体的に、HTMLに詳しくない人でも扱いやすいようになっているのがGutenbergの特徴と言えます。従来のWordPressよりむしろ他社のCMSである「Jimdo」や「Wix」などに近い印象を受けます。(実際このあたりのCMSを意識しているのかもしれません)
メリットがある一方、従来との違いが大きい点はさまざまなところで話題になっています。従来の画面にあった見出しやタグ関連のボタンが消えているなど、従来のエディタに慣れている人にとってはかえってわかりづらい・使いづらいようです。現状では、あまりユーザーの評価が高いとは言えません。
オウンドメディアとしてある程度サイトの規模がある場合、いきなり準備せずにWordPress5へバージョンアップするのは危険です!
その理由のひとつが、WordPressのテーマやプラグインの対応状況。中にはWordPress5にまだ対応していないテーマやプラグインも実は多くあります。この状態で動作チェックせずにバージョンアップをしてしまうと、表示が崩れるなどオウンドメディア全体に影響が出る可能性もあります。実は影響が大きいので要注意。
例えば無料テーマとして人気の高い「STINGER」では、2019年1月現在「WordPress5には対応していません」と明記した上で、対策方法を記載しています。有料テーマにおいても「不具合は見つかっていないもののアップデートは慎重にしてください」とアナウンスをするところもあります。
テーマやプラグインによってはWordPress5に対応するために、バージョンアップを予定しているところもあります。つまりそれぞれ提供元によって、対応方針にややばらつきがあるのが現状です。
そこでテーマやプラグインの対応状況を確認しつつ、自社でオウンドメディア用のテスト環境を設け、動作確認を十分にしておくという対応が求められます。こうなると社内だけで対応するのはなかなか大変ですよね。やはり外部の制作会社に相談しながら進めていく方が安全かつ効率的と言えそうです。
また新エディタGutenbergについても、WordPress5.0の正式リリース前から提供されてはいたものの、本格的に利用が始まってまだあまり時間が経っていません。
つまりGutenberg自体の機能についても、今後ユーザーの反響を踏まえて変更が入る可能性も高いと言えます。つまり今Gutenbergの操作に慣れても、またすぐに変わるかもしれない、というわけです。
あわせてオウンドメディアとして注意すべきなのが、過去の記事がバージョンアップ後に正しく表示されるかどうか。事前に検証しておきたいところです。特に以前のバージョンの際に作成した記事を新しいエディタで修正した場合。コンテンツのコード全体が自動的に変換され、見え方が変わる可能性もあります。
やはり大きなアップデートは影響が大きいため、慎重に考えるべきですね。
実はWordPress5にバージョンアップしても、従来のエディタを使い続けるということができます。実際のところ、多くのオウンドメディアでもこの選択をしているところは多いようです。
なお、従来のエディタ「Classic Editor」はプラグインとして提供されているので、自らプラグインをインストールして設定する必要があります。もちろんプラグインは無料ですので、あらかじめ準備しておくことをおすすめします。なおClassic Editorのみ使うという設定もできますし、Classic EditorとGutenbergを手動で切り替られるような設定も可能です。
一方でWordPress4.xのままにしておくという選択肢もありますが…やはり旧バージョンのままでは、セキュリティなどの問題がありおすすめできません。WordPressではバグの修正やセキュリティ対策などの目的で、細かいバージョンアップは頻繁に行われています。
すでにWordPress5.0がリリースした直後、WordPress5.0.2がリリースされている状況です。WordPress4.xのままにしておくと、マイナーアップデートによる修正が反映されません。例えばサイトに脆弱性が残ったままになってしまうというようなリスクがあります。
ただしClassic Editorもずっと使い続けられるわけではありません。WordPress公式サイトによると、サポートは2022年までとなっています。(※1)今後サポート期限が変更になる可能性はあります。
サポート期間はまだ3年あるため当面は心配はなさそうですが、WordPressの動向は今後もチェックしておく必要がありそうです。
※1出典:https://make.wordpress.org/core/2018/12/04/new-5-0-target-date/
この機会にWordPressから他のCMSへ乗り換えを考えたい、と考えている人もいるかもしれません。もちろん全体的にオウンドメディアのリニューアルを考えているなら、その選択肢もアリ。
しかし現状CMSでは断トツのシェアを誇るWordPress。2019年1月の発表によれば、WordPressのシェアはCMSの中でなんと約6割という結果もあります。さらにその割合は前年よりも少しアップしているそうです。(※2)
※2出典:https://w3techs.com/technologies/overview/content_management/all
シェアが高いということは制作会社の選択肢も多いということ。コストの面からも、WordPressは引き続き優位という状況は続きそうです。
久々の大きなアップデートとなったWordPress5.0。運用中のオウンドメディアについては、まずはWordPress5にバージョンアップを行った上で、従来のエディタ「Classic Editor」プラグインを使うという方法がいまのところ安全策と言えるのではないでしょうか。(並行してGutenbergの操作性も簡単にチェックしておきたいところ)
ただこれから新たにオウンドメディアを立ち上げる予定があれば、最初から新エディタGutenbergを利用するのが手間が少ないはずです。(将来的にはGutenbergに一本化される予定なので)
無料CMSとしてシェアの高いWordPress。テーマやプラグインも無料で使えるものが多く、オウンドメディアでも無料のものを使っているところがほとんどかもしれません。
しかし無料なので、手厚いサポートはありません。そのため今回のような大きなアップデートのケースでは、対応に戸惑うオウンドメディア担当の方も多いようです。
でも普段から信頼できる制作会社とつながりがあれば、動作環境やバージョンアップ後の対応などもスムーズに進められます。
少ないリソースで運用することの多いオウンドメディア。だからこそCMSなどシステムへの対応は、専門知識のある外部パートナーにある程度お任せしたほうが安全と言えます。
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